動画
曲情報
「We Can’t Be Friends (Wait for Your Love)」(ウィ・キャント・ビー・フレンズ・ウェイト・フォー・ユア・ラブ)は、アメリカのシンガーソングライター、アリアナ・グランデの楽曲で、2024年の7作目のスタジオ・アルバム『Eternal Sunshine』(エターナル・サンシャイン)からの2番目のシングルとして、2024年3月8日にリリースされた。グランデ、マックス・マーティン、イリヤ・サルマンザデー(通称イリヤ)が作詞・作曲を手掛け、マックス・マーティンとイリヤがプロデュースを担当した。楽曲はエレクトロポップのビートを基盤にしたユーロポップ、パワー・ポップ、シンセ・ポップ、シンセウェーブの要素を取り入れた楽曲で、歌詞はロマンチックな関係の崩壊と、グランデ自身とメディアとの関係に言及している。
リリースと評価
「We Can’t Be Friends (Wait for Your Love)」は、2024年3月1日にグランデによって2番目のシングルとして発表され、同日にそのミュージックビデオのティーザーもSNSで公開された。ミュージックビデオのコンセプトは、2004年の映画『エターナル・サンシャイン』からインスパイアを受けており、グランデは元彼(エヴァン・ピーターズ演じる)を忘れるために記憶消去手続きを受ける様子が描かれている。この曲は、アメリカのBillboard Hot 100で初登場1位を記録し、グランデにとって9作目の1位シングルとなった。また、アルバム『Eternal Sunshine』からの2番目の1位シングルとなり、7度目の1位デビューを達成したことで、歴代最多の女性アーティストによる1位デビュー数となった。このシングルはグランデにとって、Billboard Global 200で4回目の1位を獲得した曲であり、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、アラブ首長国連邦など、12カ国で1位を記録した。
ミュージックビデオ
ミュージックビデオは、クリスチャン・ブレスラウアーが監督を務め、2024年3月8日に公開された。ビデオでは、グランデが記憶消去手続きを受ける場面が描かれており、元彼との関係を忘れるために行う手続きが描写されている。元彼役はアメリカの俳優、エヴァン・ピーターズが演じている。
プロモーションとリリース
「We Can’t Be Friends (Wait for Your Love)」は、2024年3月1日に2番目のシングルとして発表された後、同日にそのミュージックビデオのティーザーもSNSで公開された。グランデは「Yes, And?」に続くシングルとして、2024年3月8日のアルバム『Eternal Sunshine』のリリース日に同曲を公開。さらに、3月13日にはアカペラ、インストゥルメンタル、ストリングスの3種類のバージョンをダウンロード用にリリースし、7インチのビニール、CD、カセットでもリリースされた。7月には、デジタルバンドルとEPとしてストリングス版を含む楽曲が配信され、2024年9月8日には、アルバムリリースから6ヶ月後にライブアコースティック版がサプライズでリリースされた。
構成
「We Can’t Be Friends (Wait for Your Love)」は、シンセポップ、ユーロポップ、パワー・ポップ、シンセウェーブのバラードで、エレクトロポップのビートを特徴としている。歌詞は、関係が崩壊したことを歌い、元恋人が戻ってきて愛してくれることを願う内容となっている。楽曲は、グランデとメディアとの相互依存的な関係や、彼女の私生活に関する無根拠な報道に言及しているとも考えられており、批評家たちは、歌詞が彼女が自らの評価と批評のサイクルに関与しない選択を示していると解釈している。


