【和訳】The Smiths – Hand in Glove

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歌詞&翻訳

Hand in glove
とても親密な関係なんだ
The sun shines out of our behinds
太陽は僕らのケツから輝いてる
No, it’s not like any other love
違う、他の愛とは違うんだ
This one is different – because it’s us
これは特別なんだ、だって僕らなんだから

Hand in glove
とても親密な関係なんだ
We can go wherever we please
どこにだって自由に行ける
And everything depends upon
すべては君が僕のそばに
How near you stand to me
どれだけ近くに立っているかにかかっている

And if the people stare
もし人々がじっと見つめてくるなら
Then the people stare
それでも構わない
Oh, I really don’t know and I really don’t care
ああ、本当のところ僕は気にしない

Kiss my shades
僕のサングラスにキスしなよ

Hand in glove
とても親密な関係なんだ
The good people laugh
善良な人々は笑う
Yes, we may be hidden by rags
確かに僕らはボロボロの服を着ているかもしれない
But we’ve something they’ll never have
でも彼らには決して持てない何かを持っているんだ

Hand in glove
とても親密な関係なんだ
The sun shines out of our behinds
太陽は僕らのケツから輝いてる
Yes, we may be hidden by rags
確かに僕らはボロボロの服を着ているかもしれない
But we’ve something they’ll never have
でも彼らには決して持てない何かを持っているんだ

And if the people stare
もし人々がじっと見つめてくるなら
Then the people stare
それでも構わない
Oh, I really don’t know and I really don’t care
ああ、本当のところ僕は気にしない

Kiss my shades…oh…
僕のサングラスにキスしなよ…ああ…

So, hand in glove I stake my claim
だから、この親密な関係を守り抜くと誓うよ
I’ll fight to the last breath
虫の息になろうとも戦うよ

If they dare touch a hair on your head
もし彼らが君の髪の毛一本にでも触れようとしたら
I’ll fight to the last breath
息絶えるまで戦うよ

For the good life is out there somewhere
幸せな人生がどこかにあるはずだから
So stay on my arm, you little charmer
だから僕の腕にしがみついていて、可愛い人

But I know my luck too well
でも僕は自分の運命をよく知っている
Yes, I know my luck too well
ああ、自分の運命はよくわかっている
And I’ll probably never see you again
そして、もう二度と君に会えないだろう
I’ll probably never see you again
もう二度と会えないだろう
I’ll probably never see you again
もう二度と会えないだろう
Oh
ああ

和訳リンク

曲情報

 「Hand in Glove」(ハンド・イン・グローヴ)は、イギリスのロックバンド、ザ・スミスのデビューのデビューシングルで、デビューアルバム『ザ・スミス』に収録されている楽曲。ボーカルのモリッシーとギターのジョニー・マーによって作詞作曲された。1983年5月にインディーズレコードレーベルの ラフ・トレードからリリースされた。

チャート

 イギリスのインディーズチャートで最高3位を記録したが、イギリスのシングルチャートのトップ75には入らず、124位にとどまった。

物議を醸すアートワーク

 モリッシーは、このシングルの意図的に物議を醸すアートワーク、つまりカメラに背を向けて立っている裸の男性の写真を選んだ。これは同性愛的な写真で有名なジム・フレンチが撮影したものだった。

一生病気になってしまったモリッシー

 スミスはこの曲をとても誇りに思っており、大ヒットになると期待していた。モリッシーはリリース時に「このレコードはあらゆる点で完璧だと思うので、もしこれがだらだらと流れていったら、私はおそらく一生病気になってしまうだろう」とコメントした。モリッシーにとって不運だったのは、この曲が失敗し、イギリスのチャートで悲惨な最高位124位にとどまったことだった。

サンディ・ショーのカバー

 1984年、ザ・スミスは60年代の歌手サンディ・ショーに手紙を書き、この曲のカバーを録音するよう依頼した。ショーは最初は乗り気ではなかったが、モリッシーがマスコミで彼女を賞賛しているのを読んで心を動かされた。ショーはメロディー・メーカー誌にこう語っている。「結果が気に入らなかったらやめるという条件でスタジオに入るって言ったの。でもすごく楽しかったし、シングルも素晴らしいと思うわ」

 このカバーはイギリスのチャートで27位に上り、ショーにとっては10年以上ぶりの大ヒットとなった。

チャート

 スミスは1986年12月にロンドンのブリクストン・アカデミーで行われた最後の公演をこの曲で締めくくり、モリッシーのステージ上の最後の言葉は「もう二度と君に会うことはないだろう」となった。

 サンディ・ショーは、 2013年4月11日、ザ・スミスとのコラボレーションについてデイリー・テレグラフ紙に語った。彼女は次のように回想している。「モリッシーは誰にとっても扱いにくい人だから大変だったけど、ジョニー・マーがいたことは幸いだったわね。彼と一緒に仕事をするのは本当に楽しかったわ」

歌詞の意味

 この曲は、恋人の悲観主義がいかにして理想的な関係を台無しにするかについて歌っている。ザ・スミスのボーカル、モリッシーはスター・ヒッツ誌にこう説明している。「完全な孤独というテーマを使いたかったんだ。歌詞の意味で、そこに何か痛烈に詩的なもの、同時に歓喜に満ちたものがあることが僕にとって重要だったんだ」ギタリストのジョニー・マーは伝記作家のサイモン・ゴダードに、モリッシーがこの曲で彼らの友情について書いたのは「当時一緒に過ごしていたのが僕らだけだったから」だろうと語った。

 モリッシーはスター・ヒッツ誌に対し、「たとえ僕らがぼろ布に隠れていても、彼らには決して手に入らないものを持っている」というフレーズがスミスの歌詞の中で一番好きだと語った。「これは服を買う余裕がなくぼろ布を着ていたときの気持ちだけど、精神的に貧しいとは感じていなかった」

 「もう二度と君に会えないだろう」という歌詞は、シェラグ・デラニーの劇「蜜の味」から引用されている。モリッシーはまた、レナード・コーエンの「Take This Longing」の「すべては君が僕とどれだけ近くで眠るかにかかっている」という部分を「すべては君が僕とどれだけ近くにいるかにかかっている」と言い換えている。

 2013年にNMEから「モリッシーの歌詞で一番好きなのは何?」と聞かれたジョニー・マーは、おそらくこの曲全体だろうと答えた。その理由について彼は、「愛と友情の表明であり、前進する感覚がある。そして、ある種の本物の精神がある」と説明した。

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