【歌詞和訳】The Mamas & Papas – California Dreamin’

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All the leaves are brown (All the leaves are brown)
木の葉はすっかり茶色に変わり
And the sky is gray (And the sky is gray)
空はどんよりと灰色で
I’ve been for a walk (I’ve been for a walk)
僕はそぞろ歩いていた
On a winter’s day (On a winter’s day)
冬のある日に
I’d be safe and warm (I’d be safe and warm)
きっと暖かくて安心できただろうな
If I was in L.A. (If I was in L.A.)
ロサンゼルスにいたなら
California dreamin’ (California dreamin’)
カリフォルニアを夢見てしまう
On such a winter’s day
こんな寒い冬の日には

Stopped in to a church
I passed along the way
道すがら教会に立ち寄って
Well, I got down on my knees (Got down on my knees)
ひざまずいて
And I pretend to pray (I pretend to pray)
祈るふりをしたんだ
You know the preacher liked the cold (Preacher liked the cold)
牧師は寒い気候が好きだった
He knows I’m gonna stay (Knows I’m gonna stay)
だから僕がこの街に残るって思ってる
California dreamin’ (California dreamin’)
カリフォルニアを夢見てしまう
On such a winter’s day
こんな寒い冬の日には

[フルートソロ]

All the leaves are brown (All the leaves are brown)
木の葉はすっかり茶色に変わり
And the sky is gray (And the sky is gray)
空はどんよりと灰色で
I’ve been for a walk (I’ve been for a walk)
僕はそぞろ歩いていた
On a winter’s day (On a winter’s day)
冬のある日に
If I didn’t tell her (If I didn’t tell her)
彼女にあんなことを言わなければ
I could leave today (I could leave today)
今日にでも出発できたのに
California dreamin’ (California dreamin’)
カリフォルニアを夢見てしまう
On such a winter’s day (California dreamin’)
こんな寒い冬の日には(カリフォルニアを夢見てしまう)
On such a winter’s day (California dreamin’)
こんな寒い冬の日には(カリフォルニアを夢見てしまう)
On such a winter’s day
こんな寒い冬の日には

曲情報

 「California Dreamin’」(カリフォルニア・ドリーミン、邦題:夢のカリフォルニア)は、ジョン・フィリップスとミシェル・フィリップスが1963年に作詞作曲し、最初にバリー・マクガイアによって録音された楽曲である。最も知られているバージョンは、ママス&パパスによるもので、彼らは当初オリジナル・バージョンでバックボーカルを務め、その後1965年12月にシングルとしてリリースした。この曲の歌詞は、ニューヨークの寒い冬の中で、ロサンゼルスの暖かさを恋しく思う語り手の気持ちを表している。楽曲は嬰ハ短調で書かれている。

 「California Dreamin’」はカリフォルニア・サウンドの象徴的な楽曲となり、カウンターカルチャー時代の始まりを告げるものとして認識されている。2023年6月にはアメリカレコード協会(RIAA)からトリプル・プラチナ認定を受け、2001年にはグラミーの殿堂入りを果たした。2021年には『ローリング・ストーン』誌の「史上最高の500曲」リストで420位にランクインしている。

歴史

 この曲は1963年、ジョンとミシェル・フィリップスが特に寒い冬のニューヨークで生活していた際に書かれた。ミシェルが晴れたカリフォルニアを恋しがっていたことがきっかけとなり、ジョンが深夜に作曲を進め、翌朝ミシェルに最初のヴァースを披露した。当時2人はフォークグループ「ニュー・ジャーニーメン」に所属しており、のちにママス&パパスへと進化する。

 彼らはバリー・マクガイアを通じてダンヒル・レコードのルー・アドラーと出会い、最初のレコード契約を得た。感謝の意を込めて、「California Dreamin’」ではマクガイアのアルバム『This Precious Time』でバックボーカルを担当している。その際、セッション・バンド「レッキング・クルー」も参加していた。アドラーはママス&パパスに感銘を受け、リードボーカルをデニー・ドハーティに差し替えたバージョンを制作し、楽器とバックボーカルのトラックはそのまま使用された。ブド・シャンクによるアルト・フルートのソロは即興とされており、イントロのギターはP・F・スローンが演奏した。マクガイアの元のボーカルは、レコード冒頭の左チャンネルでかすかに残っている。

 このシングルは1965年末にリリースされたが、すぐには注目されなかった。ロサンゼルスでは反応が薄かったが、ボストンのラジオ局が放送したことを契機に全米的なヒットとなる。1966年1月にチャート入りし、3月にはBillboard Hot 100とCashboxの両チャートで最高4位を記録。Billboardでは年間ランキング1位、Cashboxではバリー・サドラー軍曹の「Ballad of the Green Berets」と並んで年間1位となった。

 イギリスでは当初23位だったが、1997年にCarling PremierのCMに使用されたことで再チャート入りし、9位まで上昇した。

 『Billboard』誌はこの曲について「魅力的な新しいサウンドで、商業的にも優れた素材」とし、ルー・アドラーのプロダクションを称賛した。『Cash Box』は「中速のリズムに乗せた恋の悩みを描いた哀愁あるシャッフル」と表現している。

 この曲は1994年の香港映画『恋する惑星(Chungking Express)』でも繰り返し使用され、プロットの中心的要素として登場する。また、ビーチ・ボーイズによるカバーがドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン4で使用された。

 歌詞の「Well, I got down on my knees / And I pretend to pray(ひざまずいて祈るふりをする)」の部分はミシェル・フィリップスが書いたが、オリジナル録音ではキャス・エリオットが「pretend」ではなく「began」と歌っており、その後のツアーでもそのまま歌っていたため、フィリップスが訂正するまで修正されなかった。

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