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歌詞&翻訳
Isn’t she lovely?
彼女はなんて素敵なんだろう、そう思わない?
Isn’t she wonderful?
彼女はなんて素晴らしいんだろう、だよね?
Isn’t she precious?
彼女はなんて愛おしいんだろう、でしょ?
Less than one minute old
生まれてたった一分も経っていないのに
I never thought through love, we’d be
愛を通して僕らが
Making one as lovely as she
こんなにも素敵な子を授かるなんて思わなかったよ
But isn’t she lovely? Made from love
でも彼女はなんて綺麗なんだろう、だよね?愛から生まれたんだ
Isn’t she pretty?
彼女はなんて綺麗なんだろう、そう思わない?
Truly the angel’s best
まさに天使の最高傑作
Boy, I’m so happy
もう最高に幸せだよ
We have been heaven blessed
僕らは天から祝福を受けたんだ
I can’t believe what God has done
神が成したことが信じられないよ
Through us, He’s given life to one
僕らを通して、この命を授けてくれたんだ
But isn’t she lovely? Made from love
でも彼女はなんて綺麗なんだろう、だよね?愛から生まれたんだ
Isn’t she lovely?
彼女はなんて素敵なんだろう、そう思わない?
Life and love are the same
生命と愛は同じものなんだ
Life is Aisha
生命、それがアイーシャ
The meaning of her name
それが彼女の名前の意味さ
Londie, it could have not been done
ロンディ、君がいなかったら
Without you who conceived the one
こんな奇跡は起こらなかったよ
That’s so very lovely, made from love
本当に素敵だよ、愛から生まれたんだ
曲情報
「Isn’t She Lovely」(読み:イズント・シー・ラヴリー、邦題:可愛いアイシャ)はアメリカのシンガーソングライター、Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)の楽曲。
スティーヴィー・ワンダーが娘の誕生を祝って書いた曲
Isn’t She Lovely は、スティーヴィー・ワンダーが娘のアイーシャ・モリスの誕生を祝って書いた楽曲。彼女の名前はアラビア語で「生命(Life)」を意味し、その名の通り、歌詞の中でも「Life is Aisha(生命はアイーシャ)」という一節が登場する。
冒頭の赤ちゃんの泣き声と最後の入浴シーン
曲の冒頭では、新生児の泣き声が収録されているが、これは実際のアイーシャの声ではなく、効果音として使われたもの。しかし、曲のエンディング部分では、スティーヴィー・ワンダーが娘のアイーシャとお風呂で遊んでいる音が収録されている。ワンダーが「Come on, Aisha. Get out of the water, baby(さあ、アイーシャ。お風呂から出るんだよ、ベイビー)」と呼びかける場面は、親子の愛情が感じられる特別な瞬間となっている。
▼1976年『Songs in the Key of Life』に収録されたオリジナルバージョン
母親ヨランダ・シモンズへの感謝
ワンダーはこの曲の後半で、アイーシャの母親であるヨランダ・シモンズに感謝の言葉を述べている。
歌詞の中で「Londi, it could have not been done, without you who conceived the one(ロンディ、君がこの子を宿してくれなければ、この奇跡は起こらなかった)」というラインは、彼女に向けた愛情と感謝のメッセージである。
楽器演奏とハーモニカソロの即興
この楽曲では、ワンダー自身がほぼすべての楽器を演奏しており、一部のキーボード演奏のみグレッグ・フィリンゲインズが担当した。特にハーモニカソロは完全に即興で演奏されており、その美しさと感情表現の豊かさが際立っている。
シングルカットの経緯とアメリカでのリリース事情
Isn’t She Lovely はアルバム Songs in the Key of Life(1976年)に収録されたが、アメリカではワンダーの意向により編集されたシングルバージョンがリリースされなかった。そのため、ビルボードHot 100にはチャートインしなかったものの、ラジオで頻繁に流され、大ヒット曲となった。一方、イギリスでは3分26秒に短縮されたシングルバージョンがリリースされた。
レコーディングスタジオと歴史的背景
この曲を含むアルバムは、ニューヨークの The Hit Factoryで録音された。このスタジオは、ジョン・レノン、ブルース・スプリングスティーン、ポール・サイモンなどのアーティストがレコーディングを行った伝説的なスタジオで、ワンダーはその最初のクライアントとなった。The Hit Factoryは2005年に閉鎖された。
ライブパフォーマンスとテレビ出演
2015年、スティーヴィー・ワンダーのキャリアを称える特別番組「Stevie Wonder: Songs in the Key of Life – An All-Star Grammy Salute」が放送された。この番組では、Ne-Yo が Isn’t She Lovely を歌い、その途中でアイーシャ・モリス本人がサプライズで登場し、ワンダーとデュエットを披露した。ワンダーは驚きつつも、娘との共演を楽しんでいた。
カバー・バージョンとチャート記録
- デヴィッド・パートン(David Parton)のカバーは1977年にイギリスで4位を記録し、ヒットした。
- リヴィングストン・テイラー(Livingston Taylor)は1997年のアルバム Ink でカバー。
- 2011年、テレビドラマ「Glee」のキャストによるカバーがビルボードHot 100で65位にランクインした。