動画
歌詞&翻訳
Baby, everything is all right
ベイベー、何もかもバッチリさ
Uptight, out of sight
キマってるだろ、他の奴らと違うだろ?
Baby, everything is all right
ベイベー、すべてが順調さ
Uptight, out of sight
俺はキマってるんだ、すげぇ良いだろ?
I’m a poor man’s son from across the railroad tracks
俺は線路の向こうの貧しい男の息子
Only should I own this hair on my back
俺の持ち物といえば、この背中の毛くらいなもんさ
But I’m the envy of every single guy
でも俺はみんなの羨望の的
Since I’m the apple of my girl’s eye
彼女の目には俺しか映ってないからな
When we go out stepping on the town for a while
ふたりで街に繰り出すとき
My money’s low and my suit’s out of style
お金もないしスーツも古くさい
But it’s all right if my clothes aren’t new
でも服が新しくなくても大丈夫
Out of sight, because my heart is true
最高なんだ、だってこの愛は本物だから
She says, baby, everything is alright
彼女は言う、ベイベー、どこもおかしくないわ
Uptight, out of sight
キマってる、最高よ
Baby, everything is alright
ベイベー、全部いい感じね
Uptight, and clean out of sight (Woo!)
キマってる、完全にイケてるわ(ウー)
She’s a pearl of a girl, I guess that’s what you might say
彼女は真珠みたいな女の子、そう言ってもいいかもな
I guess her folks brought her up that way
育ちの良さがそのまま表れてる
The right side of tracks, she was born and raised
線路を隔てて俺とは反対側のまともな地域で生まれ育った
In a great big old house full of butlers and maids
執事とメイドに囲まれた大きな家で
She says no one is better than I
彼女は言う、「誰よりもあなたが素敵」って
I know I’m just an average guy
でも俺はただの普通の男さ
No football hero or smooth Don Juan
フットボールのヒーローでもプレイボーイでもない
Got empty pockets, you see, I’m a poor man’s son
ポケットは空っぽ、俺は貧しい男の息子
Can’t give her the things that money can buy
お金で買えるものはあげられないけど
But I’ll never, never, never make my baby cry
絶対に、絶対に、絶対に彼女を泣かせたりなんかしない
And it’s all right, what I can’t do
できないことがあっても大丈夫
Out of sight, because my heart is true
最高なんだ、だってこの愛は本物だから
She says baby, everything is alright
彼女は言う、ベイベー、どこもおかしくないわ
Uptight, clean out of sight (Woo!)
キマってる、完全にイケてるわ(ウー)
Baby, everything is all right
ベイベー、全部いい感じね
Uptight, clean out of sight (Woo!)
キマってる、完全にイケてるわ(ウー)
Baby, everything is all right
ベイベー、何もかもうまくいってるんだ
Uptight, hahahahaha, yeah (Woo!)
バッチリさ、ははははは、そうさ(ウー)
Baby, everything is all right
ベイベー、どこもおかしいところなんてないさ
Uptight, way out of sight (Woo!)
キマってるだろ、ぶっちぎりで最高さ(ウー)
Baby, everything is all right
ベイベー、全部いい感じさ
Uptight, clean out of sight (Woo!)
キマってるだろ、完全にイケてるんだ(ウー)
Baby
ベイベー
曲情報
「Uptight (Everything’s Alright)」(アップタイト〈エブリシングズ・オールライト〉)は、アメリカのシンガーソングライター、スティーヴィー・ワンダーがTamla(モータウン)レーベルのために録音した楽曲で、彼の初期の代表的なシングルの一つである。また、ワンダーが初めて共作したヒット曲でもある。
この曲は大きな成功を収め、1966年初頭にアメリカのBillboardポップ・シングルチャートで最高3位を記録し、Billboard R&Bシングルチャートでは5週連続で1位を獲得した。Billboard誌はこの曲を1966年のアメリカにおける年間ヒットランキング第59位に選出している。この成功を受けて、アルバム『Up-Tight』(1966年)が急遽制作され、ワンダーにとって初のグラミー賞ノミネート(最優秀R&Bソング賞および最優秀R&Bパフォーマンス賞)ももたらした。
背景
ワンダーは1963年に「Fingertips」で全米1位を記録し、「Workout, Stevie, Workout」(1963年)や「Hey Harmonica Man」(1964年)といったトップ40入りシングルも放っていた。しかし1965年、15歳となったワンダーの声が変わり始め、モータウンのCEOであるベリー・ゴーディは、彼が今後商業的に成功し続けられるか懸念を抱いていた。だが実際には、プロデューサーのクラレンス・ポールにとって、成熟したワンダーのテナーボイスの方が扱いやすく、シルヴィア・モイとヘンリー・コズビーは、ワンダーが考案したインストゥルメンタルのリフに基づいて新たな楽曲制作に取りかかった。
ネルソン・ジョージの著書『Where Did Our Love Go? The Rise and Fall of the Motown Sound』によると、ワンダーはローリング・ストーンズの「(I Can’t Get No) Satisfaction」にツアー中に触発されていたという。ワンダーがいくつかのアイデアを披露する中、モイは「他に何かあるの?」と問いかけ、ワンダーが「Everything is alright, uptight」と歌い始めたのをきっかけに、「それだ。それを使おう」と決めたという。
完成した「Uptight (Everything’s Alright)」の歌詞は、貧しい若者が裕福な少女に愛されるというストーリーを描いている。録音当日、モイは歌詞を完成させていたが、ワンダーが読むための点字版がなかったため、彼女が1行ずつ歌って聴かせ、それをワンダーが即座に繰り返して録音するという手法がとられた。モイは2008年に、「彼は一度もリズムを外さなかった」と語っている。
『Cash Box』誌はこの楽曲について、「幸運な男が人生を謳歌している様子を描いた、リズミカルでテンポの良いコーラス入りのポップR&B作品」と評している。