【曲解説】Sting – The Windmills of Your Mind

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曲情報

「The Windmills of Your Mind」(ザ・ウィンドミル・オブ・ユア・マインド)は、フランスの作曲家ミシェル・ルグラン による楽曲で、英語の歌詞はアメリカの作詞家アラン & マリリン・バーグマン夫妻によって書かれた。

この曲は、イギリスの俳優ノエル・ハリソンによって1968年に初録音された。

英語版の歌詞が使われたこの楽曲は、1968年の映画『華麗なる賭け』(The Thomas Crown Affair)に登場し、アカデミー賞歌曲賞を受賞した。

また、2004年の「AFI’s 100年…100曲」(アメリカ映画の名曲ランキング)では57位にランクインした。

さらに、スティングによるカバーが、1999年の『トーマス・クラウン・アフェアー』(リメイク版)に使用されている。

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歌詞の意味

この曲は別れによって呼び起こされる思考の渦や記憶の断片が途切れなく巡り続ける心理状態を円や螺旋の比喩で描いている。雪玉や観覧車、波紋といった循環するイメージが、心の中で思考が止まらない感覚と重ねられ、何気ない物音や風景が過去の記憶を断片的に呼び戻す様子が示される。関係の終わりを自覚する瞬間に季節の色が重なる描写は、喪失の感情が世界の見え方まで変えてしまうというテーマを象徴している。

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