動画
歌詞&翻訳
Backstroke lover
仰向けで動くのが好きな彼女は
Always hidin’ ‘neath the covers
いつもベッドの中でこっそりしている
‘Til I talked to your daddy, he say
だけど君の親父と話したら、こう言われた
He said, “You ain’t seen nothin’
「お前、何も知らねえな
‘Til you’re down on a muffin
まずは女を味わってみろ
Then you’re sure to be a-changin’ your ways”
そしたら考え方が変わるさ」ってな
I met a cheerleader
俺はチアリーダーの女の子と出会った
Was a real young bleeder
まだ思春期の若い女の子だった
Oh, the times I could reminisce
思い出すだけでたまらないよ
‘Cause the best things of lovin’
だって最高の楽しみは
With her sister and her cousin
彼女の妹や、いとことの関係も
Only started with a little kiss
たったひとつのキスから始まったんだから
Like this
こんな風にな
Seesaw swingin’ with the boys in the school
シーソーで揺れながら学校の男どもと遊んで
And your feet flyin’ up in the air
足を高く蹴り上げる
Singing, hey diddle diddle
「ヘイ・ディドル・ディドル」って歌って
With your kitty in the middle
Of the swing like you didn’t care
何も気にせず、あの子は真ん中で揺れながらはしゃいでいた
So I took a big chance
だから俺は思い切って
At the high school dance
高校のダンスパーティーで
With a missy who was ready to play
その気になってる女の子に声をかけた
Wasn’t me she was foolin’
彼女は純粋なふりをしてたけど、それは俺を騙すためじゃなかった
‘Cause she knew what she was doin’
だって彼女は自分が何をしてるかわかってたから
And I know love was here to stay
そして、愛はここにあるって実感したんだ
When she told me to
それは彼女が俺にこう言った時さ
Walk this way [x8]
こうしてみて [x8]
Just give me a kiss
いいから、キスしてよ
Like this
こんな風にな
Schoolgirl sweetie with the classy kinda sassy
上品さと生意気さを持ち合わせたかわいい女子高生
Little skirt’s climbin’ way up the knee
短いスカートが膝上まで上がる
There was three young ladies in the school gym locker
学校のロッカールームには3人の女の子がいて
When I noticed they was lookin’ at me
俺のことを見つめていた
I was a high school loser, never made it with a lady
高校時代の俺はまるでダメで、女と縁なんてなかった
‘Til the boys told me somethin’ I missed
だけど仲間が俺に「お前、何か見落としてるぜ」って教えてくれた
Then my next door neighbor with a daughter had a favor
そしたら、隣の家の子が俺に頼みごとをしてきたんだ
So I gave her just a little kiss
だから、俺はこうしてちょっとしたキスをしたわけさ
Like this
こんな風にな
Seesaw swingin’ with the boys in the school
シーソーで揺れながら、学校の男どもと遊んで
And your feet flyin’ up in the air
足を高く蹴り上げる
Singing, hey diddle diddle
「ヘイ・ディドル・ディドル」って歌って
With your kitty in the middle
Of the swing like you didn’t care
無邪気に揺れながら、彼女は大胆に振る舞っていた
So I took a big chance
だから俺は思い切って
At the high school dance
高校のダンスパーティーで
With a missy who was ready to play
その気になってる女の子に声をかけた
Wasn’t me she was foolin’
彼女は純粋なふりをしてたけど、それは俺を騙すためじゃなかった
‘Cause she knew what she was doin’
だって彼女は自分が何をしてるかわかってたから
When she told me how to walk this way
そして俺に「こうするのよ」って教えてくれた
She told me to
彼女は俺にこう言ったんだ
Walk this way
こうしてみて
Talk this way
こう舌を使ってみて
Walk this way
こうしてみて
Walk this way
こうしてみて
Walk this way
こうしてみて
Walk this way
こうしてみて
Walk this way
こうしてみて
Talk this way
こう舌を使ってみて
Just give me a kiss
いいから、キスしてよ
Like this
こんな風にな
曲情報
1. 曲の概要
- アメリカのロックバンド Aerosmith の楽曲。
- Steven Tyler(ヴォーカル)と Joe Perry(ギター)によって作詞・作曲。
- 1975年のアルバム Toys in the Attic に収録され、翌年 シングルとしてリリース。
- 1977年初頭にBillboard Hot 100で10位を記録し、バンドをメインストリームに押し上げた。
- 1986年、Run-D.M.C.とコラボしたカバーが大ヒット(Billboard 4位)
- ロックとヒップホップを融合した「ラップロック」の先駆けとされる。
- 1987年のSoul Train Music Awardsで最優秀ラップ・シングル賞を受賞。
- 両バージョンとも「Grammy Hall of Fame」に殿堂入り。
2. 歌詞の背景と制作エピソード
・誕生のきっかけ
- Perryがギターのリフを弾いていたのを聞いたTylerが「即興でスキャット」を入れて構想が始まる。
- Toys in the Attic のレコーディング中、「まだ曲が足りない」と気づき、このリフを使うことに。
- しかしタイトルや歌詞がまだなかったため、制作は難航。
・タイトルの由来
- ある夜、バンドメンバーとプロデューサー Jack Douglas が息抜きに映画『ヤング・フランケンシュタイン』(Mel Brooks監督)を鑑賞。
- 作中のMarty Feldman(イゴール役)がGene Wilder(フランケンシュタイン博士役)に「Walk this way(こっちの歩き方を真似して)」と言うシーンがきっかけでタイトル決定。
・歌詞の制作
- Tylerはホテルで歌詞を書いたが、翌朝タクシーに置き忘れてしまう。
- 「たぶんハイになってたんだろう」(本人談)
- バンドメンバーは「最初から書いてなかったんじゃ?」と疑った。
- 急いでレコーディングスタジオの階段にこもり、壁に直接歌詞を書きつける。
- 2~3時間後にメモ帳を持ってきて、それを清書。
・レコーディング
- Perryは、Tylerのヴォーカルを聴いた後にギターを録音したい派。
- Tylerも同じく、Perryのギターを先に録音してほしい派。
- 結果、「どっちが先に録るか」でもめた後、Tylerが先に録音。
3. 歌詞の特徴
- 高校生の少年が初体験を迎えるストーリー。
- 韻を多用したリリック(例:「so I took a big chance at the high school dance」)
- サビはシンプルに「Walk this way, talk this way」の繰り返し。
- ライブでは「Talk this way」の部分を観客やバンドメンバーと一緒に歌うことが多い。
- エンディングには長いギターソロがあり、ライブではTylerがギターの音を真似してハーモナイズする。
4. 影響と意義
- 1970年代にAerosmithをスターに押し上げた曲。
- 1980年代のRun-D.M.C.とのコラボにより、バンドのキャリアを再ブレイクさせた。
- ロックとヒップホップの融合による「ラップロック」ジャンルの礎を築いた。
- 現在でもAerosmithの代表曲のひとつとして知られている。
まとめ
✅ 1975年リリース、Aerosmithをメインストリームに押し上げた曲。
✅ 映画『ヤング・フランケンシュタイン』のセリフがタイトルの由来。
✅ 高校生の初体験を描いたリリック、韻を多用したスタイル。
✅ Run-D.M.C.とのコラボ版(1986年)が大ヒットし、「ラップロック」の先駆けに。
✅ 両バージョンとも「Grammy Hall of Fame」入り。
歌詞の意味
タイトル「walk this way」の意味
1️⃣ 直訳:「こっちに歩け」「こうやって歩け」
→ 映画『ヤング・フランケンシュタイン』のギャグが由来。
2️⃣ 曲の意味:「こうしてみな」「こっちにおいで」
→ 経験豊富な女性が主人公をリードするセリフ。
3️⃣ 音楽的な意味:「このノリに乗れ」「俺たちの流れに合わせろ」
→ グルーヴ感を表現するフレーズ。
性的な比喩
With your kitty in the middle
Of the swing like you didn’t care
何も気にせず、あの子は真ん中で揺れながらはしゃいでいた
ここはかなり露骨なダブルミーニング(性的な含みを持つ比喩)が込められているライン。
1. 直訳すると…
- “kitty” = 「子猫」
- “middle of the swing” = 「ブランコの真ん中」
- “like you didn’t care” = 「気にしない感じで」
→ 「子猫をブランコの真ん中に乗せて、気にせず揺れている」
…となりますが、これだけでは意味が通じない。
2. 隠された意味(ダブルミーニング)
- “kitty” はスラングとして 女性器を指すことがある。
- “swing” は「揺れる」「振る」などの動作の比喩で、性的なニュアンスを含む可能性がある。
- “like you didn’t care” は「気にせず」「大胆に」という雰囲気を強調。
この部分は、性的なシチュエーションを暗示していると考えられる。
3. 全体の文脈
この曲は、主人公の少年が高校時代に恋愛や性的な経験をする様子を、ユーモラスに、そして比喩的に描いたもの。
このラインは、学校の遊び場(シーソーやブランコ)の描写を装いながら、性的な経験を遠回しに表現している典型的な例となっている。