動画
歌詞&和訳
Winding down the Drury Lane
ドゥルーリー・レーンでくつろぐ
I fall with the evening rain
夕暮れ時の雨に、気分が沈む
My thoughts with the water flow
水は流れ、僕の思考も流れる
Like steam rising off the road
道路から立ち上る蒸気のように
Passers-by watch their step
To see that they don’t get wet
通行人は濡れないように足元に注意する
And I’ll just sit beneath this tree
僕はただこの木の下に座り
Let the drops fall all over me
雨粒を一身で受けている
And watch the city lights flick on
街の灯りが明滅するのを眺めながら
The crowds collide just out of my reach
僕の手の届かないところで人混みがぶつかり合う
The taxi’s lights flash up and down the street
タクシーのライトが通りをチカチカと照らす
I sit and watch the faces go by
僕は座って、行き交う人々の顔を眺める
I don’t wonder where to or why
どこへ、どんな理由で向かっているかも気にせずに
Cos it’s me, the rain, my warm dark pain
だって雨の中、誰にも観測できない痛みとして存在するのが僕だから
Alone at ease and nowhere at all
ひとりでのんびり、どこにも行かずに
My thoughts just drift on back to you
いろんなことを考えてもすぐにまた君のことを考えてしまう
It seems you’re here, so it must be true
君がここにいるかのように感じるから、本当に存在してるに違いないよ
We never parted, you never went away
僕らは別れてないし、君は決して僕のもとを去ったわけじゃない
So I order up another glass
だからもう一杯注文するんだ
Not to let the moment pass
この瞬間を逃さないように
Turning around in love with you
君に恋して振り向いて
Oh, I know you loved me too
ああ、君も僕を愛していたんだろう
And it’s always been this way
そしてずっといつもこうだったんだ
Here sitting in my wet cafe
濡れたカフェに座っていると
I catch a spark across the way
道の反対側に可能性のしるしを見つける
A string of tiny painted bells
たくさんの絵付けされた小さなベルが
Seem to have a tale to tell
語るべき物語を持っているかのようだよ
A string of tiny painted bells
たくさんの絵付けされた小さなベルの中に
On someone that I once knew well
よく見ると昔よく知っていた人のベルがあった
Is all that’s left, the rest’s not true
僕に残っているのはそれだけ、それ以外は存在してない
I smile, I see it’s really you
僕は微笑む、本当に君なんだってわかって
The rain will go, and you will too
雨が止めば、君も行ってしまうだろう
And I order up another glass
だから僕はもう一杯注文する
Not to let the moment pass
この瞬間を逃さないように
Turning around in love with you
君に恋して振り向いて
Oh, it got too hard to do
ああ、君への恋が難しくなりすぎた
And it’s always been this way
そして、ずっといつもこうだった
Yes, it’s always been this way
そう、ずっといつもこうだったんだ
曲情報
「ペインテッド・ベル」は1971年にリリースされたボズ・スキャッグスの3枚目のアルバム『モーメンツ』に収録された曲。ローリング・ストーン誌の評論家チャーリー・バートンは『モーメンツ』を「ロック界で、最近出たアルバムの中で最も超越的なアルバムの一つ」と評した。
解釈
Cos it’s me, the rain, my warm dark pain
天文学の用語でwarm dark matter(ウォームダークマター)は、高温のダークマターと冷たいダークマターの中間の特性を持つダークマターのことを意味する。ダークマターは天文学的現象を説明するために生まれた仮説上の光学的に観測できない物質のこと。