【歌詞和訳】The Doors – Hello, I Love You

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Hello, I love you
やあ、お前が好きだ
Won’t you tell me your name?
名前を教えてくれないか
Hello, I love you
やあ、お前が好きだ
Let me jump in your game
その恋の駆け引きに俺も混ぜてくれ
Hello, I love you
やあ、お前が好きだ
Won’t you tell me your name?
名前を教えてくれないか
Hello, I love you
やあ、お前が好きだ
Let me jump in your game
その恋の駆け引きに俺も混ぜてくれ

She’s walking down the street
彼女は通りを歩いてるけど
Blind to every eye she meets
誰の視線にも一切気づかない
Do you think you’ll be the guy
お前は自分がその男になれると思うのか
To make the queen of the angels sigh?
ロサンゼルスの女王にため息つかせられると思うのか

Hello, I love you
やあ、お前が好きだ
Won’t you tell me your name?
名前を教えてくれないか
Hello, I love you
やあ、お前が好きだ
Let me jump in your game
その恋の駆け引きに俺も混ぜてくれ
Hello, I love you
やあ、お前が好きだ
Won’t you tell me your name?
名前を教えてくれないか
Hello, I love you
やあ、お前が好きだ
Let me jump in your game
その恋の駆け引きに俺も混ぜてくれ

She holds her head so high
彼女は頭を高く掲げてる
Like a statue in the sky
空に浮かぶ像みたいに
Her arms are wicked and her legs are long
その腕は妖しくて、脚は長い
When she moves, my brain screams out this song
彼女が動くと、俺の脳がこの歌を叫び出す

Sidewalk crouches at her feet
歩道さえも彼女の足元にひれ伏してる
Like a dog that begs for something sweet
甘いものをねだる犬のように
Do you hope to make her see, you fool?
お前なんかが彼女の目に留まるとでも思ってるのか、マヌケめ
Do you hope to pluck this dusky jewel?
この妖しい宝石を手に入れられるとでも思ってるのか

Hello, hello, hello, hello, hello, hello, hello
やあ、やあ、やあ、やあ、やあ、やあ、やあ
I want you
お前が欲しい
Hello
やあ
I need my baby
俺にはあの子が必要なんだ
Hello, hello, hello, hello…
やあ、やあ、やあ、やあ…

曲情報

 「Hello, I Love You(ハロー・アイ・ラヴ・ユー)」は、アメリカのロックバンド、ドアーズが1968年のアルバム『Waiting for the Sun』のために録音した楽曲である。エレクトラ・レコードによって同年にシングルとしてリリースされ、アメリカとカナダのチャートで1位を記録した。楽曲の作詞作曲はドアーズにクレジットされているが、他のアーティストの楽曲が元になっている可能性が指摘されている。

 一部のファンの間では、このシングルは商業的すぎてドアーズらしくないと否定的に捉えられており、歌詞の浅さからバンドのサウンドを代表するものではないとされる。ドアーズ自身も、エレクトラ・レコードからこの楽曲を3枚目のアルバムに収録するよう強く迫られた際に強く反対していた。というのも、この曲は彼らが最初期に演奏していた楽曲の1つであり、すでに進化を遂げた自分たちの音楽性にそぐわないと感じていたからである。

作曲

 「Hello, I Love You」は1965年に作曲・初録音されており、当時はドアーズの前身バンドであるRick & the Ravensによって録音された6曲のうちの1つで、レコード契約を得るために制作された。歌詞は、ジム・モリソンがヴェニスビーチで見かけた若い黒人の女性にインスパイアされており、「Do you hope to pluck this dusky jewel?(このくすんだ宝石を摘み取るつもりか?)」というフレーズにそれが表れている。

 シングルおよび『Waiting for the Sun』のライナーノーツではグループによる作曲とされているが、パフォーマンス権を管理するASCAPでは各メンバー個人が作詞作曲者として登録されている。楽曲の構成の大部分はイ長調で記譜されている。

盗作論争

 『The Doors: Box Set』のライナーノーツにおいて、ロビー・クリーガーは、レイ・デイヴィスの作曲によるキンクスの「All Day and All of the Night」から楽曲の構造を盗用したという非難を否定している。代わりに、クリーガーはこの曲のドラムビートはクリームの「Sunshine of Your Love」から取ったものだと述べている。しかし、レイ・デイヴィスは2012年の『Mojo』誌のインタビューで次のように語っている。

 「ツアー中、出版社の人間が来て、『ドアーズが”All Day and All of the Night”のリフを”Hello, I Love You”で使った』と言ったんだ。僕は『訴える代わりに、彼らに認めさせよう』と言ったら、彼は『もう認めてる。だから訴えるべきだ』と(笑)。ジム・モリソンはそれを認めたんだ。それが一番大事なことだった」

 2014年の『Rolling Stone』誌のインタビューでは、デイヴィスはドアーズと裁判外で和解に至ったことを示唆している。キーボーディストのレイ・マンザレクも『Musician』誌のインタビューで「確かにキンクスの曲に似ている」と認めている。

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