【和訳】Sting – Twenty Five to Midnight

動画

歌詞&翻訳

Train I ride don’t be slow
俺が乗っている列車よ、スピードを落とさないでくれ
If your whistle can blow
もし汽笛を鳴らせるなら
Fifteen miles down the track
線路を15マイル進んで
Tell them I’m coming back
俺が帰ってくると伝えてくれ
Counting poles counting sheep
電柱を数え、羊を数えながら
Don’t be slow I won’t weep
スピードを落とさないでくれ、俺は泣かないから
If your wheels on the line
もし車輪が線路に乗り続けるなら
Were to put me on time
時間通りに着くだろう

Just a year to the day
ちょうど1年前のその日に
Since I went upon my way
俺は自分の人生を切り拓こうと旅立った
To seek my fortune and fame
富と名声を求めて
Be a star, change my name
スターになって、名前を変えるために
And that’s it more or less
まあ、大体そんなこんなで
‘Til this midnight express
この深夜列車に乗っている
I know I can’t be late
遅れちゃいけないのはわかってる
‘Cause she said she won’t wait
彼女は待たないって言ってたからね
She’ll just go and marry Jack
彼女はジャックと結婚してしまうだろう
So there’s no turning back
だからもう振り返ってる暇なんてない
And it’s 25 to midnight and fifteen miles of track
今は真夜中の25分前、残り15マイルの線路だ

Band I had got a break
俺のバンドがチャンスを掴んだ
Just one chance we had to take
一度きりのチャンスだった
Told my girl I’d be back
「帰って来るから」と彼女に告げ
Left her with my friend Jack
彼女を友人のジャックに預け
New York City for a spell
しばらくニューヨークに滞在した
Things didn’t turn out so well
物事は上手くいかず
Every dive that we played
ひどい場所を回って演奏することになった
We were lucky we got paid
報酬をもらえたのは運が良かったくらいだ

Mr. Train Driver, please
運転士さん、お願いだ
If your speed you increase
もしスピードを上げてくれるなら
Every cent I have now
今、俺が持っている有り金全部
Will be yours, this I vow
あんたのものだって約束するよ
And that’s it more or less
まあ、大体そんな感じで
‘Til this midnight express
この深夜列車に乗っている
I know I can’t be late
遅れちゃいけないのはわかってる
‘Cause she said she won’t wait
彼女は待たないって言ってたからね
She’ll just go and marry Jack
このままだと彼女はジャックと結婚してしまうだろう
So there’s no turning back
だからもう振り返ってる暇なんてない
And it’s 25 to midnight and fifteen miles of track
今は真夜中の25分前、残り15マイルの線路だ

We called ourselves the Latino Lovers
俺たちは自分たちを「ラティノ・ラヴァーズ」と名乗った
Hawaiian shirts and top forty covers
ハワイアンシャツを着て、トップ40の曲をカバーしていた
I didn’t think I could sink this low
こんなに落ちぶれるとは思ってもみなかった
When drugs and booze ate all my dough
ドラッグと酒で金をすべて使い果たした時にそう思ったよ
This isn’t how it was meant to be
こんなはずじゃなかった
There’s no such thing as a meal that’s free
ここではタダ飯なんて存在しない
If I was ever to get out alive
生きてこの生活から抜け出すためには
I have to get home on time
手遅れになる前に故郷に帰らなきゃいけない

Train I ride, don’t be slow
俺が乗っている列車よ、スピードを落とさないでくれ
If your whistle can blow
もし汽笛を鳴らせるなら
Fifteen miles down the track
線路を15マイル進んで
Tell them I’m coming back
俺が帰ってくると伝えてくれ
And that’s it more or less
まあ、大体そんな感じで
‘Til this midnight express
この深夜列車に乗っている
I know I can’t be late
遅れちゃいけないのはわかってる
‘Cause she said she won’t wait
彼女は待たないって言ってたからね
She’ll just go and marry Jack
彼女はジャックと結婚してしまうだろう
So there’s no turning back
だからもう振り返ってる暇なんてない
And it’s 25 to midnight and fifteen miles of track
今は真夜中の25分前、残り15マイルの線路だ
25 to midnight and fifteen miles of track
真夜中の25分前、残り15マイルの線路だ

和訳リンク

曲情報

 「Twenty Five to Midnight」(トゥウェンティ・ファイヴ・トゥ・ミッドナイト)は1996年2月26日にイギリスのミュージシャン、スティングによってリリースされた5枚目のアルバム『マーキュリー・フォーリング』に収録された曲。

歌詞の意味

that’s it more or lessの意味

And that’s it more or less
まあ、大体そんなこんなで

 前のフレーズをまとめるためのフレーズ。「more or less」は「多かれ少なかれ」「おおむね」という意味で、完全には正確でないが、ほぼそうだというニュアンスを含んでいる。このため、「that’s it more or less」は、「これでほぼ話は終わりだ」「おおむねそんな感じだ」といった意味合いになる。

ブレイクは日本語のブレイクの意味じゃない

Band I had got a break
俺のバンドがチャンスを掴んだ

 音楽業界で「ブレイクする」という表現があるが、この文脈では「バンドがブレイクした」という意味ではなく、「バンドがチャンスを得た」「幸運を掴んだ」という意味合いである。日本版CDの和訳では「大当たりして」と訳されていたが、大当たり(ブレイク)したわけではなく、ニューヨークを拠点にするレコード会社の人に才能を見出されたとかそういう話である。