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曲情報
「You Are The Sunshine Of My Life」(読み:ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ、邦題:サンシャイン)は1973年にスティーヴィー・ワンダーがリリースしたシングルである。この曲は、ワンダーにとってBillboard Hot 100で3曲目の1位を獲得したシングルであり、イージー・リスニングチャートでは初の1位を記録した。
この曲は、グラミー賞の最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞し、さらに最優秀レコード賞(Record of the Year)と最優秀楽曲賞(Song of the Year)にもノミネートされた。
「You Are the Sunshine of My Life」は、1972年にリリースされたアルバム『Talking Book』からの2枚目のシングルであり、1枚目のシングル「Superstition」に続く形で発売された。このアルバムは、R&Bアルバムチャートで3週間連続1位を記録している。
『Rolling Stone』誌は、この曲を「史上最高の楽曲500選(500 Greatest Songs of All Time)」の第183位にランクインさせた。『Billboard』誌は、「柔らかくも心に響くバラードであり、エレクトリックピアノのフレーズと優れたプロダクションが際立っている」と評価している。
2002年、この曲はグラミーの殿堂(Grammy Hall of Fame)に登録された。
歌詞の意味
この曲は愛する相手の存在が人生そのものを明るく照らし、心の中心に深く根付いているという、温かく深い愛情をまっすぐに伝えている。長い時間愛してきたはずなのに、今も始まったばかりのように新鮮で、相手がいなくなることを想像するだけで涙が溢れるほど大切だと感じている内容。孤独だった自分を救い上げてくれた存在に対して、これは天からの贈り物だと心から実感していて、相手の中にあふれる愛の大きさに驚き、包まれる喜びを噛み締めている。どんな時もそばにい続けたいという誓いが穏やかに流れ、相手が光となって人生を照らすという幸福感が柔らかく響く曲になっている。
「the apple of someone’s eye」とは?
「apple of my eye」の意味と語源
「apple of my eye」は、英語で「何よりも大切にしている人や物」を指す慣用表現である。特別な存在、かけがえのない人という意味合いを持つ。もともとは単に目の瞳孔(pupil)を指す言葉だった。
起源
この表現は、もともと人間の目の中心にある「穴」(瞳孔)を意味していた。また、場合によっては眼球全体を指すこともあった。最古の用例は、9世紀の古英語訳『Cura pastoralis』(ラテン語原典の翻訳)に見られ、アルフレッド大王によるものとされている。
シェイクスピアによる使用
「apple of the eye」という語が瞳孔の意味で使われている例として、シェイクスピアの1590年代の作品がある。
『真夏の夜の夢』では、妖精の王オベロンが、キューピッドの矢に当たって魔力を得た花の汁を若者の目に垂らしながら、「この紫の花よ/キューピッドの矢に撃たれしものよ/彼の目のリンゴに沈み込め(Sink in apple of his eye)」と語る。
また『恋の骨折り損』では、ベローンが廷臣ボイエに対し、「お前はあの淑女の足を目のリンゴで見抜いたじゃないか(And laugh upon the apple of her eye)」と言う場面がある。


