【歌詞和訳】Queen – Another One Bites the Dust

動画

歌詞&翻訳

Ooh, let’s go!
ウー、行くぜ!

Steve walks warily down the street
スティーブは警戒しながら通りを歩く
With the brim pulled way down low
帽子のツバを深く下げて
Ain’t no sound but the sound of his feet
響くのは足音だけ
Machine guns ready to go
マシンガンはいつでも撃てる状態さ
Are you ready? Hey, are you ready for this?
準備はいいか?さあ、準備はできてるのか?
Are you hanging on the edge of your seat?
椅子の端を握りしめてるか?
Out of the doorway, the bullets rip
ドアの向こうから弾丸が飛び出し
To the sound of the beat, yeah
ビートに乗って引き裂くぜ、イェー

Another one bites the dust
また一人、倒れた
Another one bites the dust
また一人、倒れた
And another one gone, and another one gone
そしてまた一人、また一人
Another one bites the dust, yeah
また一人、倒れた、イェー
Hey, I’m gonna get you, too
ヘイ、お前も仕留めてやるぜ
Another one bites the dust
また一人、倒れた

How do you think I’m gonna get along
俺がどうやって生きていけると思うんだ?
Without you, when you’re gone?
お前がいなくなった後にな
You took me for everything that I had
俺のすべてを奪い尽くして
And kicked me out on my own
一人ぼっちで放り出しやがった
Are you happy, are you satisfied?
満足か?それで幸せか?
How long can you stand the heat?
どれだけ耐えられるってんだ?
Out of the doorway, the bullets rip
ドアの向こうから弾丸が飛び出し
To the sound of the beat
ビートに乗って引き裂くぜ
Look out
気をつけろよ

Another one bites the dust
また一人、倒れた
Another one bites the dust
また一人、倒れた
And another one gone, and another one gone
そしてまた一人、また一人
Another one bites the dust
また一人、倒れた
Hey, I’m gonna get you, too
ヘイ、お前も仕留めてやるぜ
Another one bites the dust
また一人、倒れた

Hey
ヘイ
Oh, take it
ほら、食らえ!
Bite the dust
地に伏せろ
Bite the dust, yeah
地に伏せろ、イェー
Hey
ヘイ
Another one bites the dust
また一人、倒れた
Another one bites the dust, ow
また一人、倒れた、アウ
Another one bites the dust, hey hey
また一人、倒れた、ヘイヘイ
Another one bites the dust, hey-eh-eh
また一人、倒れた ヘーーイェーェー
Ooh, shut up
ウー、黙れ

There are plenty of ways you can hurt a man
男を傷つけて倒す方法はいくらでもある
And bring him to the ground
地面に叩きつけることもできる
You can beat him, you can cheat him, you can treat him bad
殴ることも、騙すことも、ひどい扱いをすることも
And leave him when he’s down, yeah
弱った時に見捨てることだってな、イェー
But I’m ready, yes, I’m ready for you
でも俺は準備万端だ、そう、お前に立ち向かう準備はできてる
I’m standing on my own two feet
俺は自分の足で立ってるぜ
Out of the doorway, the bullets rip
ドアの向こうから弾丸が飛び出し
Repeating to the sound of the beat
ビートに乗って繰り返す
Oh yeah
オー、イェー

Another one bites the dust
また一人、倒れた
Another one bites the dust
また一人、倒れた
And another one gone, and another one gone
そしてまた一人、また一人
Another one bites the dust, yeah
また一人、倒れた、イェー
Hey, I’m gonna get you, too
ヘイ、お前も仕留めてやるぜ
Another one bites the dust
また一人、倒れた

Shoot out
撃ちまくれ!
Ay-yeah
エーィェー
Alright
オーライッ

曲情報

 「Another One Bites the Dust」(アナザー・ワン・バイツ・ザ・ダスト)は、イギリスのロックバンド、クイーンの楽曲であり、1980年のアルバム『The Game』に収録された。ベーシストのジョン・ディーコンが作詞作曲を手がけ、1980年10月4日から10月18日までの3週間にわたり、アメリカのBillboard Hot 100で1位を記録した(クイーンにとって2曲目かつ最後の全米1位シングル)。この曲は1980年のBillboardトップ10に15週間、トップ5に13週間、チャート全体には31週間ランクインし、同年最も長くチャートに滞在した楽曲となった。イギリスのシングルチャートでは最高7位を記録し、クイーンのシングルの中で最も売れた曲とされ、700万枚以上の売上を記録している。

 この曲はAmerican Music Awardの「Favorite Rock Single」を受賞し、グラミー賞「Best Rock Performance by a Duo or Group with Vocal」にノミネートされた。また、多くのアーティストによってカバー、リミックス、サンプリングされ、映画、テレビ、CM、スポーツイベントなど幅広いメディアで使用されている。

背景

 ジョン・ディーコンのベースラインは、ディスコグループChicの「Good Times」にインスパイアされたとされる。Chicの共同創設者バーナード・エドワーズは「クイーンのベーシストがスタジオで我々と時間を過ごした結果、生まれた曲だ」と語っている。

 レコーディングは西ドイツ・ミュンヘンのミュージックランド・スタジオで、プロデューサーのラインホルト・マックのもと行われた。ディーコンはベースギター、ピアノ、エレクトリックギター、ハンドクラップを担当し、ロジャー・テイラーがドラムループを追加、ブライアン・メイはギターとEventide Harmonizerを用いた特殊効果を加えた。シンセサイザーは使用されておらず、ピアノ、エレキギター、ドラムとテープ再生を逆再生した音がエフェクトとして使用されている。

 ロサンゼルスでのクイーンのコンサートを観覧したマイケル・ジャクソンがバックステージでフレディ・マーキュリーに「Another One Bites the Dust」をシングルとしてリリースすべきだと提案し、それが実現した。

受賞歴と評価

 1981年1月30日のAmerican Music Awardsで「Favorite Pop/Rock Single」を受賞。グラミー賞の「Best Rock Performance by a Duo or Group with Vocal」にもノミネートされたが、ボブ・シーガーの「Against the Wind」に敗れた。

 Billboardは「荒々しいトラックで、無駄をそぎ落としたサウンドが特徴」と評価し、Record Worldは「重厚なベースと歌いやすいフックが特徴の中毒性のある楽曲」と評した。

歌詞と文化的影響

 「bite the dust(地面に倒れる)」という表現は、死や敗北を意味する。歌詞の冒頭はマフィア映画のような雰囲気を持ち、「machine guns ready to go(機関銃が準備完了)」といったフレーズが登場する。その後、失恋を「another one bites the dust」と表現し、主人公は「standing on my own two feet(自分の足で立ち続ける)」と前向きに歌う。

 この楽曲は、映画『ロッキー3』の編集段階で挿入されていたが、最終的にサバイバーの「Eye of the Tiger」に差し替えられた。サバイバーのギタリスト、フランキー・サリヴァンによると、1984年にロサンゼルスでクイーンのブライアン・メイと会った際、彼がこの事実に言及したという。

ミュージックビデオ

 ミュージックビデオは1980年8月9日、アメリカ・テキサス州のリユニオン・アリーナで撮影された。

 この曲は1981年のコンピレーション・アルバム『Greatest Hits』にも収録され、以降も様々なメディアで使用され続けている。

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