【曲解説】LE SSERAFIM – No Celestial

動画

▼CD音源のfuckin’バージョン

▼配信音源のfreakin’バージョン

曲情報

「ノー・セレスチャル」は韓国のガールズグループ、ルセラフィムが2022年10月17日にリリースした2枚目のミニアルバム『アンチフラジャイル』に収録された曲。

歌詞の意味

この曲は、“完璧な天使”や“手の届かない女神”のように扱われることを拒み、飾らない自分として生きたいという強い意志を描いている。周囲が勝手に作り上げる幻想や役割を壊し、自分の声を自分の言葉で届けたいという姿勢が軸になっている。

主人公は、理想化されたイメージを象徴する“偽りの羽”を自ら引き剝がし、地に足をつけて現実の自分として立つことを選ぶ。外から投げつけられる騒がしい評価や期待にはもう疲れ切っていて、必要なのは取り繕うことではなく、“等身大の自分を信じてくれる味方”だと語る。

曲全体を通して、強さと脆さが同時に描かれており、自分は完全無欠の存在ではないけれど、だからこそ本当の自分でいたいという真っ直ぐな気持ちが表現されている。周囲の声に惑わされず、恐れず、地に足をつけて自分自身として立つというメッセージがこの楽曲の核になっている。

「fuckin’」と「freakin’」バージョンの違い

この曲のサビの歌詞は、CDでは「fuckin’」だが、配信では「freakin’」になっている。どちらも単に強調を表すためだけに用いられる単語であるため、文全体の意味に影響はない。fuckingは汚い言葉であるため、放送コードに引っかかる場合がある。

タイトル「No Celestial」の意味

タイトルの「No Celestial」は複数の解釈ができるが、自分がもはや堕天したから「天上のものではない」という意味とも取れるし、「神聖な(崇高な)存在なんていない」という意味にも取れるし、「天上界反対」「天上のもの(神聖なもの)を拒絶する」という意味で、ルシファーや堕天使のテーマと関連して、神への敵対的な意思を示す言葉とも取れる。

down to earthとは?

down to earthは慣用句として「実用的、実際的、合理的、現実主義的、堅実な」などの意味があるが、この歌詞では直訳的な意味である「地に向かって降りる」という意味が文脈的に完璧に当てはまり、おそらく作詞者の意図もそこにあると思われる。

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