【曲解説】Bob Dylan – Don’t Think Twice, It’s Alright

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曲情報

「ドント・シンク・トゥワイス・イッツ・オールライト」(原題:Don’t Think Twice, It’s All Right、邦題:くよくよするなよ)は1962年にボブ・ディランによって書かれた曲で、翌年に彼のアルバム「The Freewheelin’ Bob Dylan」に収録され、シングル「Blowin’ in the Wind」のB面としてリリースされた。

歌詞の意味

ボブ・ディラン「この曲はラブソングじゃない」

ボブ・ディランはこの曲についてこう語っている「多くの人が、この曲をラブソングだと解釈している。でもこれはラブソングじゃない。この曲は、自分自身の気分を良くするために何か言えることがあるかもしれないということを歌っているんだ。まるで自分に語りかけているようにね」

彼女がボブ・ディランの元を離れていく実体験を逆さまにした

ボブ・ディランは、ガールフレンドのスージー・ロトロがペルージャ大学に留学するためにイタリアに行き、ニューヨークで別れた後にこの曲を書いた。ボブ・ディランはここで、2人の別れを彼が彼女の元を去っていく姿に置き換えている。

スージー・ロトロは、アルバム『The Freewheelin’ Bob Dylan』のジャケットでボブ・ディランと一緒に歩いている女性である。アーティストであり、公民権運動家でもあったスージー・ロトロは、2011年2月24日に67歳で亡くなった。

実際に養鶏場の近くに住んでいた

「夜明けに雄鶏が鳴いたら、窓の外を見てみろよ、俺はいなくなってるから」という歌詞について、ロトロは回顧録の中で、かつてグリニッジ・ヴィレッジのアパートで養鶏業者の近くに住んでいたと説明している。徹夜して、夜明けに鶏の鳴き声を聞くこともあったという。

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