【和訳】Radiohead – How Can You Be Sure?

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歌詞&和訳

Seen all good things and bad
良いことも悪いこともすべて見てきた
Running down the hill
坂道を転がりながら
All so battered and brought to the ground
いつだってボロボロになって地面に叩きつけられてきたよ

I am hungry again
俺はまた腹が減って
I am drunk again
また酔っ払ってる
With all the money I owe to my friends
友達に借りたお金を全部使って

When I’m like this
そんな俺に対して
How can you be smiling, saying
どうして笑いながら言えるんだ?
How can you be sure?
どうして大丈夫なふりができるんだ?って
How can you be sure?
どうして自信たっぷりでいられるんだ?って

If you walk out the door
おまえがドアから出て行くときは
Will I see you again?

また今度会ってくれるかな?と思う
If so much of me lies in your eyes

おまえにとって俺が興味の対象であり続けるうちは会ってくれるんだろうな

I am hungry again
俺はまた腹が減って
I am drunk again
また酔っ払ってる
With all the money I owe to my friends
友達に借りたお金を全部使って

When I’m like this
そんな俺に対して
How can you be smiling, saying
どうして笑いながら言えるんだ?
(I don’t want you, I don’t want you)

(おまえなんていらない、おまえなんていらない)
How can you be sure?

どうして大丈夫なふりができるんだ?って
(I don’t want you, I don’t want you)

(おまえなんていらない、おまえなんていらない)
How can you be sure?

どうして自信たっぷりでいられるんだ?って
(I don’t want you, I don’t want you)

(おまえなんていらない、おまえなんていらない)
How can you be sure?

どうして大丈夫なふりができるんだ?って
(I don’t want you, I don’t want you)

(おまえなんていらない、おまえなんていらない)
How can you be sure?

どうして自信たっぷりでいられるんだ?って

I don’t want you
おまえなんていらない
I don’t want you anymore

もうおまえなんていらない
I don’t want you

おまえなんていらない
I don’t want you anymore

もうおまえなんていらない

和訳リンク

曲情報

 「ハウ・キャン・ユー・ビー・シュア?」は1995年にリリースされたレディオヘッドのシングル「Fake Plastic Trees」のB面として収録された曲。「How Can You Be Sure?」という曲は日本版の『The Bends』で13曲目のボーナストラックとして「When I’m Like This」というタイトルとして収録されている。

 1993年にこの曲が初めてラジオで流れたとき、トムはタイトルが暫定的に「How Can You Be Sure?」だと述べた。そしてそれを変えたいと願っていると語った。結局このタイトルは変わることはなかったが、ボーナストラックが2曲収録されている『ザ・ベンズ』の日本版では、この曲は「When I’m Like This」という名前になっていた。

 実はこれは日本での公式CDリリース前に配布された貴重な初期プロモ・コピーである。トラック13は公式リリースとその後のすべてのリリースで「How Can You Be Sure?」に名前が変更された。

解釈

 貸したお金をすべて無駄に使われても笑っていられるほど人生が順風満帆で、経済的にも精神的にも余裕がある友人と、常に金欠で酒に溺れているダメ人間な主人公を対照的に描いている曲。

 主人公にとってこの友人は経済的な生命線であり、「おまえがドアから出て行くなら、また今度会えるかな?」と不安になる心理が表現されている一方で、曲のアウトロでは「もうおまえなんていらない」と繰り返している。この部分は、かつては対等だったはずの友人に対して劣等感や嫉妬、居心地の悪さを感じている主人公の心理を描写していると解釈できる。

 ロックの古典的な精神である“rolling stone”“Running down the hill“で言い換えている曲。

▼ちなみにロックにおける“rolling stone”という言葉の原点はHank Williamsの「Lost Highway」である。

ライブ音源

 この曲がライブで演奏されたのはこれまでにたった2回だけ。激レアなそのうちの一つが下記に埋め込んだ1995年6月27日、日本の札幌、ザナドゥで行われたバージョンである。現存する唯一のフルバンド・バージョンでもある。