動画

Brand New Day
Sting
- Tomorrow We’ll See
- Prelude To The End Of The Game
- Fill Her Up
- Ghost Story
- Brand New Day

…all this time
Sting
曲情報
「Brand New Day」(ブラン・ニュー・デイ)はイギリスのミュージシャン、スティングの曲で、彼の6枚目のスタジオアルバム(1999年)のタイトルトラックである。この曲ではスティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加している。この曲は1999年9月13日にシングルとしてリリースされ、イギリスでは最高13位、カナダの2つのチャートでトップ40に達した。アメリカではビルボード ・バブリング・アンダー・ホット100で最高3位となり、2000年にグラミー賞の最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞した。
キッパーと共同プロデュースした
スティングは、シャロン・ストーン主演の1998年映画『マイティ』の主題歌を手掛けている時に出会った映画音楽作曲家のキッパーと共にアルバム『ブラン・ニュー・デイ』をプロデュースした。この映画は、ロッドマン・フィルブリックのヤングアダルト小説『フリーク・ザ・マイティ』を原作としており、身体的および精神的なハンディキャップを持つ2人の子供が力を合わせて「マイティ」というヒーローになる物語である。スティングとキッパーの相性があまりに良かったため、スティングはイタリアの自宅に数日間の予定で彼を招いた。スティングは『Lyrics By Sting』の中で次のように述べている。「うまくいった。実際、あまりにうまくいったから、キッパーは次の2枚のアルバムにも参加することになって、僕らは一緒にある種の音楽的なフリーク・ザ・マイティになったんだ」
この曲は終末思想への解毒剤
この曲でスティングは、終末の予言や2000年問題の恐怖の「前千年王国説」に対する解毒剤を提供している。「世界の終わりについて正しいことを言いたいと思うのは、最もシニカルな人間だけだろう」とスティングは『Lyrics By Sting』に書いている。「いや、僕は、僕らが毎日世界を作っていると思っている。集団的にも、個人的にも、意図的にせよ偶然にせよ、僕たちは夢を通してこの世界を存在させている。ただ、どんな夢見るかには注意しなきゃいけないけどね」
MVの途中で出てくる洗剤は何?
ヤン・ウレヴィグ監督のミュージックビデオは、スティングが水の上に浮かびながら聴衆に説教するという宗教的な雰囲気で始まる。そして最後に、スティングが売っているのは救いではなく、洗濯用石鹸だということが明らかになる。彼はエル・パイス紙に次のように説明した。「ある人たちは、自分たちが一種の神であると感じていて、自分の歌の中で世界を治癒する方法を示しているが、私はこれをパロディにして、結局、売っているのは洗剤だというオチにしたんだ。これは単なるジョークで、論争を呼ぶようなものではないと思うよ」
歌詞の意味
この曲は、恋の傷と再生を大きなスケールで描く “恋愛リセット賛歌”。冒頭では、誰もが経験する失恋の痛み――嘘やケンカ、眠れない夜、「もう二度と恋なんてしない」と誓ってしまうほどの苦さ――を率直に語り、愛が人をどれほど脆くするかを認めている。
それでも日常のどこかで、昔の恋人の写真を偶然見つけたり、街でふと再会したり、心の奥に残った“笑顔”が再び胸を揺らす瞬間がやってくる。そうした「予期せぬ再点火」が、“もう一度やり直したい”“時間を巻き戻したい”という思いに変わっていく。
サビでは「時計をゼロに戻す」「株を売って金を全部使う」「川を泳いで渡る」など、人生をリセットし、愛を取り戻すためなら何でもするという決意をユーモラスかつドラマチックに歌い上げる。失った愛へ向けた切実な希望と、“もう一度新しい日を始めるんだ”という前向きさが強くにじむ。
連続するブリッジ部分では、二人の関係を無数のメタファーで表現する。「太陽と月」「波と浜」「手と手袋」「花と雨」など、互いが互いを補い合い、ひとつになる関係として描かれていく。愛は複雑で痛みも伴うが、二人が揃った瞬間に世界が完成する、という想いが溢れている。
ラストは「すべての恋人たちよ立ち上がれ」という大きな呼びかけで、恋を信じるすべての人に向けてのエール。どんな過去でも、どんな痛みでも、新しい一日は始められるし、愛は何度でもよみがえる――そんな明るく力強いメッセージで締めくくられている。
その他の動画
スティングの60歳のバースデーコンサートでスティービー・ワンダーとライブで共演した。


