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歌詞&和訳
1、2、3、4
I looked out across the river today
僕は今日、川の向こうに目をやった
Saw a city in the fog and an old church town where the seagulls play
カモメが遊ぶ霧に覆われた古い教会街を見た
Saw the sad shire horses walking home in the sodium light
ナトリウム灯の中、悲しげに歩いて家に帰るシャイヤー種の馬を見た
Two priests on the ferry
フェリーに乗った二人の神父
October geese on a cold winter’s night
寒い冬の夜の十月の雁
All this time the river flowed
その間、川はずっと流れていた
Endlessly to the sea
果てしなく海へと
Two priests came ‘round our house tonight
今夜、二人の神父が僕の家にやって来た
One young, one old, to offer prayers for the dying to serve the final rite
一人は若く、一人は年を取った神父が、死にゆく人々のために祈りをささげるという最後の儀式を執り行うために
One to learn, one to teach which way the cold wind blows
一人は学び、一人は冷たい風が吹く方向を教え
And fussing and flapping in priestly black like a murder of crows
カラスの群れのように、司祭の黒い服をはためかせて仰々しく儀式を執り行っていた
All this time the river flowed
その間、川はずっと流れていた
Endlessly to the sea
果てしなく海へと
If I had my way
もし僕が儀式を執り行えるなら
I’d take a boat from the river
川に小舟を浮かべて
And I’d bury the old man
父を水葬したのに
I’d bury him at sea
海へと送り出したのに
Aww
Blessed are the poor, for they shall inherit the earth
「貧しい者たちは幸いだ、彼らは大地を受け継ぐことになるから」
Better to be poor than be a fat man in the eye of the needle
「針の穴にはまる太った人間よりも貧しい人間になる方が良い」
As these words were spoken I swear I hear the old man laughing
これらの言葉が口にされている間、間違いなく父の笑い声を聞いたよ
What good is a used up world and how could it be worth having?
「使い切られて何も残っていない世界に一体何の価値があるんだ?」
Always said
いつも言っていた
All this time the river flowed
その間、川はずっと流れていた
Endlessly like a silent tear
静かな涙のように果てしなく
All this time the river flowed
その間、川はずっと流れていた
Father, if Jesus exists then how come he never lives here?
神父さま、神様が存在するのなら、どうしてここに住んでいないの?
Yeah, yeah, yeah
Yeah, yeah, yeah
Yeah, yeah, yeah (yeah)
Teachers told us the Romans built this place
ローマ人がこの場所を作ったと先生たちは言った
They built a wall and a temple and an edge of the empire garrison town
城壁を築き、神殿を建て、帝国の端に駐屯地を作った
They lived and they died
彼らは生き、そして死んだ
They prayed to their gods, but the stone gods did not make a sound
彼らは神々に祈ったが、石の神々は音を立てることもなく
And their empire crumbles ‘till all that was left
帝国は崩れ去り、残されたのは
Were the stones the workmen found
作業員たちが見つけた石だけだった
All this time the river flowed
その間、川はずっと流れていた
Endlessly to the sea
果てしなく海へと
If I had my way
もし僕が儀式を執り行えるなら
I’d take a boat from the river
川に小舟を浮かべたのに
Men go crazy in congregations, they only get better one by one
人は群れるとおかしくなるけど、個々でしか良くなれないんだ
(Hey, hey, hey)
Men go crazy in congregations, only get better one by one
人は群れるとおかしくなるけど、個々でしか良くなれないんだ
Yeah, yeah, yeah [x6]
Yeah, yeah, yeah, yeah…all this time
ああ…その間ずっと
和訳リンク
曲情報
「オール・ディス・タイム」はイギリスのミュージシャン、スティングの楽曲。
この曲は、1990年12月31日にシングルとしてリリースされ、スティングの3枚目のスタジオアルバム『ソウル・ケージ』(The Soul Cages)に収録された。
スティングはこの曲はやれないと言った
『…all this time』のDVDの映像には、9.11の直後にショックを受けたスティングとそのサポートメンバーたちが会議を開く様子が収められているが、選曲してふさわしい曲だけをやるべきだという意見が出た後、スティングはセットリストを読み上げ「”ア・サウザンド・イヤーズ”はやれる。”パーフェクト・ラヴ”もいい。”オール・ディス・タイム”はやれないな。だめだ」と言い、セットリストが書かれた紙をテーブルに投げた。
これは父親の死に言及する曲だが、曲調がかなり明るい。それがおそらく「やれない」と言った理由だろう。
しかし、この曲にはある象徴的なラインがあって、それは9.11の直後にふさわしいものだった。それが以下のラインである。
Men go crazy in congregations, they only get better one by one
人は群れるとおかしくなるけど、個々でしか良くなれないんだ
ちなみにcongregationはケンブリッジ英英辞典では「礼拝と祈りのために宗教的な建物に集まった人々のグループ」と定義され、その他の意味は掲載されていない。collins英英辞典でも同様に「宗教的な礼拝に出席している人、または定期的に宗教的な礼拝に出席している人々は、congregationと呼ばれます」と宗教的な集まりであること以外の意味については言及されていない。そして、この曲の歌詞は父親の葬式という宗教的儀式をテーマにしている。つまり、このラインのcongregationは宗教的な儀式・行為のために集まった人々という意味で、これが9.11の状況にぴったりとはまる歌詞となっている。
解釈
▼以下の通常版の方で解説しています。