音源
曲情報
「Woke Up In Tokyo(RUKA & ASA)」(ウォーク・アップ・イン・トーキョー [ルカ・アンド・アサ])は韓国のYGエンターテインメント所属のガールズグループ、BABYMONSTER(ベイビーモンスター、略称:ベビモン)が2024年11月1日にリリースした1stフルアルバム『DRIP』に収録された曲。
ソングライター:ASA、CHOICE37、Daboyway、Jonathan Keyes、Kyler Niko、Ricky Luna、Rolando Luna、WONDERFRAME、루카(RUKA)
プロデューサー:Ricky Luna、Rolando Luna
歌詞の意味
「I Woke Up in Tokyo」は、東京で目を覚ました瞬間の興奮や驚きを表現した曲で、エネルギッシュで楽しい雰囲気が特徴的なトラックだ。歌詞は、東京の街で新しい冒険が始まったという感覚を描いており、異国の地で感じる自由やエネルギーが前面に出ている。
曲全体には、東京という都市での非日常的な体験を楽しむ様子が描かれており、テンポよくリズミカルに展開する。特に、繰り返し登場する「I woke up in Tokyo」というフレーズは、東京という場所で目覚め、全く新しい世界が広がる瞬間を強調している。
歌詞の中では、ユーモアと遊び心が感じられ、さまざまなポップカルチャーの要素(例えば「かめはめ波」や「焼肉 in pajamas」)が取り入れられ、東京の街で過ごす楽しさとエキサイティングな雰囲気が表現されている。また、サビの部分では、「ありがとう」や「rock and roll」といったフレーズが繰り返され、東京の街で感じる無限の可能性やエネルギーを肯定的に受け入れている。
全体として、この曲は東京という都市に対するワクワク感や新しい体験を心から楽しむ気持ちが表れており、軽快でアグレッシブなリズムに乗せて、東京の魅力を存分に伝えている。
タイトル「Woke Up In Tokyo」の意味
この曲を歌っているベビモンの日本人メンバーRUKA(河合瑠花)は山口県生まれ、東京都育ちで、ASA(榎並杏紗)は生まれも育ちも東京都。
RUKAの出生地も東京であるなら「東京でうぶ声をあげた」という訳も考えられたが、山口生まれであるため「目覚めた」と訳した。
lost in とは?
ここでの「lost」は「迷子になる」というより「夢中になってる」「周りで起こってる他のことに気づかないくらい没入してる」という意味。
go bananas とは?
「go bananas」は「非常に怒ったり興奮したりすること」を表すフレーズ。
run and gun とは?
この部分はバスケの文脈として解釈できる。人気アニメ/漫画『スラムダンク』にも登場する「run and gun(ラン・アンド・ガン)」は、バスケットボールや他のチームスポーツにおいて、選手たちが素早く動き、ボールをパスし、事前に計画された動き(セットプレイ)を多用しないプレイスタイルを指す。「Yum yum yum」は、おいしい食べ物を期待しているときなど、喜びや歓喜を表す感嘆詞で、スポーツの文脈では「eat」や「cook」などが相手を手玉に取ったり、圧倒するような意味で使われることから、「Yum yum yum」もその線で理解できる。
またバスケの文脈以外にも軍事的な速攻の意味でも取れるが、いずれにしろ、このセクション全体で「速攻で目標に到達すること」「目標に向かう過程で、どんな障害があろうとはねのける」という信条の比喩表現になっているため、本質的な意味はどちらで取っても変わらない。
Pew pew とは?
ここでの「Pew pew」は直後の「We pulling up(私たちがやって来た)」と繋がり、周囲がルカとアサの登場に大興奮している様子を描写するものとして指笛の音と解釈することが可能であるが、この「Pew pew」という音は一般的に銃声やレーザーの音としても使われる擬音語で、このフレーズの直前に銃のリロード音が挿入されていることから、銃撃戦を始めた様子を表していると考える方が自然である。
Boohooは「うぇ~ん、うぇ~ん」など泣き声を表す擬声語で、泣いてる相手に対して挑発する際にも使える言葉である。ここでは撃って倒れた相手を挑発するフレーズとして解釈できる。
レベルアップは敵を倒して経験値を得たからだと解釈できる。
悟空は人気アニメ/漫画『ドラゴンボール』の主人公。この作品は戦闘力のインフレによってキャラクターがレベルアップを繰り返して強くなっていくことでも有名である。かめはめ波は悟空の必殺技の一つ。
指をクロスして「領域展開」とは?
このフレーズは人気アニメ/漫画『呪術廻戦』への言及。「指をクロスさせる」というジェスチャーは、五条悟が「無量空処(むりょうくうしょ)」という領域展開を発動する際のポーズとして有名。


