【曲解説】Sting – Don’t Stand So Close to Me (from “…All This Time”)

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曲情報

「Don’t Stand So Close to Me」(ドント・スタンド・ソー・クロース・トゥ・ミー)はイギリスのロックバンド、ポリスのヒット曲で、1980年9月に3枚目のスタジオアルバム『ゼニヤッタ・モンダッタ』のリードシングルとしてリリースされた。

この曲は生徒と性的関係を持ってクビになる教師の話で、スティングはポリス加入前に英語教師だったが、『all this time』のDVDでスティングは「経験じゃなくて創作だよ!」と述べている。

またこの曲のすぐ後に「When We Dance」が続くが、「この2つの曲にはつながりがある。感情が交錯してるんだ。なぜか物悲しさのある曲だ。僕の声は物悲しさが似合うらしいよ」と付け加えている。

歌詞の意味

この曲は教師と女子生徒の間に生じる危うい緊張を描いた内容になっている。語り手は年齢差と立場の不均衡を自覚しながら、相手の積極的な感情に揺さぶられる様子を示し、その関係が許されないものであることを強く意識している。誘惑と葛藤が同時に高まり、周囲の噂や疑念によって状況がさらに悪化していく構図が描かれる。文学的な参照が挿入されることで、彼の動揺や罪悪感が一層浮かび上がり、距離を取るべきだという必死の訴えが中心に置かれた曲になっている。

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