【歌詞和訳】Dire Straits – Money For Nothing

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歌詞&翻訳

閲覧注意:この曲の歌詞には、一部、同性愛者に対する差別的な表現が含まれます。本記事では、文化的・歴史的背景を考慮し、意図的な修正を加えず、原詞の意味を忠実に訳しています。差別を助長する意図は一切ありません。

ow look at them yo-yo’s that’s the way you do it
おい、見てみろよ、あの間抜けどもを、それが奴らのやり方さ
You play the guitar on the MTV
MTVでギターを弾いてるだけ
That ain’t workin’ that’s the way you do it
あんなのが仕事になるなんてな、こうすりゃいいんだよ
Money for nothin’ and chicks for free
何の努力もなしに金がもらえて、女もタダでついてくる

Now that ain’t workin’ that’s the way you do it
なあ、あんなの仕事じゃないだろ、でもこれが奴らの稼ぎ方なんだ
Lemme tell ya them guys ain’t dumb
言っとくけど、あいつらバカじゃないぜ
Maybe get a blister on your little finger
小指にマメができるかもな
Maybe get a blister on your thumb
親指にマメができるかもな

We gotta install microwave ovens
電子レンジを設置しなきゃ
Custom kitchen deliveries
オーダーメイドのキッチンを届けなきゃ
We gotta move these refrigerators
冷蔵庫を運ばなきゃ
We gotta move these colour TV’s
カラーテレビを運ばなきゃ

See the little faggot with the earring and the makeup
イヤリングして、メイクしたあのしょうもないカマ野郎を見てみろよ
Yeah buddy that’s his own hair
ああ、相棒、あれは地毛だぜ
That little faggot got his own jet airplane
あのしょうもないカマ野郎はジェット機を持ってるんだぜ
That little faggot he’s a millionaire
あのしょうもないカマ野郎は大金持ちさ

We gotta install microwave ovens
電子レンジを取り付けなきゃ
Custom kitchens deliveries
オーダーメイドのキッチンを届けなきゃ
We gotta move these refrigerators
冷蔵庫を運ばなきゃ
We gotta move these colour TV’s
カラーテレビを運ばなきゃ

I shoulda learned to play the guitar
俺もギターを習っときゃよかったぜ
I shoulda learned to play them drums
俺もドラムを習っときゃよかったぜ
Look at that mama, she got it stickin’ in the camera
あの女を見てみろよ、カメラに向かって挑発してるぜ
Man we could have some fun
ちくしょう、俺たちも楽しくやれたのにな

And he’s up there, what’s that? Hawaiian noises?
そいつは何やってんだ?なんだあれ?ハワイアンミュージックか?
Bangin’ on the bongoes like a chimpanzee
チンパンジーみたいにボンゴをドンドンと叩いてるぜ
That ain’t workin’ that’s the way you do it
そんなの仕事って呼べるかよ、でもそれが奴らのやり方さ
Get your money for nothin’ get your chicks for free
何の努力もなしに金がもらえて、女もタダでついてくる

We gotta install microwave ovens
電子レンジを取り付けなきゃ
Custom kitchen deliveries
オーダーメイドのキッチンを届けなきゃ
We gotta move these refrigerators
冷蔵庫を運ばなきゃ
We gotta move these colour TV’s
カラーテレビを運ばなきゃ

Lord, now that ain’t workin’ that’s the way you do it
神よ、あんなの仕事じゃない、これが正解なんだな
You play the guitar on the MTV
MTVでギターを弾いてるだけでいいんだ
That ain’t workin’ that’s the way you do it
あんなのが仕事になるなんてな、こうすりゃいいんだ
Money for nothin’ and your chicks for free
何の努力もなしに金がもらえて、女もタダでついてくる

Money for nothin’ and chicks for free
何の努力もなしに金がもらえて、女もタダでついてくる

曲情報

 「Money for Nothing」は、イギリスのロックバンド Dire Straits の楽曲で、1985年にリリースされた5枚目のスタジオ・アルバム Brothers in Arms の2曲目に収録されている。1985年6月28日に Vertigo Records からシングルとしてリリースされた。

 歌詞は労働者階級の男性2人がMTVの音楽ビデオを見ながら、それに対してコメントしている視点で書かれている。楽曲には Sting がゲスト参加しており、特徴的なファルセットのイントロ、バックコーラス、そして「I want my MTV」のフレーズを歌っている。
 この曲の革新的なミュージックビデオは、1987年8月1日にMTVヨーロッパが開局した際、最初に放送された映像となった。

商業的に大成功を収めた

 「Money for Nothing」は Dire Straits にとって最も商業的に成功したシングルであり、アメリカでは Billboard Hot 100 および Top Rock Tracks チャートで3週間にわたり1位を獲得。イギリスでは最高4位にランクインした。リリース翌月の1985年7月には、Live Aid で Dire Straits と Sting によって披露された。

 1986年の第28回グラミー賞では、「Best Rock Performance by a Duo or Group with Vocal(最優秀ロック・パフォーマンス賞 – デュオまたはグループ部門)」を受賞し、「Record of the Year(最優秀レコード賞)」および「Song of the Year(最優秀楽曲賞)」にもノミネートされた。
また、1986年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでは11部門にノミネートされ、「Video of the Year(最優秀ビデオ賞)」と「Best Group Video(最優秀グループ・ビデオ賞)」を受賞している。

 この楽曲は、バンドの代表曲の一つとして広く認知されている。

歌詞の意味

 マーク・ノップラーは、1985年に批評家ビル・フラナガンのインタビューで、この曲の制作過程について次のように語っている。

「『Money for Nothing』の主人公は、テレビやオーダーメイドのキッチン、冷蔵庫、電子レンジを扱う家電店のハードウェア部門で働く男だ。彼がこの曲を歌っているんだ。実際に俺は店の中でこの曲を書いたんだよ。紙を借りて、その場で歌詞を書き始めた。彼が話していた言葉をそのまま使いたかったんだ。なぜなら、その方がリアルだからね……。」

 2000年、ノップラーは BBC One の番組 Parkinson に出演し、改めて歌詞の由来について説明した。彼によると、彼はニューヨークで家電店を訪れ、店の奥には壁一面にテレビが並び、それらがすべて MTV を映していた。ノップラーの隣には、野球帽をかぶり、作業靴を履き、チェック柄のシャツを着た店員がいて、荷物を運んでいた。二人で MTV を見ていたとき、その店員が「なんだあれ、ハワイアンミュージックか?……こんなの仕事じゃないだろ?」などと口にしたという。ノップラーはすぐにペンを借りて、その言葉を書き留め、最終的に曲として完成させた。

 歌詞の一人称の語り手は、音楽業界のミュージシャンを「チンパンジーみたいにドンドンとボンゴを叩いてる」と表現したり、女性について「カメラにしっかり映ってる、楽しめそうじゃないか」と語ったりする。また、2番の歌詞では、「イヤリングして、メイクしたあのしょうもないカマ野郎を見てみろよ」について言及し、そのミュージシャンたちが「何の努力もなしに金がもらえて、女もタダでついてくる」ことを嘆いている。

作曲クレジットと Sting の関与

 この曲の作曲クレジットは、マーク・ノップラーとスティングが共有している。ノップラーによると、MTV のキャッチフレーズ「I want my MTV」を The Police の「Don’t Stand So Close to Me」(スティング作曲)のメロディーに乗せたため、スティングが共作としてクレジットされたという。

 Dire Straits のベーシスト、ジョン・イルズリーは次のように振り返っている。

「スティングはモントセラトにウインドサーフィンをしに来ることがあって、スタジオで一緒に夕食をとったんだ。それで『Money for Nothing』を聴かせたら、彼は『お前ら、ついにやったな』って言ったんだ。するとマークが『そんなにいいと思うなら、お前も何か加えてみたらどうだ?』と言ったんだ。そしたら、スティングはその場で自分のパートを録音したんだよ。」

 スティング自身も1987年のインタビューで次のように述べている。

「マーク(ノップラー)に頼まれて、スタジオで『I want my MTV』というフレーズを歌ったんだ。彼がメロディーをくれて、僕は『お、”Don’t Stand So Close to Me” の引用か、面白いな』と思って歌ったんだよ。でも、それで終わりかと思ったら、僕の出版社であるヴァージン・レコードが、それを『Don’t Stand So Close to Me』の一部とみなして、楽曲の権利を主張し始めたんだ。僕にとってはちょっと気まずい話だったけどね」

 しかし、キーボード奏者のアラン・クラークは、「I want my MTV」のイントロはノップラーのアイデアではなく、自分の発案だと主張している。彼によると、元々この曲はギターリフで始まっていたが、クラークがリハーサルの休憩中にキーボードでイントロを作り、「I want my MTV」と歌ったのが始まりだったという。

その他の動画

 1985年、20世紀最大のチャリティーコンサート「ライヴエイド(LIVE AID)」でスティングとダイアー・ストレイツが共演した際の映像

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