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曲情報
「アイ・エイント・ゴナ・スタンド・フォー・イット」は、2001年4月3日、イギリスのロックミュージシャン、エリック・クラプトンがリリースした曲。この曲はスティービー・ワンダーのカバー曲であり、原曲は1980年のスティービー・ワンダーのアルバム『ホット・ザン・ジュライ』に収録されており、同アルバムからの2枚目のシングルでもある。
歌詞の意味
この曲は自分の大切な相手に裏切りの気配を感じ取りながら、その疑いを信じたくない気持ちと、もし本当なら絶対に許せないという怒りのあいだで揺れる主人公を描いてる。周囲から聞こえてくる噂や、明らかにおかしな痕跡が積み重なり、相手が他の誰かと関わっているのではないかという不安が膨らんでいく。しかし主人公は、それが自分の見間違いであってほしいという願いも同時に抱えている。
それでも、明確な証拠めいたものがひとつずつ現れるたび、心は否応なく疑いの方へ傾き、やがてこらえきれない怒りに変わっていく。自分を馬鹿にするような行為は絶対に受け入れないという強い意思が繰り返され、裏切りを決して見逃さないという姿勢が前面に出る。
恋人への愛情と傷つけられた自尊心のせめぎ合いの中で、怒りが高まり、感情が爆発しそうになる。それでもどこかにまだ信じたい気持ちが残っているという揺らぎが、曲の荒々しさの裏側に漂っている。全体として、疑念に掻き立てられた嫉妬心と、裏切りに対する強烈な拒絶を生々しく描いた曲になっている。
cherry pickingの意味
cherry pickingにはグループから最高の人や物だけを選び、あまり良くない人や物だけが残るようにするという意味がある。多くの場合、それは他の人が不公平だと考える方法で行われる。また、数多くの事例の中から自分に都合の良いものだけを選び出して使うことも意味する。ここでは、彼のプライベートな領域(cherry tree)に他人が干渉し、彼の大事なものを奪おうとしている、または勝手に利用しようとしていることを暗示している。


