【曲解説】The Prodigy – World’s On Fire

動画

オーディオ

2008年のサマソニでのパフォーマンス

曲情報

「ザ・ワールズ・オン・ファイア」はザ・プロディジーの2009年のアルバム『Invaders Must Die』に収録された曲。

Outlanderの「Vamp」からのサンプリング。1:00~該当部分が始まる。

またこの曲はThe Breedersの「I Just Wanna Get Along」からもサンプリングしている。0:57~

の女性の声の部分。

歌詞の意味

この曲は内側の限界が暴走し、精神の警報が鳴りっぱなしになっているような極端な緊張状態を描いている。繰り返される「hair’s on fire」「world’s on fire」は現実の火事ではなく、心の中でパニックや怒り、不安が燃え上がっている様子を象徴していて、「too close to the wire」は爆発寸前の危険な境界に立っているという意味を強調する。相手に向けられる「you’re so special, why aren’t you dead?」という歪んだ言葉は、強烈な苛立ちや破壊衝動が抑えきれなくなった状態での皮肉や憎悪を示しており、理性のブレーキが限界に近づいていることを物語っている。世界が崩れ落ちそうな感覚と自分自身が制御できない焦燥が混ざり合い、パニックの渦中で走り続けるような狂気じみたエネルギーが曲全体を貫いている。

error: Content is protected !!