【歌詞和訳】Weezer – Hash Pipe

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歌詞&翻訳

(Uh) I can’t help my feelings, I’ll go out of my mind
(Uh) この気持ちを抑えられない、頭がおかしくなりそうだ
These players come to get me ‘cause they’d like my behind
あいつらは俺のケツが欲しくてやってくる
I deal out my business if I can’t get a trick
客が取れないなら、自分のやり方で商売を回すまでさ
Down on Santa Monica where tricks are for kids
サンタモニカじゃ売春は子供たちがやることなんだ

Woah, come on and kick me
Woah さあ蹴ってくれ
Woah, come on and kick me
Woah さあ蹴ってくれ

(Whoa, whoa) Come on and kick me
(Whoa, whoa) さあ蹴ってくれ
(Whoa, whoa) You’ve got your problems
(Whoa, whoa) お前にはお前の問題がある
(Whoa, whoa) I’ve got my eyes wide
(Whoa, whoa) 俺は目を大きく見開いている
(Whoa, whoa) You’ve got your big G’s
(Whoa, whoa) お前にはでかい札束がある
I’ve got my hash pipe
俺にはハッシュパイプがあるんだ
Uh
Uh

I can’t help my boogies, they get out of control
動かずにはいられないんだ、手に負えなくなってる
I know that you don’t care, but I want you to know
お前は気にしないだろうけど、俺は伝えたいんだよ
The knee-stocking flavor is a favorite treat
ニーストッキングの味が
Of men that don’t bother with the taste of a teat
乳首の味なんて気にしない男たちのお気に入りの味なんだって

Woah, come on and kick me
Woah さあ蹴ってくれ
Woah, come on and kick me
Woah さあ蹴ってくれ

(Whoa, whoa) Come on and kick me
(Whoa, whoa) さあ蹴ってくれ
(Whoa, whoa) You’ve got your problems
(Whoa, whoa) お前にはお前の問題がある
(Whoa, whoa) I’ve got my eyes wide
(Whoa, whoa) 俺は目を大きく見開いている
(Whoa, whoa) You’ve got your big G’s
(Whoa, whoa) お前にはでかい札束がある
I’ve got my hash pipe
俺にはハッシュパイプがあるんだ
Uh
Uh

Woah, come on and kick me
Woah さあ蹴ってくれ
Woah, come on and kick me
Woah さあ蹴ってくれ

(Whoa, whoa) Come on and kick me
(Whoa, whoa) さあ蹴ってくれ
(Whoa, whoa) You’ve got your problems
(Whoa, whoa) お前にはお前の問題がある
(Whoa, whoa) I’ve got my eyes wide
(Whoa, whoa) 俺は目を大きく見開いている
(Whoa, whoa) You’ve got your big G’s
(Whoa, whoa) お前にはでかい札束がある
I’ve got my hash pipe
俺にはハッシュパイプがあるんだ
I got my hash pipe
俺にはハッシュパイプがあるんだ
Uh, I got my hash pipe
Uh 俺にはハッシュパイプがあるんだ
Uh, and I got my hash pipe
Uh 俺にはハッシュパイプがあるんだ

曲情報

Hash Pipe(ハッシュ・パイプ)

 ”Hash Pipe”(ハッシュ・パイプ)は、アメリカのロックバンド、ウィーザー(Weezer)の楽曲である。2001年にリリースされ、バンドの3枚目のアルバム『Weezer (The Green Album)』(ウィーザー〈グリーン・アルバム〉)のリードシングルとなった。

薬と酒に酔った状態で曲が作られた

 ウィーザーのフロントマンであるリヴァース・クオモ(Rivers Cuomo)によると、「Hash Pipe」は、『Maladroit』に収録された「Dope Nose」と同じ夜に作曲された。クオモは「大量のリタリンを摂取し、テキーラを3杯飲んだ後、しばらく部屋を歩き回ってから、この2曲を書いた」と語っている。

オジー・オズボーンが歌っていたかもしれなかった

 『Ultimate Classic Rock』によると、実はこの曲は当初オジー・オズボーンに提供される可能性があったという。「確か2000年頃だったと思う。オジーが俺に曲がないか聞いてきたから、ちょうど書き上げた『Hash Pipe』を送ったんだ。でも結局彼は使わなかった。別の世界線では、オジーがこの曲を歌っていたかもしれないね」とクオモは語っている。

5年ぶりのリリース

 この曲はウィーザーにとって5年ぶりのリリースだった。彼らの2枚目のアルバム『Pinkerton』(1996年)を発表した後、クオモは隠遁生活に入った。「Hash Pipe」は、2001年にリリースされた待望の『Weezer(通称:グリーンアルバム)』のリードシングルとなった。

所属レーベルとの対立

 曲の内容が問題視され、所属レーベルはこの曲をシングルとして出すことに難色を示した。しかし、バンドはレーベルと対立し、最終的にこの曲をリードシングルとしてリリースすることに成功した。

ビートルズから引用された歌詞

 最初のフレーズ「I can’t help my feelings, I go out of my mind」は、ビートルズの「You Can’t Do That」から引用されている。

敢えて歌詞と無関係のMVが制作された

 この曲のミュージックビデオは、マルコス・シエガ(Marcos Siega)が監督を務めた。『Video Capture Device』のDVD付属の小冊子によると、ビデオ制作時、シエガは歌詞の内容に直接関連する映像を避けるよう指示された。これは、楽曲に同性愛者の売春やドラッグの暗示が含まれているためである。

9人の力士と3人の太った男

 ミュージックビデオには相撲取りが登場する。9人は本物の力士だが、残りの3人はただの太った男たちだった。

バンドメンバーはあまりこの曲を気に入っていない

 2011年1月29日発行の音楽誌『Kerrang!』によると、クオモは「この曲は明らかに俺たちのお気に入りじゃない」と発言。また、「感情を込めず、単なる音楽の実験として作った」とも述べている。

特徴的なギターリフは『ピーター・ガン』から

 この曲のギターリフは、クラシックTVドラマ『ピーター・ガン』(1960年代の刑事ドラマ、主演クレイグ・スティーブンス)のテーマ曲(ヘンリー・マンシーニ作曲)から部分的にインスパイアされている。クオモは、80年代のアーケードゲーム『Spy Hunter』でデジタル化されたそのテーマを聴いたことがきっかけだったと語っている。

TOTOにカバーされた

 2018年、ウィーザーがTOTOの「Africa」をカバーした後、TOTOは逆に「Hash Pipe」のカバーをリリースした。

歌詞の意味

女装した同性愛者の売春夫の曲

 「Hash Pipe」の歌詞に出てくる「boogies are out of control」(ダンスが制御不能)や「knee-stocking flavor is a favorite treat」(ニーストッキングの味が大好物)の歌詞の意味は曖昧だが、リードシンガーのリヴァース・クオモはこれについて、「完全にぶっ飛んだ曲で、女装した同性愛者の売春夫について歌っている」と説明している。

タイトル「Hash Pipe」の意味

 「Hash Pipe」とは、ハシシ(濃縮された大麻)を吸うための道具のことを指す。

 MTVは、このタイトルの「Hash」がドラッグを連想させるため、「Half Pipe」(スケートボード競技のハーフパイプを指す言葉)に変更するようウィーザーに提案した。しかし、バンドはこれを拒否。結果として、MTVは「Hash」の部分を伏せ字にし、「H*** Pipe」と表記して放送した。ただし、2005年には「We Are All on Drugs」(俺たちはみんなドラッグ漬け)という曲を「We Are All in Love」に変更するというMTVの提案を受け入れている。

 2001年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでは、この曲は「Hash Pipe」と発表されたが、受賞候補リストには依然として「H*** Pipe」と表記されていた。

G の意味

(Whoa, whoa) You’ve got your big G’s
(Whoa, whoa) お前にはでかい札束がある

 ”G” はスラングとして「ギャングスタ」という意味と「1000ドル」という意味があるが、この歌詞の中では文脈的に後者で取る方が自然である。

 また、”G’s” で「数千ドルのお金」という意味になる。

I can’t love my business?

I can’t love my business if I can’t get a trick
客が取れないなら、こんな仕事を愛せるわけがない

 オフィシャルミュージックビデオの字幕ではこの歌詞が掲載されているが、実際には “I deal out my business if I can’t get a trick” と歌われている。

 また “I’ve got my eyes wide“(俺は目を大きく見開いている)の部分は “I’ve got my ass wipe“(俺はもうケツを拭いてあるぜ)と歌われている可能性も指摘されている。

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