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歌詞&和訳
Well it’s all in your mind
まあ、すべては君次第だ
It’s all in your mind
すべては君次第
Well it’s all in your mind
まあ、すべては君次第だ
And I wanted to be
そして僕はなりたかった
I wanted to be
僕はなりたかった
Wanted to be your good friend
なりたかった、君の良い友達に
Well I cannot believe
いやあ、信じられないよ
You got a devil up your sleeve
君の中に悪魔が潜んでいたなんて
And he’s talking to me
そして僕に話しかけてくるなんて
And I cannot believe
信じられないよ
And I wanted to be
そして僕はなりたかった
I wanted to be your good friend
なりたかった、君の良い友達に
You’re all scared and stiff
君は怯えてこわばっているね
A sick stolen gift
趣味の悪い盗品のギフト
And the people you’re with
そして君と一緒にいる人たちも
They’re all scared and stiff
みんな怯えてこわばっているね
And I wanted to be
そして僕はなりたかった
和訳リンク
曲情報
「イッツ・オール・イン・ユア・マインド」は、ベックのアルバム『One Foot In The Grave』(ワン・フット・イン・ザ・グレイブ)からのアウトテイクで1995年にシングルとしてリリースされたが、アルバム未収録曲のままであった。
2002年にアルバム『Sea Change』をプロデューサーのナイジェル・ゴドリッチと制作していた際に、 ベックが新曲の録音を始める前にこの曲を何気なくかき鳴らしたことで、ゴドリッチがこれに夢中になって「我々はそうしなければならない」と言って収録されることになった。驚くほど異なる再録音バージョンは、ベックによって「進化した曲」と評された。この録音はより広く知られることになった。
解釈
上記で説明した通り、この曲は元々あった曲をゴドリッチが『Sea Change』に入れることを熱心に勧めた曲であるが、婚約者に浮気をされた当時のBeckの状況にぴったりと当てはまる歌詞になっている。
Well it’s all in your mind
まあ、すべては君次第だ
日本語訳では「君の思い過ごしだ」「君の気のせいだ」「すべては気の持ちようだ」「君の被害妄想だ」などと訳されるが、訳し方によってかなり意味が変わってくる。
しっかりと説明するなら「現実に対する君の認識は完全に君の考えと信念によって形作られる」というバイアスについての言葉である。
ここでは「思い過ごし」や「被害妄想」と訳せるほど、この部分の文脈が明らかになっていないため、汎用性の高い「君次第」という訳を採用した。
A sick stolen gift
趣味の悪い盗品のギフト
stealは盗むという意味だが、盗むということは、それをしているところを見られないようにしながら、何かを素早く行うこと、ということである。これは不倫・浮気と合致する。
sickは日本語の「ヤバイ」と同じで良い意味にも悪い意味にも使えるが、ここでは悪い意味だろう。
その他の動画
1995年のバージョン。デモテープレベルの素朴な編曲になっている。