【歌詞和訳】Billy Joel – She’s Always a Woman

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She can kill with a smile
彼女は笑顔で人を殺せる
She can wound with her eyes
目だけで傷つけることもできる
And she can ruin your faith with her casual lies
気まぐれな嘘ひとつで信念さえ壊せるんだ
And she only reveals
そして彼女は
What she wants you to see
自分が見せたいものしか見せない
She hides like a child
子どものように身を隠しながら
But she’s always a woman to me
それでも彼女はいつだって僕にとっては一人の女性なんだ

She can lead you to love
彼女は恋に導くこともできるし
She can take you or leave you
気分次第で受け入れたり突き放したりもする
She can ask for the truth
彼女は相手に真実を求めることもできるけど
But she’ll never believe you
信じることは決してしない
And she’ll take what you give her
As long as it’s free
タダでもらえるものなら受け取るけどね
Yeah, she steals like a thief
そう、彼女は泥棒みたいに奪う
But she’s always a woman to me
でも彼女はいつだって僕にとっては愛すべき女性なんだ

Oh, she takes care of herself
ああ、彼女は自分のことは自分でやる
She can wait if she wants
必要なら待ち続ける忍耐力だってある
She’s ahead of her time
彼女は時代の一歩先を行ってる
Oh, and she never gives out
ああ、それに彼女はへこたれないし
And she never gives in
あきらめもしない
She just changes her mind
ただ気が変わる、それだけなんだ

And she’ll promise you more
彼女は約束してくれる
Than the Garden of Eden
エデンの園以上のものを
Then she’ll carelessly cut you
それから何気なく傷つけて
And laugh while you’re bleedin’
君が血を流すのを見て笑うんだ
But she’ll bring out the best
でも君の最高も
And the worst you can be
最低も引き出してくれる
Blame it all on yourself
そして最後には全部自分が悪かったんだって反省することになるんだ
Cause she’s always a woman to me
だって彼女はいつだって僕にとっては特別な女性だから

Mmm mmm
Mmm mmm mmm mmm mm

Oh, she takes care of herself
ああ、彼女は自分のことは自分でやる
She can wait if she wants
必要なら待ち続ける忍耐力だってある
She’s ahead of her time
彼女は時代の一歩先を行ってる
Oh, and she never gives out
ああ、それに彼女はへこたれないし
And she never gives in
あきらめもしない
She just changes her mind
ただ気が変わる、それだけなんだ

She is frequently kind
彼女はよく優しい顔を見せる
And she’s suddenly cruel
でも突然、冷たくなることもある
She can do as she pleases
彼女は思うままに振る舞って
She’s nobody’s fool
誰の指図も受けない
But she can’t be convicted
でもそれで罪に問われることはない
She’s earned her degree
彼女にはそれだけの器と自分なりの資格があるから
And the most she will do
そして彼女がする一番きついことといえば
Is throw shadows at you
君の心にそっと影を落とすこと
But she’s always a woman to me
でも彼女はいつだって僕にとっては大切な女性なんだ

Mmm mm, mmm mm
Mmm mmm mmm mmm mmm

曲情報

 「She’s Always a Woman」(シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン)は、ビリー・ジョエルが1977年のアルバム『The Stranger(ザ・ストレンジャー)』に収録した楽曲である。シングルとしては1978年10月にアメリカで最高17位を記録し、1986年には「Just the Way You Are」とのダブルA面としてイギリスで53位を記録した。2010年には再びUKチャートに入り、29位まで上昇した。

背景

 この曲は、歌い手がある女性に深く恋をし、その魅力的な癖や欠点までも愛おしく思うようになる様子を描いたラブソングである。

 ジョエルはこの曲を当時の妻エリザベス・ウェーバーのために書いた。彼女はジョエルのマネージメントを引き受け、過去の悪契約によって混乱していた財政状況を整理した人物である。ジョエルは彼女について、「確かに扱いにくいし、混乱させられるし、時には手に負えないけれど、君たちよりは明らかに優れたビジネスパーソンだ」と語っている。2人は1982年に離婚した。

作曲

 ジョエルは、ゴードン・ライトフットの穏やかなアコースティック・ギターバラードに影響を受けたと語っており、フォークギター音楽でよく見られるフィンガーピッキングのスタイルを再現しようとした。この効果は、右手での分散和音(アルペジオ)によって達成されている。また、フォークソングとしての純粋さを捉えるために、意図的に最小限のプロダクションが施された。

 楽曲の拍子は6/8であり、1小節を2つの三和音アルペジオで構成している。キーは変ホ長調(E♭メジャー)。最初のヴァースでは、分散せずにコードを1小節ごとに演奏しながら歌い始め、2番からはアルペジオで演奏される。

 サビでは、変ホ長調の平行調であるハ短調(Cマイナー)に転調し、サビの後半では変ホ短調(E♭マイナー)に一時的に転調してからヴァースに戻る。この曲ではメロトロン・フルートが使用されており、ジョエルのキャリアの中でこの楽器を用いた唯一の例である。

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