【曲解説】Michael Jackson – Thriller

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曲情報

「Thriller」(スリラー)はアメリカのシンガーソングライター、マイケル・ジャクソンの曲。この曲は1982年11月29日にリリースされた6枚目のスタジオアルバム『スリラー』に収録され、シングルとして1983年11月11日にイギリスで、1984年1月23日にアメリカでリリースされた。

米国議会図書館に初めて登録されたMV

このミュージック ビデオは、少なくとも米国議会図書館にとっては史上最も有名なミュージックビデオとみなされており、同図書館は2009年にこのビデオを国立フィルム登録簿に登録した。これは、登録簿に登録された最初のミュージックビデオである。

長くチャートインした

これは、アルバム『スリラー』からの全米トップ10ヒット7曲のうちの最後の曲である。アルバムからの最初のシングル「The Girl Is Mine」は、1983年1月8日にチャート最高2位に達した。シングル「スリラー」は、それから1年以上後の1984年1月23日にリリースされ、3月3日に最高4位に達した。1つのアルバムからのシングルがチャートに長くランクインし続けるのは前例のないことだった。

アルバムとしては1983年2月26に初めてビルボードのアルバムチャートで1位になってから、9月17日に、ポリスの『シンクロニシティ』にトップの座を奪われるまで1位を維持した。また、その後、1983年12月24日に再び1位に返り咲き、1984年4月21日まで1位を維持し続けた。

歌詞の意味

この曲は真夜中の恐怖とスリルを、映画のような迫力で体験させる物語として描いた作品になっている。暗闇に潜む“何か”の気配、背後から迫る怪物の足音、逃げ場のない状況などが次々に迫ってきて、聴き手も主人公と同じ恐怖の中に放り込まれるような臨場感が続いていく。

現実と幻覚の境界が曖昧になり、目を閉じても追いかけてくる影に息が詰まりそうになるが、その恐怖を楽しむような遊び心も同時に流れている。怪物たちが蘇り、夜の世界が異様に膨らんでいく中で、相手を抱き寄せて守ろうとするロマンティックな要素も混ざり、恐怖と快感が入り混じった雰囲気が特徴。

最後には語りのパートが不気味さをさらに強め、逃れられない“悪夢”としての夜を演出しながらも、その恐怖をスリルとして楽しむエンターテインメント性が際立つ曲になっている。

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