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曲情報
「シャンペン・スーパーノヴァ」はイギリスのロックバンド、オアシスの2枚目のスタジオアルバム『モーニング・グローリー』((What’s the Story)Morning Glory?)に収録された曲で、このアルバムは1995年10月2日にクリエイション・レコードからリリースされた。
歌詞の意味
この歌詞には深い意味はなく、解釈は聞き手に委ねられている
ノエル・ギャラガーは2005年に、この曲が実際に何について歌っているのかまだ決めかねていると主張した。1995年にNMEのインタビュアーでは次のように語っていた。
気分によって意味が違うんだ。機嫌が悪いときは、地すべりの下敷きになって窒息するような感じなんだ。この曲はちょっとした叙事詩なんだ。若い頃、集団の中にいて、彼らが自分のために何をしてくれたか考えるけど、何もしてもらえてなかったときのことについて歌っているんだ。子供の頃、セックス・ピストルズが世界を征服し、その過程でみんなを殺すと信じていた。クラッシュのようなバンドは廃れていった。パンクロックは革命になるはずだったが、実際に革命は起こったのか?まったくそんなことは起こらなかった。マンチェスターは、地球上で最も偉大なムーブメントになるはずだったが、まったくそうはならなかった。俺たちがバンドを始めたとき、誰かのために何かをするつもりはないと決めていた。ただたくさんの素晴らしい曲を残そうと思っていただけだ。
でも、中には何の意味も込められていない言葉もある。1つは、キャンバーウィック・グリーンかトランプトンか何かにいたブラケット・ザ・バトラーについてだ。彼はホールを歩くのに20分ほどかかっていた。そして、「キャノンボール(大砲)」以外に「ホール」と韻を踏むものが思いつかなかったから、「キャノンボール(大砲)よりも速く、ホールをゆっくりと歩いていく」と書いた。そしたらみんな「すげえな」って感じだった。「Where were you while we getting high?(俺たちがハイになっている間、おまえはどこにいたんだ?」っていうセリフもある。それは俺たちがいつもお互いに言っているセリフだからだよ。
でも、「Champagne Supernova」と呼ばれるクラブを立ち上げた人の数は信じられないくらい多いよ。アルバムはまだリリースすらされてないっていうのに。
キャンバーウィック・グリーンは1966年にBBCで放送されたイギリスの子供向けTVシリーズのストップモーション・アニメーション。トランプトンとチグレーを含めて三部作になっている。
2009年のインタビューで、ノエル・ギャラガーは次のような逸話を語っている。
このライター、彼は「Champagne Supernova」の歌詞について話していて、実際に俺にこう言った。「この曲が傑作であることを妨げているのは馬鹿馬鹿しい歌詞のせいだ」。それで俺は「それはどういう意味だ?」と聞いたんだ。すると彼は「そうだな、大砲の弾よりも速く、ゆっくりと廊下を歩く?それはどういう意味なんだ?」って言ったんだ。「わからない。でも、6万人が意味もわからずに歌っているとでも言いたいのか?一人一人にとって意味が違うんだよ」
タイトルの意味もなし
ノエル・ギャラガーがこのタイトルを思いついたのは、ピクシーズのアルバム『ボサノバ』のタイトルを聞き間違えた時だった。そして当時、彼はシャンパンに関するドキュメンタリーを見ていた。
地すべりの下敷きになる?
ノエルはガールフレンドのキッチンにあった砂糖瓶を見て”Caught beneath the landslide”(地すべりの下敷きになる)というフレーズを思いついた。
▼アルバム『モーニング・グローリー』のブックレットに、その砂糖瓶の写真が載っている。



