【和訳】The Smiths – Still Ill

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歌詞&翻訳

I decree today that life
今日、俺は宣言する
Is simply taking and not giving
人生はただ奪うものであって、与えるものではないんだと
England is mine – it owes me a living
イングランドは俺のものだ、俺に生きる価値を与えるべきだ
But ask me why, and I’ll spit in your eye
でも理由を聞いてきたら、おまえの目に唾を吐いてやる
Oh, ask me why, and I’ll spit in your eye
ああ、理由を聞いてきたら、おまえの目に唾を吐いてやる

But we cannot cling to the old dreams anymore
いつまでも昔の夢にしがみついてるわけにはいかないんだ
No, we cannot cling to those dreams
そうさ、もうあの夢にはすがれないんだ

Does the body rule the mind
体が心を支配するのか
Or does the mind rule the body?
それとも心が体を支配するのか
I dunno
俺にはわからない

Under the iron bridge we kissed
鉄の橋の下で俺たちはキスをした
And although I ended up with sore lips
唇がヒリヒリするまでキスをしたけれど
It just wasn’t like the old days anymore
もう昔とは違ったよ
No, it wasn’t like those days
ああ、あの頃の感覚とは違ったんだ

Am I still ill?
俺はまだ病気なのか?
Oh
ああ
Am I still ill?
俺はまだ病気なのか?
Oh
ああ

Does the body rule the mind
体が心を支配するのか
Or does the mind rule the body?
それとも心が体を支配するのか?
I dunno
俺にはわからない

Ask me why, and I’ll die
理由を聞かれたら、俺は死んでしまう
Oh, ask me why, and I’ll die
ああ、理由を聞かれたら、俺は死んでしまう
And if you must, go to work – tomorrow
どうしてもと言うなら、明日仕事に行けばいいさ
Well, if I were you I wouldn’t bother
でも俺だったらそんなことは気にしない
For there are brighter sides to life
人生にはもっと輝いている側面があるんだ
And I should know, because I’ve seen them
俺は知ってるよ、だってその輝きを見たことがあるから
But not very often
でも、そんなに頻繁には見れないけど

Under the iron bridge we kissed
鉄の橋の下で俺たちはキスをした
And although I ended up with sore lips
唇がヒリヒリするまでキスをしたけれど
It just wasn’t like the old days anymore
もう昔とは違ったよ
No, it wasn’t like those days
ああ、あの頃の感覚とは違ったんだ

Am I still ill?
俺はまだ病気なのか?
Oh
ああ
Oh, am I still ill?
ああ、俺はまだ病気なのか?
Oh
ああ

和訳リンク

曲情報

 「Still Ill」(スティル・イル)は、イギリスのロックバンド、ザ・スミスが1984年2月にリリースしたデビューアルバム『ザ・スミス』に収録されている楽曲。

 「Still Ill」は、モリッシーが「昔の夢や自由が死んでしまったことを深く個人的に悟った瞬間」として、またサッチャー時代における彼の性的指向を反映したものとしても書かれた。また、2018年にインデペンデント紙は、この曲を「国の政治的失敗に対する苦々しい感情が染み込んでいる」と評した。この曲は、人生が二度と単純で無邪気なものにはならないのではないかという不安を抱えた、感傷的で心に響く作品となっている。歌詞には、過去へのノスタルジア(「もう昔の夢にしがみつくことはできない」)や、モリッシーの普通の仕事に対する嫌悪感、そしてかつてキスを交わした相手への感情が現在では変わってしまったことが表現されている。また、体が心を支配するのか、それともその逆なのかという問いも含まれている。Paste誌でタイラー・ケインは、この曲について「数小節の間に希望と悲しみが交互に響く」と評している。

 モリッシーは「鉄橋の下で僕たちはキスをした。そして、僕の唇はヒリヒリした…」というフレーズをヴィヴ・ニコルソンの自伝から引用した。

 ジョニー・マーのこの曲の作曲と、ムードの難しい転換を巧みに表現した彼の演奏は頻繁に称賛されている。

 「Still Ill」は「ザ・スミスの最高かつ最も愛される曲のひとつ」として評価され続け、モリッシーやジョニー・マーのコンサートのセットリストにも欠かせない存在となっている。

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