【歌詞和訳】The Doors – Love Her Madly

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歌詞&翻訳

Don’t you love her madly?
彼女を狂おしいほど愛してるんじゃないか?
Don’t you need her badly?
どうしようもなく必要としてるんじゃないか?
Don’t you love her ways?
彼女のやり方が好きじゃないのか?
Tell me what you say
どう思ってるか言ってみろよ

Don’t you love her madly?
彼女を狂おしいほど愛してるんじゃないか?
Wanna be her daddy?
彼女の“パパ”になりたいんじゃないか?
Don’t you love her face?
彼女の顔が好きじゃないのか?

Don’t you love her as she’s walkin’ out the door
Like she did one thousand times before?
これまで何度もそうしてきたように、また出ていこうとしてる彼女を、いつものように愛してやれないのか?

Don’t you love her ways?
彼女のやり方が好きじゃないのか?
Tell me what you say
どう思ってるか言ってみろよ

Don’t you love her as she’s walking out the door?
また出ていこうとしてる彼女を、いつものように愛してやれないのか?

All your love
すべての愛を
All your love
すべての愛を
All your love
すべての愛を
All your love
すべての愛を

All your love is gone
お前のすべての愛はもう消えてしまった
So sing a lonely song
だから孤独な歌を歌うんだ
Of a deep blue dream
深く蒼い夢の中の
Seven horses seem
七頭の馬が
To be on the mark
正しい道にいるように見える

Yeah, don’t you love her?
Don’t you love her as she’s walking out the door?
そうだ、彼女を愛してないのか?また出ていこうとしてる彼女を、いつものように愛してやれないのか?

All your love
すべての愛を
All your love
すべての愛を
All your love
すべての愛を

Hey, all your love is gone
おい、お前のすべての愛はもう消えてしまった
So sing a lonely song
だから孤独な歌を歌うんだ
Of a deep blue dream
深く蒼い夢の中の
Seven horses seem
七頭の馬が
To be on the mark
マークの上にいるように見える

Don’t you love her madly?
彼女を狂おしいほど愛してるんじゃないか?
Well, don’t you love her madly?
なあ、本当に彼女を愛してないのか?
Oh, don’t you love her madly?
彼女を狂おしいほど愛してるんだろ?

曲情報

 「Love Her Madly」は、アメリカのロックバンド、ドアーズによる楽曲であり、1971年3月にシングルとしてリリースされた。アルバム『L.A. Woman』からの最初のシングルであり、ジム・モリソン在籍時の最後のアルバムでもある。「Love Her Madly」は全米Billboard Hot 100で最高11位、カナダでは3位を記録し、ドアーズにとって最も成功したシングルの一つとなった。ベースはセッション・ミュージシャンのジェリー・シェフが演奏している。

 Cash Box誌はこの曲を「FMとトップ40の可能性を精密に融合したもの」と評し、Record World誌は「素晴らしい新作ロック」と絶賛した。

 2000年には、ロビー・クリーガー、レイ・マンザレク、ジョン・デンスモアがボ・ディドリーと共に、ドアーズのトリビュート・アルバム『Stoned Immaculate』用に「Love Her Madly」の新バージョンを録音した。

背景

 ギタリストのロビー・クリーガーは、1970年9月のジム・モリソンの裁判の時期に「Love Her Madly」を書いた。彼は12弦ギターを使って楽曲を作曲し、歌詞は当時のガールフレンド(後に妻となるリン)とのケンカや問題からインスピレーションを得ている。レイ・マンザレクによると、曲名はデューク・エリントンがコンサートの終わりに観客に言っていた決まり文句「We love you madly」から取られたという。

 プロデューサーのポール・A・ロスチャイルドによれば、「Love Her Madly」が彼が『L.A. Woman』のレコーディングから離れるきっかけになった曲であり、彼はこの曲を「カクテル音楽」として却下したとされる。一方、クリーガーはロスチャイルドが批判したのは「Riders on the Storm」だったと主張している。ロスチャイルドの離脱後、ドアーズはエンジニアのブルース・ボトニックと共にアルバムをセルフプロデュースすることを選んだ。

 シングルのB面である「You Need Meat (Don’t Go No Further)」は、ジム・モリソン在籍時にスタジオ録音としてリリースされた唯一の、キーボード奏者レイ・マンザレクによるリードボーカル曲である。この曲は、「Wishful Sinful」のB面「Who Scared You?」、モリソン脱退後のレア曲「Treetrunk」(「Get Up and Dance」のB面)と共に、ドアーズの数少ない非アルバムB面のひとつである。「You Need Meat」は後にコンピレーション・アルバム『Weird Scenes Inside the Gold Mine』で初めてアルバム収録され、2006年の『Perception』ボックスセットや2007年の『L.A. Woman』再発盤のボーナストラックとしても収録された。

歌詞の意味

七頭の馬(Seven horses)とは?

Seven horses seem
七頭の馬が
To be on the mark
マークの上にいるように見える

 この「seven horses」という表現について、ギタリストのロビー・クリーガーは以下のように語っている。

 ジムはいつも「聴き手を混乱させるようなものを入れろ」と言っていた。あの“seven horses”には特に深い意味はない。ジムにとっては“ラッキーな兆し”みたいな感覚だった。彼はフロリダ時代から競馬が好きだったし、“on the mark”という部分も軍隊調のリズムにぴったりはまったんだ。

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