【和訳】Sting – Fragile (from “…All This Time”)

動画

歌詞&和訳 (CD音源)

If blood will flow when flesh and steel are one
肉と鋼が一体となって、血が流れるなら
Drying in the color of the evening sun

夕日色に乾き
Tomorrow’s rain will wash the stains away

明日の雨が染みを洗い流すだろう
But something in our minds will always stay

だけど僕らの心の中にずっと何かが残り続ける

On and on the rain will fall
延々と雨は降り続ける
On and on the rain will fall
延々と雨は降り続ける

Perhaps this final act was meant
おそらくこの最終手段は
To clinch a lifetime’s argument
That nothing comes from violence and nothing ever could

暴力からは何も生まれないし、どんな良い結果も得られないという生涯の議論を決定づけることを意味するのだろう
For all those born beneath an angry star

怒れる星のもとに生まれたすべての人のために
Lest we forget how fragile we are

僕らがいかに脆い存在なのかを忘れないように

On and on the rain will fall
延々と雨は降り続ける
Like tears from a star (like tears from a star)

星からの涙のように (星からの涙のように)
On and on the rain will say

延々と雨は語り続ける
How fragile we are (how fragile we are)

僕らがいかに脆い存在なのか (僕らがいかに脆い存在なのか)

La la la la la la, La la la la la la
La la la la la la, La la la
La la la la la la, La la la la la la
La la la la la la, La la la

If blood will flow when flesh and steel are one
肉と鋼が一体となって、血が流れるなら
Drying in the color of the evening sun

夕日色に乾き
Tomorrow’s rain will wash the stains away

明日の雨が染みを洗い流すだろう
But something in our minds will always stay

だけど僕らの心の中にずっと何かが残り続ける

On and on the rain will fall
延々と雨は降り続ける
Like tears from a star, like tears from a star

星からの涙のように、星からの涙のように
On and on the rain will say

延々と雨は語り続ける
How fragile we are, how fragile we are

僕らがいかに脆い存在なのか、僕らがいかに脆い存在なのか
On and on the rain will fall

延々と雨は降り続ける

the rain will fall (how fragile we are)
雨は降る (僕らがいかに脆い存在なのか)
the rain will fall (how fragile we are)
雨は降る (僕らがいかに脆い存在なのか)
the rain will fall (how fragile we are)
雨は降る (僕らがいかに脆い存在なのか)
the rain will fall
雨は降る

和訳リンク

※今後全曲訳す予定です。

曲情報

 「フラジャイル」はイギリスのミュージシャン、スティングの楽曲。

 この曲は、1987年10月13日にリリースされたスティングの2枚目のスタジオアルバム『ナッシング・ライク・ザ・サン』(…Nothing Like the Sun)に収録された。また、シングルとして1988年4月1日にリリースされた。

『…all this time』でのフラジャイル

 スティングは、イタリアのトスカーナにあるヴィラ・イル・パラジオの自宅でコンサートを開催したいと考え、ミュージシャン仲間を集め、練習と演奏を依頼した。公演の夜に至るまでの出来事が撮影されている中で、公演当日の2001年9月11日に米国で9.11同時多発テロ攻撃が発生した。

 スティングは全員を集め会議を開いた。ライブを中止するかどうか「みんな意見が聞きたい」と問いかけた後、アコースティック・ベース担当のクリスチャン・マクブライドは「ショー全体はやれない。それだけは確かだ。選曲して数曲だけやるのはどうだろう。この状況に合わない曲もあるしね」と述べ、続くギター担当のドミニク・ミラーが「”フラジャイル”はやるべきだ。状況をよく把握して皆で慎重に選曲していこう」と述べた。ピアノ担当のジェイソン・リベロは「”フラジャイル”は今日亡くなった人々に送る前向きなメッセージになると思う」と述べた。スティングはまとめとして「今日は初めに1曲だけやると伝えよう」と「フラジャイル」だけを歌うことに決めようとしたが、それに対してドミニク・ミラーが「1曲やってしまったら引き下がれなくなるだろう」と反対した。最終的にスティングが「1曲演奏した後に皆でもう1度決めようじゃないか」と提案し、皆がそれに賛同してライブを迎えることになった。

 ライブでは「フラジャイル」を演奏する前に「この曲を犠牲者に捧げたい」とスティングが追悼の意思を示した。曲が終わった後、プログラミングとキーボードを担当するキッパーがそのまま「ア・サウザンド・イヤーズ」に入る流れのBGMを流し、「当初予定していた内容を少し変更せざるを得ないが…」とスティングが言ったところでジェイソン・リベロのピアノ演奏が始まり、MCをそれ以上続けることなく、曲に入った。