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If you ready, I’m that girl
飛び込む覚悟があるなら、私はまさに「その存在」よ
ひらく世界線 another world
切り拓く世界線、別世界
心は icy cold
「普通」の枠の中におさまることで心は冷えきってしまっていた
気付いた違和感 I can’t ignore
でも「何かが違う」って気づいた この違和感をもう無視できない
I go bad but I’m good enough
私は道を踏み外してる でもそれでいい
このままで good enough
今の自分に満足してるの
物差しはいらない I’m beautiful
他人の尺度なんて必要ない 私は美しい
Every moment 思うままに
すべての瞬間 自分の心の赴くままに生きる
心で it’s clear to see
心の目で見てはっきりとわかる
ありのままで listen
偽りのない自分で耳を澄まして
ひらめいた something different
ひらめいた 他とは違う何か
I got the sauce 比べられない I am different different different
私には独自のスタイルと魅力がある 比べられるものじゃない 他とは違う、違う、違う
世界に一つ Only one
世界にたった一つだけ
想像以上 生まれつき私は different different different
あなたの想像を超えて、生まれつき私は違う、違う、違う
刺激足りないなら
人生にスパイスを加えたいなら
Ah ah ah
ああ、ああ
Get a taste of something different
普通じゃないものを味わってみて
Gotta hold on tight
しっかり掴んでいて
望むように色変える未来
求めればそれに合わせて未来は変わっていく
もう何も怖いものはない
I’m fearless
味わい尽くすby the end of the night
夜が終わるまでにすべてを味わい尽くす
You could feel the vibe I’m on
この胸の boom boom boom があなたにも感じられるはず
上昇する体温
I’m burning hot
輝きの向こう
その輝きの先へ
一緒に行こう
超えていこう 共に c’mon my “unforgiven girls”
I go bad but I’m good enough
私は道を踏み外してる でもそれでいい
I’m too bad, are you good enough?
I’m a villain だけど、あなたはそれでいいの?
答えはもう目の前にあるでしょう
答えはもう明らかでしょ?
Every moment 逃さない
すべての瞬間を逃さずに
「普通」なんてあり得ない
So many choices があっても「普通」を選ぶのだけはない
ありのままで listen
偽りのない自分で耳を澄まして
Get a taste of something different
普通じゃないものを味わってみて
I got the sauce 比べられない I am different different different
私には独自のスタイルと魅力がある 比べられるものじゃない 他とは違う、違う、違う
世界に一つ Only one
世界にたった一つだけ
想像以上 生まれつき私は different different different
あなたの想像を超えて、生まれつき私は違う、違う、違う
刺激足りないなら
人生にスパイスを加えたいなら
Ah ah ah
ああ、ああ
Get a taste of something different
普通じゃないものを味わってみて
曲情報
「DIFFERENT」(ディファレント)はHYBE LABELS傘下Source Music所属の韓国のガールズグループLE SSERAFIM(ルセラフィム)の曲。この曲は4枚目の日本シングルとして2025年6月24日にリリースされる。MVは6月9日0時に公開された。
ソングライター:
Amanda “Kiddo” Ibanez、Canchild、Megatone(13)、SCORE(13)、Steven Franks、Sunny、Tommy Brown
プロデューサー:
13、Tommy “TB HITS” Brown、Mr. Franks
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歌詞の意味
bad の意味
bad は「セクシーで魅力的」「見た目や態度がクールで挑発的」というスラング的な用法がある。
go bad は「不良になる/非行に走る」「道を踏み外す/堕落する」という意味でも使える。
黒人英語(AAVE)のスラング的な用法が大好きなK-POP界では、こういった場合、bad の意味をほぼポジティブな意味として使うのが通例だが、この曲の歌詞における I go bad をポジティブな意味で捉えると、but I’m good enough(でも私には十分価値がある/でも私は今のままで満足している)が上手く繋がらなくなる。そのため、ここでの go bad は「道を踏み外す/堕落する」という悪い意味で使われていると考えて翻訳した。
また、LE SSERAFIMのグループ名は「熾天使」から来ており、たびたび「堕天使」のコンセプトが歌詞に取り込まれていることを考えると、この場合の「堕落」もキリスト教的な意味での「堕落」を根本的なコンセプトとして持ちながら、「不完全な自分でも肯定する」「タブーを犯す」というLE SSERAFIMのいつものお決まりのメッセージのバリエーションの一つだと考えられる。
続く I’m too bad, are you good enough? における bad は、本来の意味を反転させた「かっこいい、強い、魅力的」という意味で使われている。黒人英語でこういったスラングを用いてセルフブランディング発言をすることはよくあるが、日本語で「俺は強くてかっこいい」と言うと、かなり痛い発言になってしまうため翻訳の悩みどころとなっている。
▼マイケル・ジャクソンの「Bad」もこの意味
I got the sauce の意味
sauce(ソース)には、スタイルや自信、魅力を持っている人を表すスラング的な用法がある。通常はおしゃれでファッショナブル、存在感(オーラ)がある人を指す。「swagger(イケてる態度)」「style(スタイル)」と同義。
that girl の意味
If you ready, I’m that girl
飛び込む覚悟があるなら、私はまさに「その存在」よ
「that girl」は直訳すると「あの女の子」だが、スラングとしては「周囲の注目を集める存在」「憧れの的」「特別な存在」といった意味で使われることが多い。文脈によっては悪い意味(嫌われ者・問題児)になることもあるが、ここでは自分自身に対して使っているため、セルフブランディングな発言である。
ここでの「that girl」は、「the one」と同じように機能し、歌詞全体の文脈からその意味を紐解ける。歌詞にある「輝きの向こう / 一緒に行こう」「刺激足りないなら / Get a taste of something different(普通じゃないものを味わってみて)」といったフレーズは、常識にとらわれない自分らしい生き方にリスナーを引き込もうとしているため、これが「I’m that girl」を「私は導き手(カリスマ/ロールモデル)」というセルフブランディング発言と解釈できる理由になる。また「If you ready」を単に「準備ができてるなら」と訳さずに「飛び込む覚悟があるなら」と意味を補って訳せる理由でもある。