音源
CDリマスター音源 (2017)
Bowie at the Beeb (2000) ライブ音源
歌詞&和訳
Every chance, every chance that I take
あらゆるチャンス、あらゆるチャンスをものにする
I take it on the road
どこにでも行って掴み取る
Those kilometers and the red lights
キロメーターに赤信号
I was always looking left and right
常に左右を見ていた
Oh, but I’m always crashing in the same car
ああ、でも僕はいつだって同じ車でクラッシュしているんだ
Jasmine, I saw you peeping
ジャスミン、君が覗いているのを見たよ
As I pushed my foot down to the floor
僕が全力でペダルを踏んでいた時に
I was going round and round the hotel garage
僕はホテルのガレージをぐるぐる回っていた
Must have been touching close to 94
94km/hに近いスピードが出ていたに違いない
Oh, but I’m always crashing in the same car
ああ、でも僕はいつだって同じ車でクラッシュしているんだ
Yeah, yea
曲情報
「オールウェイズ・クラッシング・イン・ザ・セイム・カー」はイギリスのロックミュージシャン、デヴィッド・ボウイの曲。
この曲は1977年のアルバム『Low』に収録されている。
解釈
この曲の歌詞は、同じ間違いを何度も繰り返してしまうことへの後悔を表現している。この曲の語り手は、ジャスミンという名前の少女が見守る中、ホテルのガレージの周りを高速で周回し、慎重に危険を確認しながらも必ず衝突してしまう様子を語っている。
この曲は、ボウイのコカイン中毒の絶頂期に起こった実際の出来事について言及している。メルセデスを運転していたボウイは、路上で麻薬の売人を見つけ、その売人が自分を騙したと信じていた。報復として、ボウイは何度も自分の車をディーラーの車に突っ込み、その後ホテルに戻り、結局ホテルの地下駐車場でグルグル運転することになった。また、ジャスミンとは、当時ボウイと一緒に車に乗っていたとされるイギー・ポップのことを指しているとも報じられている。
この作品には2節あるが、3節が予定されていた。スタジオでボウイは、面白いことを意図してボブ・ディラン風のスタイルで3番目のヴァースを歌った。しかし、その数年前にボブ・ディランがひどいバイク事故を起こしていたことを考慮し、ボウイはトニー・ヴィスコンティに3番目のヴァースをレコーディングから削除するよう求めた。