【曲解説】Radiohead – Creep

動画

MVはブレット・ターンブルが監督し、ゾディアックと呼ばれるオックスフォードのクラブで撮影された。

曲情報

「クリープ」は1992年にレディオヘッドのシングルとしてリリースされ、1993年にデビュースタジオ・アルバム『Pablo Honey』に収録された曲。

歌詞の意味

RadioheadのCreepはバンドを結成する前に書いた曲だった

トム・ヨークは、1987年にイギリスのエクセター大学の学生だったときにこれを書き、最初にそれをアコースティックで録音した。まだバンドを結成する前だった。

デモ版をコリン・グリーンウッドに渡して聴かせ、コリンはそれを聴いてバンドの結成を手伝った。バンドは大学を卒業し、1991年にレコード契約を結んだ。

パクリ曲だった

トム・ヨークはThe Holliesの1972年の曲「The Air That I Breath」という曲を元にこの曲を作った。「Creep」をリリースした後にRadioheadは作曲のロイヤリティを共有することに同意したため、クレジットにはヨークの他に「The Air That I Breath」の作曲者であるハモンド、ヘイズルウッドの名前が記載されている。

fuckingがveryになったことで曲から怒りが失われた

歌詞の”fucking”の部分はラジオ用に”very”に歌詞が直され再度録音された。このことをトムは後悔していると後に語った。トムによると、「結果として歌は怒りを失った」とのこと。

というわけで、強調を表すfuckingを、怒りを表すためにクソと訳した。

サビ前のギターノイズはジョニーが曲を妨害しようとした結果だった

コーラスに先立つ3回のギターノイズの爆発は、ジョニー・グリーンウッドがあまりにも「弱虫」と見なした曲を妨害しようとした結果。

プリンスがカバー。シャルロット・チャーチが絶賛。

2008年にプリンスがライブでこの曲をカバーした。

シャルロット・チャーチ(Charlotte Church)はこの曲を自分が書きたかったと前置きした上で、「これは全ての音楽の境界線を超えるものよ」と語った。

Creepに出てくる「彼女」には実際のモデルがいた

またこの曲に登場するshe(彼女)は実際のモデルがいたようで、そのことを公言したことをトムは後悔していると言う。

“I got into a lot of trouble over that. I shouldn’t have admitted to her being a real person.”「そのことで多くのトラブルに巻き込まれたよ。彼女が実在の人物であることを認めるべきじゃなかった」

“I’m sure she didn’t give a shit, really. She never gave a shit. She wasn’t even that nice, anyway…”「確信してるけど彼女は興味を示さなかったよ、本当に。彼女は決してちっとも気にかけなかった。どちらにしろ、彼女はそんなに素敵でさえなかった」(トム・ヨーク談)

ライブ動画

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