【曲解説】KISS OF LIFE – Sticky (Japanese Ver.)

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曲情報

「Sticky(Japanese Ver.)」(スティッキー・ジャパニーズ・バージョン)は、韓国のガールズグループKISS OF LIFE(キス・オブ・ライフ)の日本語デジタルシングルである。2025年10月15日に日本コロムビアから配信限定で発売された。グループの日本デビュー・ミニアルバム『TOKYO MISSION START』(トーキョー・ミッション・スタート)に先立つプレリリース作品となっている。ジャンルはJ-POPおよびアフロビート。収録時間は2分37秒。

クレジット

作詞:Mia(153/Joombas)、Joh!、Gemma
作曲:JINSOL、Strawberrybananaclub、Ayushy、Joh!
編曲:JINSOL、Strawberrybananaclub

歌詞の意味

この曲は、眩しい夏の空気の中で、お互いに恋へと落ちていく直前の高揚感とときめきを描いている。
招かれるように外へ飛び出し、甘くて少し塩気のある風やカクテルの味、溶けるジェラートのような質感が、ふたりの距離が近づいていく雰囲気を象徴している。視線が重なるたびに胸が高鳴り、どれくらいで恋に落ちてしまうのか自分でも分からないまま、気持ちがゆっくり溶けていく感覚が反復される。

相手に導いてほしいという願いと、ふたりで向かう場所に地図はいらないという無邪気な信頼が同時に描かれ、夏特有の解放感が恋心に拍車をかける。夕焼けがオレンジ色に染まる情景は、夢の中にいるような幸福感を強め、もっとこの瞬間に留まっていたいという気持ちがにじむ。

サビで繰り返される“sticky”という感覚は、暑さや甘さだけでなく、ふたりの気持ちが吸い寄せられて離れなくなるような密着感を表している。
最後には、夏の光に包まれながら、まるで蝶が舞うように軽やかに惹かれ合い、恋へ落ちるタイミングを待つワクワクする瞬間がクライマックスとして描かれる。

stickyとは?

sticky」とは、本来は「ねばねばする」「くっつく」という意味。
この曲では比喩的に「熱くて甘くて離れられない恋」や「夏の湿っていてとろけるような雰囲気(溶けるジェラートや汗ばんだ肌、海水から上がった後のベタつきなどと重ねるイメージ)」を表している。

hot stuffとは?

hot stuff」は直訳すると「熱いもの」だが、スラングでは「イケてる人」「セクシーな人」「魅力的で自信に満ちた人」という意味。

Hear me nowとは?

Hear me now」は直訳すると「今、私の声を聞いて」となるが、実際は「ほら、感じて」「想像して」という感覚的な呼びかけ。

Margaritaとは?

Margarita」はテキーラをベースにしたカクテルの名前。塩で縁取られたグラスに、ライムやオレンジの甘酸っぱさが特徴。

ocean diveとは?

ocean dive」は直訳で「海へのダイブ(飛び込み)」という意味。ここでは比喩的に「思い切って恋に飛び込む」「迷わず溶け込む」という意味。

with itとは?

with it」はスラングで、「ノってる」「その気になってる」「今のムードをわかってる」という意味。

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