【歌詞和訳】Stevie Wonder – Higher Ground

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歌詞&翻訳

People, keep on learning
人々よ、学び続けて
Soldiers, keep on warring
兵士たちよ、戦い続けて
World, keep on turning
世界よ、回り続けて
‘Cause it won’t be too long
もうすぐその時が来るから

Powers keep on lying
権力者たちは嘘をつき続け
While your people keep on dying
その間に人々は死に続ける
World keep on turning
世界は回り続ける
‘Cause it won’t be too long
もうすぐその時が来るから

I’m so darn glad He let me try it again
もう一度挑戦させてくれたことが本当に嬉しいよ
‘Cause my last time on Earth, I lived a whole world of sin
だって前に地上で生きてた時は、罪にまみれた人生を送っていたから
I’m so glad that I know more than I knew then
今はあの頃よりも多くのことを知ってるし、それが本当に嬉しいんだ
Going to keep on trying
だから挑み続ける
‘Til I reach my highest ground
自分の最高の境地にたどり着くまで

Teachers, keep on teaching
教師たちよ、教え続けて
Preachers, keep on preaching
説教師たちよ、説き続けて
World, keep on turning
世界よ、回り続けて
‘Cause it won’t be too long
もうすぐその時が来るから
Oh, no
ああ、ほんとに

Lovers, keep on loving
恋人たちよ、愛し続けて
Believers, keep on believing
信じる者たちよ、信じ続けて
Sleepers, just stop sleeping
無関心な人たちよ、目を覚まして
‘Cause it won’t be too long
もうすぐその時が来るから
Oh, no
ああ、ほんとに

I’m so glad that He let me try it again
神様がもう一度挑戦させてくれて、本当に嬉しいよ
‘Cause my last time on Earth, I lived a whole world of sin
だって前に地上で生きてた時は、罪にまみれた人生を送っていたから
I’m so glad that I know more than I knew then
今はあの頃よりも多くのことを知ってるし、それが本当に嬉しいんだ
Going to keep on trying
だから挑み続ける
‘Til I reach my highest ground
自分の最高の境地にたどり着くまで
Woo
ウー

‘Til I reach my highest ground
自分の最高の境地にたどり着くまで
No one’s gonna bring me down
誰にも邪魔はさせない
Oh, no
ああ、絶対に
‘Til I reach my highest ground
自分の最高の境地にたどり着くまで
Don’t you let nobody bring you down (They’ll sho’ ‘nuff try)
誰にも君をくじかせるな(きっと邪魔しようとしてくる)
God is gonna show you highest ground
神様は君に最高の境地に至る道を示してくれる
He’s the only friend you’ll have around
そして、そばにいてくれる唯一の友は神様だけなんだ
‘Cause the rest of the world will bring you down
だって世界は君をくじこうとするから

曲情報

 「Higher Ground」(ハイヤー・グラウンド)は、スティーヴィー・ワンダーが作詞・作曲した楽曲で、1973年のアルバム『Innervisions』に初収録された。この曲はBillboard Hot 100で4位、全米R&Bシングルチャートで1位を記録した。

 ワンダーは1973年5月、約3時間の創作のひらめきの中でこの曲を書き、録音した。アルバムバージョンにはシングルバージョンにはない追加のヴァースが含まれており、約30秒長くなっている。

 この曲はイギリスでもリリースされたが、UKシングルチャートでは29位と、成功は控えめだった。

背景

 歌詞は輪廻転生のテーマを扱っている。『ニューヨーク・タイムズ』のインタビューで、ワンダーは次のように語っている。

「輪廻転生を信じたい。もうひとつの人生があると信じたい。時には、意識がこの地上にもう一度現れることがあると思うんだ。『Higher Ground』を書いたのは事故の前だった。でも、何かが起こるということを、そしてもっと多くのことに気づき、自分を立て直す必要があるということを、どこかで予感していたのかもしれない。これは、人生の第二のチャンスなんだ。何かを成し遂げる、あるいはもっと多くのことをやるために。そして、生きているという事実に価値を見出すためにね」

 『ビルボード』誌によれば、歌詞は「愛や人生のあらゆる局面において前進し続ける人々」について歌っているという。

 本曲における独特なワウワウ・クラビネットのサウンドは、Mu-Tron IIIというエンベロープ・フィルターペダルを使って生み出された。ベースラインは、共同プロデューサーのマルコム・セシルとロバート・マーゴリフによってプログラムされたムーグ・シンセサイザーによるものである。オーバーダビングを用いて、ワンダーはクラビネット、ドラム、パーカッション、そしてボーカルをすべて自ら演奏・録音した。

 2024年8月21日、ワンダーは2024年民主党全国大会で「Higher Ground」を披露し、副大統領カマラ・ハリスの次期大統領選挙キャンペーンを支持した。

評価

 発表当時のレビューにおいて、『Cash Box』誌はこの曲について「彼の内なる天才のさらなる証」と評した。『Record World』誌は「『Superstition』のようなフィーリングと洗練さを備えたごつごつとしたナンバー」と評している。

 2004年、『ローリング・ストーン』誌はこの曲を「史上最も偉大な500曲」の中で261位にランク付けし、2010年には265位、2021年には113位に再ランク付けした。2021年の解説では次のように記されている。

 「『Higher Ground』は、ワンダーが1973年8月に重傷を負って昏睡状態に陥る直前に録音された。回復初期、彼のロードマネージャーがこの曲のメロディーを耳元で歌うと、ワンダーはその音楽に合わせて指を動かして反応した」

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