【曲解説】Stevie Wonder – To Feel The Fire

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曲情報

「フィール・ザ・ファイア」(To Feel The Fire)はアメリカのシンガーソングライター、スティービー・ワンダーの曲。

この曲は1999年に発売開始された缶コーヒーブランド「FIRE」のCMソングとしてキリンビバレッジがスティービー・ワンダーに直接依頼し、書き下ろされたもので、スタジオアルバム未収録曲である。

歌詞の意味

この曲は、外側の自分と内側の自分のギャップをテーマにしている。表面上は幸せそうに見えても、心の奥では満たされていない――その本音を“火(fire)”という象徴で語っている。

外側の笑顔や幸せそうなふるまいは嘘にすぎず、内側では「温もりが足りない」「情熱がほしい」とはっきりと叫んでいる。夜を共にしても抱きしめてくれないなら、それは空虚で、求めているつながりとは違う。身体だけではなく、心に火が灯るような愛が必要なのだと歌っている。

相手に対しても、もし本音を見つめるなら、火をつけない限り関係は熱くならないのは明白だと言う。炎を絶やさないためには互いの努力が必要で、それを怠れば愛は自然に消えてしまう、とシンプルな真理を語る。

全体を通して、情熱・温もり・真実の愛への強い渇望が繰り返し表現され、外見の幸せではなく、心が本当に“燃える”関係を求める切実さが際立つ曲になっている。

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