【曲解説】LE SSERAFIM – DIFFERENT

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「DIFFERENT」(ディファレント)はHYBE LABELS傘下Source Music所属の韓国のガールズグループLE SSERAFIM(ルセラフィム)の曲。この曲は4枚目の日本シングルとして2025年6月24日にリリースされる。MVは6月9日0時に公開された。

ソングライター:
Amanda “Kiddo” Ibanez、Canchild、Megatone(13)、SCORE(13)、Steven Franks、Sunny、Tommy Brown

プロデューサー:
13、Tommy “TB HITS” Brown、Mr. Franks

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歌詞の意味

この曲は、自分の感性や直感を信じ、他人と比べられたり「普通」に縛られたりすることを拒否しながら、自分だけの魅力で世界を切り開いていくという姿勢を描いている。外からどう見えるかではなく、自分の内側にある違和感や確信を大切にし、それに従って進むことがテーマの核心になっている。

主人公は、自分が特別で唯一だという自覚を持ち、その個性こそが魅力であり武器だと断言する。誰かの基準や物差しに当てはまる必要はなく、むしろ同じでいることに意味を感じていない。自分は型にはまらない存在であり、それが“刺激となる味”のように他の誰とも違った価値を生み出すというメタファーが繰り返し使われている。

未来に対しても前向きで、変化を恐れず、望む方向へ自分の色を塗り替えていく決意が示される。自分の熱や勢いに相手も自然と巻き込まれていくような、上昇していくエネルギーが曲全体に漂っている。誰かと一緒に輝く未来へ向かうという誘いもあり、その道に踏み出すための自信が満ちている。

後半では、「普通」という概念を否定し、ありのままの自分でいることが最高の選択だと強調される。もし刺激が足りないのなら、自分という“異なる存在”に触れてみればいいという、挑発的で堂々としたメッセージが響いている。

全体として、これは“周囲と違うこと=魅力”というLE SSERAFIMのアイデンティティをそのまま体現した曲で、自信・個性・反骨心・美しさを同時に抱えた強い自己宣言になっている。

bad の意味

bad は「セクシーで魅力的」「見た目や態度がクールで挑発的」というスラング的な用法がある。

go bad は「不良になる/非行に走る」「道を踏み外す/堕落する」という意味でも使える。

黒人英語(AAVE)のスラング的な用法が大好きなK-POP界では、こういった場合、bad の意味をほぼポジティブな意味として使うのが通例だが、ここでの go bad は「道を踏み外す/堕落する」という意味で使われている。

また、LE SSERAFIMのグループ名は「熾天使」から来ており、たびたび「堕天使」のコンセプトが歌詞に取り込まれていることを考えると、この場合の「堕落」もキリスト教的な意味での「堕落」を根本的なコンセプトとして持ちながら、「不完全な自分でも肯定する」「タブーを犯す」というLE SSERAFIMのいつものお決まりのメッセージのバリエーションの一つだと考えられる。

sauce の意味

sauce(ソース)には、スタイルや自信、魅力を持っている人を表すスラング的な用法がある。通常はおしゃれでファッショナブル、存在感(オーラ)がある人を指す。「swagger(イケてる態度)」「style(スタイル)」と同義。

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