【歌詞和訳】Talking Heads – Crosseyed and Painless

動画

ミュージックビデオ(メンバー本人の出演なし)

オーディオ

歌詞&翻訳

Lost my shape
自分の形を保てなくなって
Trying to act casual
自然体を装おうとして
Can’t stop
止まれない
I might end up in the hospital!
このままじゃ病院行きかもしれない!
Changing my shape
形を変えて
I feel like an accident
まるで事故に遭ったみたいな気分だ
They’re back
あいつらが戻ってきた
To explain their experience
自分の経験を説明するために

Isn’t it weird?
おかしくないか?
Looks too obscure to me
俺にはあまりに不可解に見える
Wasting away
衰えていく
That was their policy
それがあいつらの方針だった

I’m ready to leave!
もう出発する準備はできてる!
I push the facts in front of me
自分の目の前に事実を突きつけて
Facts lost
事実が見えなくなってしまった
Fa-Facts are never what they seem to be
事実はいつだって見たままじゃない
No-no-thing there
そこには何もない
No information left of any kind
どんな情報ももう残っていない
Li-lifting my head
頭を上げて
Lo-lo-looking for the danger signs
危険のサインを探す

There was a line
そこには一本の線があった
There was a formula
そこにはひとつの公式があった
Sharp as a knife
刃物のように鋭くて
Facts cut a hole in us
事実が俺たちに穴を開けた
There was a line
そこには一本の線があった
There was a formula
そこにはひとつの公式があった
Sharp as a knife
刃物のように鋭くて
Facts cut a hole in us
事実が俺たちに穴を開けた

I’m still waiting
まだ待ってる
I-I-I’m still waiting
まだ…まだ待ってる
I’m still waiting
まだ待ってる
I-I-I’m still waiting
まだ…まだ待ってる
I’m still waiting
まだ待ってる
I-I-I’m still waiting
まだ…まだ待ってる
I’m still waiting
まだ待ってる
I-I-I’m still waiting
まだ…まだ待ってる

The feeling returns
あの感覚が戻ってくる
Whenever we close our eyes
目を閉じるたびに
Lifting my head
頭を上げて
Looking around inside
内側を見回す

The island of doubt
疑心暗鬼の孤島
It’s like the taste of medicine
それは薬の味みたいで
Working by hindsight
過去を振り返りながら動き
Got the message from the oxygen
酸素からメッセージを受け取った
M-m-making a list
リストを作って
Find the cost of opportunity
チャンスの代償を見つけ出す
Doing it right
正しくやって
Facts are useful in emergencies
事実は緊急時に役立つ

The feeling returns
あの感覚が戻ってくる
Whenever we close our eyes
目を閉じるたびに
Lifting my head
頭を上げて
Looking around inside
内側を見回す

Facts are simple and facts are straight
事実は単純で、事実はまっすぐで
Facts are lazy and facts are late
事実は怠け者で、事実は遅れてやってくる
Facts all come with points of view
事実は全部、誰かの視点を伴ってやってくる
Facts don’t do what I want them to
事実は俺の思い通りにはならない
Facts just twist the truth around
事実はただ真実をねじ曲げるだけだ
Facts are living turned inside out
事実は裏返しになってる生き物みたいだ
Facts are getting the best of them
事実はあいつらを圧倒して
Facts are nothing on the face of things
事実は表面上、何の意味も持たない

I’m still waiting
まだ待ってる
I-I-I’m still waiting
まだ…まだ待ってる
I’m still waiting
まだ待ってる
I-I-I’m still waiting
まだ…まだ待ってる
I’m still waiting
まだ待ってる
I-I-I’m still waiting
まだ…まだ待ってる
I’m still waiting
まだ待ってる
I-I-I’m still waiting
まだ…まだ待ってる

曲情報

「Crosseyed and Painless」(クロスアイド・アンド・ペインレス)は、アメリカのニュー・ウェイヴ・バンド、Talking Heads(トーキング・ヘッズ)の楽曲。1980年にアメリカでプロモーション・シングルとして、1981年にドイツで通常シングルとしてリリースされた。いずれもバンドの4作目のスタジオ・アルバム『Remain in Light』からのシングルである。全米メインチャート入りは逃したが、全米ダンスチャートで20位を記録し、バンドにとって最高位のダンスシングルとなった。この曲はバンドが制作した2作目のミュージック・ビデオにも選ばれ、1981年に公開された。

楽曲スタイル

この曲では、カウベルのループ、コンガ、ベル、スタッカートのギターリズム、電子的な効果音などが使用されている。特にコンガの使用やリズム構造により、アフリカ音楽的な雰囲気が加わっており、この特徴は「I Zimbra」にも見られる。

歌詞

歌詞は、都市環境にストレスを感じる被害妄想的で孤立した男性を描く。これはトーキング・ヘッズに共通するテーマであり、リードシンガーのデヴィッド・バーンの作詞スタイルを象徴している。「Crosseyed and Painless」の中のリズミカルな朗読調パート—「Facts are simple and facts are straight. Facts are lazy and facts are late.」—は、旧来のラップ、特にクリス・フランツがバーンに聴かせたカーティス・ブロウの「The Breaks」に影響を受けている。歌い手は事実への不信感に満ち、事実を信じられないと語る。曲の終わりには「Facts don’t do what I want them to do / Facts just twist the truth around.(事実は望む通りには動かない/事実は真実をねじ曲げるだけだ)」と、事実への嫌悪感を表す。

評価

「Crosseyed and Painless」は、トーキング・ヘッズの代表的楽曲のひとつと広くみなされている。2023年にはAmerican Songwriter誌が「トーキング・ヘッズの楽曲ベスト10」で10位に、2024年にはPaste誌が「同バンドの楽曲ベスト30」で7位に選出した。

ミュージック・ビデオ

この曲のミュージック・ビデオ(5分37秒)はトニー・バジルが監督し、バンドメンバーの希望でメンバー本人は登場しない。代わりにデヴィッド・バーンが選んだストリートダンサー(スティーヴン “Skeeter Rabbit” ニコルズを含む)が出演し、自ら振付を考えたとされる。映像では、ダンサーたちが押し売り、ナイフ犯罪、ポーズ、ボディポッピング、売春、ストリートファイトなどを模したダンスを披露する。ビデオ版には、LP版では聴けない追加のヴァースも含まれている。

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