【歌詞和訳】Elliott Smith – Either/Or

音源

歌詞&和訳

You’re strong, you’re stubborn now
In an endless symbolic war

君は強情で、今も終わりのない象徴的な戦いを続けている
Brave or bored

それは勇敢なのか、それともただ退屈なだけなのか?
Either/or

どちらにしろ、大した違いはない

Sometimes I ricochet from the past
時には過去へ跳ね返され
And at times, a future I’ve already had before

時にはすでに経験したはずの未来へと進んでいく
Champion or chore

勝者なのか、それともただの雑務なのか
Either/or

結局どっちも同じようなものさ

I’ll write the pages you rip out
君が破り捨てたページを
Back in their places again

僕はまた元の場所に戻してやる
One day you’ll know what you’re talking about

いつか君も自分が何を言っているのか本当に理解する日が来るかもしれないけど
I can hardly imagine

正直、それが想像できる気がしない
But until then I’ll be

でも、それまでは僕が――

Filling in these blanks that you create
君がつくり出した空白を、僕が埋めることになる
Every time you win some petty score

くだらない勝ち負けにこだわるたびに
Posing as hardcore, oh yeah

本当は大したことないのにハードコアを気取ってさ
Either/or

結局、どっちつかずの二者択一ってわけだ

Look at the spin chief
見てみろよ
Battered and broken

ボロボロになった策略家が
Clutching a plastic rose

プラスチックのバラを握りしめてる
We’re all in the downpour you carry around for
Trashing a lifestyle you’ve never known

君は知らないライフスタイルを批判しているけど、結局、僕らは君が撒き散らす雨に打たれているだけ
It’s a useful dream that makes

それは都合のいい幻想で
Quite an entertaining show

ちょっとした娯楽にはなるかもしれないけど
And not much more

それ以上のものじゃない
Up against and for

賛成か反対かなんて関係ない
Either/or

結局どっちも同じようなものさ

曲情報

 「Either/Or」(イーザー・オア)はアメリカのミュージシャン、Elliott Smith(エリオット・スミス)の死後にリリースされたコンピレーションアルバム『New Moon』に収録された曲。このアルバムは2007年5月8日にキル・ロック・スターズからリリースされた。

歌詞の意味

「Either/Or」とは?

 「Either/Or」は、エリオット・スミスの3枚目のスタジオアルバムのタイトルであり、その制作時に録音された楽曲でもある。ただし、この曲はアルバムには収録されず、後に未発表音源集『New Moon』に収められた。

 アルバム名は、デンマークの哲学者セーレン・キルケゴールの著作『あれか、これか(Either/Or)』に由来している。この哲学書では、美的・主観的な生き方と、倫理的・客観的な生き方の対比が描かれており、楽曲「Either/Or」もまた、選択の曖昧さや矛盾をテーマにしている可能性がある。

 エリオット・スミスはマサチューセッツ州のハンプシャー・カレッジで哲学を学んでいた。

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