動画

The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars
David Bowie
- Five Years
- Soul Love
- Moonage Daydream
- Starman
- It Ain’t Easy
- Lady Stardust
歌詞&翻訳
(Hey man) Oh, leave me alone, you know
(なあ、おい)ああ、ほっといてくれよ、わかってるだろ
(Hey man) Oh, Henry, get off the phone, I gotta
(なあ、おい)ああ、ヘンリー、電話切れよ
(Hey man) I gotta straighten my face
(なあ、おい)顔を引き締めないと
This mellow thighed chick just put my spine out of place
柔らかそうな太もものあの子に骨抜きにされてしまったんだ
(Hey man) My schooldays insane
(なあ、おい)学生時代なんてむちゃくちゃだったし
(Hey man) My work’s down the drain
(なあ、おい)仕事も全部ダメになった
(Hey man) Well, she’s a total blam-blam
(なあ、おい)彼女は本当にぶっ飛んでる女さ
She said she had to squeeze it but she… and then she…
彼女は「搾り取らなきゃ」って言ってたけど、でも、それで彼女が…
Oh, don’t lean on me, man, ‘cause you can’t afford the ticket
おい、俺に頼るなよ、チケットを買う余裕もないくせに
I’m back on Suffragette City
俺はサフラジェット・シティに戻ってきたんだ
Oh, don’t lean on me, man, ‘cause you ain’t got time to check it
おい、俺に頼るなって、確かめてる時間なんてないんだから
You know my Suffragette City
わかってるだろ、俺のサフラジェット・シティが
Is outta sight
どれだけぶっ飛んでるか
She’s all right
あの子は最高なんだよ
(Hey, man) Oh, Henry, don’t be unkind, go away
(なあ、おい)ああ、ヘンリー、空気読めよ、どっか行ってくれ
(Hey, man) I can’t take you this time, no way
(なあ、おい)今はお前に付き合ってる暇ないんだよ、絶対無理
(Hey, man) Dear droogie, don’t crash here
(なあ、おい)相棒、ここで寝泊まりするなよ
There’s only room for one and here she comes, here she comes
ここは一人分のスペースしかないんだ、ほら、彼女が来る、来るから
Oh, don’t lean on me, man, ‘cause you can’t afford the ticket
おい、俺に頼るなよ、チケットを買う余裕もないくせに
I’m back on Suffragette City
俺はサフラジェット・シティに戻ってきたんだ
Oh, don’t lean on me, man, ‘cause you ain’t got time to check it
おい、俺に頼るなって、確かめてる時間なんてないんだから
You know my Suffragette City
わかってるだろ、俺のサフラジェット・シティが
Is outta sight
どれだけぶっ飛んでるか
She’s all right
あの子は最高なんだよ
Oh, hit me
さあ、かましてくれ!
Oh, don’t lean on me, man, ‘cause you can’t afford the ticket
おい、俺に頼るなよ、チケットを買う余裕もないくせに
I’m back on Suffragette City
俺はサフラジェット・シティに戻ってきたんだ
Oh, don’t lean on me, man, ‘cause you ain’t got time to check it
おい、俺に頼るなって、確かめてる時間なんてないんだから
You know my Suffragette City
わかってるだろ、俺のサフラジェット・シティのことは
Don’t lean on me, man, ‘cause you can’t afford the ticket
おい、俺に頼るなよ、チケットを買う余裕もないくせに
I’m back on Suffragette City
俺はサフラジェット・シティに戻ってきたんだ
And don’t lean on me, man, ‘cause you ain’t got time to check it
おい、俺に頼るなって、確かめてる時間なんてないんだから
You know my Suffragette City
わかってるだろ、俺のサフラジェット・シティが
Is outta sight
どれだけぶっ飛んでるか
Whoa, she’s all right
ウォー、あの子は最高なんだよ
A Suffragette City
サフラジェット・シティ
A Suffragette City
サフラジェット・シティ
I’m back on Suffragette City
俺はサフラジェット・シティに戻ってきた
I’m back on Suffragette City
俺はサフラジェット・シティに戻ってきた
Ooh, Suffragette city
ウー、サフラジェット・シティ
Ooh, Suffragette City
ウー、サフラジェット・シティ
Ooh-how, Suffragette City
ウーハウ、サフラジェット・シティ
Ooh-how, Suffragette
ウーハウ、サフラジェット
Oooohh wham bam, thank you, ma’am
アーーーー、パコッ、ドピュ、ありがとう、お嬢さん
A Suffragette City
サフラジェット・シティ
A Suffragette City
サフラジェット・シティ
Quite all right
かなりいいね
A Suffragette City
サフラジェット・シティ
Too fine
最高にイカしてる
A Suffragette City
サフラジェット・シティ
Oh, a Suffragette City
オー、サフラジェット・シティ
Oh, my Suffragette City
オー、俺のサフラジェット・シティ
Oh, my Suffragette City
オー、俺のサフラジェット・シティ
Oh, Suffragette
オー、サフラジェット
Suffragette!
サフラジェット!
曲情報
「Suffragette City」(サフラジェット・シティ)は、イギリスのシンガーソングライター、デヴィッド・ボウイによる楽曲で、1972年4月にシングル「Starman」のB面として初めてリリースされた。その後、同年発表の5作目のスタジオ・アルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars(ジギー・スターダスト)』にも収録された。1976年にはコンピレーションアルバム『Changesonebowie』のプロモーション用としてUKで再度シングルカットされ、B面には「Stay」のUSシングル・エディット版が収録された。プロデュースはボウイとケン・スコットの共同で、ロンドンのトライデント・スタジオでスパイダーズ・フロム・マーズ(ミック・ロンソン、トレヴァー・ボルダー、ミック・ウッドマンジー)と共に録音された。アルバムのセッション終盤に録音されたこの曲は、もともとボウイが敬愛していたイギリスのバンド、モット・ザ・フープルに提供されたが、彼らはこれを断り、その代わりに「All the Young Dudes」を録音した。音楽的にはグラムロックに分類され、リトル・リチャードやヴェルヴェット・アンダーグラウンドの影響を受けている。歌詞には、アンソニー・バージェスの小説『時計じかけのオレンジ』への言及や、「Oooohh wham bam, thank you, ma’am」というフレーズが含まれている。
「Suffragette City」は批評家から高い評価を受けており、ギター演奏、バンドのパフォーマンス、フェイクエンディング、歌詞、そして楽曲のパワーが称賛された。『NME』など複数の媒体でボウイの代表曲のひとつとされている。ボウイはこの曲をライブでも頻繁に披露しており、複数のコンピレーションアルバムにも収録されている。2012年にはアルバム発売40周年を記念してリマスターされ、2015年のボックスセット『Five Years (1969–1973)』にも収録された。
歌詞
ドゲットによると、「suffragette(婦人参政権運動家)」という言葉がタイトルに含まれる人気曲は、それ以前には1964年の映画『メリー・ポピンズ』の「Sister Suffragette」しか存在しなかったという。この映画の楽曲が女性解放をテーマとしていたのに対し、「Suffragette City」にはそのような直接的な意味合いはない。
歌詞中には「Ah droogie, don’t crash here(ああ、仲間よ、ここに泊まるな)」という一節があり、これはアンソニー・バージェスの小説『時計じかけのオレンジ』への明確な言及である。スタンリー・キューブリックによる映画版は、アルバム『Ziggy Stardust』の美学にも強い影響を与え、ツアーの衣装や開演前の音楽にも反映された。さらに、「wham bam, thank you, ma’am!」というセックスを想起させるフレーズは、チャールズ・ミンガスの1961年のアルバム『Oh Yeah』や、スモール・フェイセズの1967年の楽曲にも登場している。
また、「hey man!」というコーラスはヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1968年の曲「White Light/White Heat」の「white light!」や、ジョン・レノンの1970年の楽曲「I Found Out」の一節と同じスタイルを踏襲している。その他にも、マーク・ボラン風のブギー、Flamin’ Grooviesのスピード感、ジェリー・リー・ルイス的なスワッガー、そしてハードロック的な演出が融合している。
なお、ボウイによる手書きの歌詞は、2013年から2018年にかけて開催された巡回展「David Bowie Is」で展示され、2023年末には当時の所有者によってオークションに出品された。
歌詞の意味
Suffragette City(サフラジェット・シティ)とは?
Suffragette City(サフラジェット・シティ)とは「婦人参政権運動家」を意味する“suffragette”を用いつつ、実際には政治的な主張ではなく、快楽や性的奔放さの象徴として描かれる架空の都市としてこの歌詞の中に登場している。
Dear droogie(親愛なるドルーギー)とは?
(Hey, man) Dear droogie, don’t crash here
(なあ、おい)相棒、ここで寝泊まりするなよ
“Dear droogie” は、アンソニー・バージェスの小説『時計じかけのオレンジ』からの引用で、「仲間」「ツレ」を意味するスラング。
歌詞では、「ヘンリー」という名前の男友達が登場するが、おそらくこの「ヘンリー」に対して“droogie”と呼びかけていると思われる。(別の友人という解釈もありうる)
曲全体を通して、主人公は、彼女(=サフラジェット・シティ)がもうすぐ来るという状況で、部屋に居座っている男友達を急いで追い出そうとしているシーンを描いている。
don’t be unkind の意訳について
(Hey, man) Oh, Henry, don’t be unkind, go away
(なあ、おい)ああ、ヘンリー、空気読めよ、どっか行ってくれ
don’t be unkind は直訳すると「思い遣りのない態度はやめてくれ」となるが、彼女が(=サフラジェット・シティ)もうすぐ来る状況で居座っている男友達に対して、「kind(思い遣りのある)な行動を取れよ」という意味で、文脈的に「空気読めよ」と意訳できる。