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2001年9月11日『…all this time』ライブパフォーマンス

Ten Summoner’s Tales
Sting

Fields of Gold: The Best of Sting 1984–1994
Sting

…all this time
Sting
曲情報
「Fields Of Gold」(フィールズ・オブ・ゴールド)は、イギリスのミュージシャン、スティングが作詞作曲、演奏した曲である。スティングの4枚目のスタジオアルバム『テン・サマナーズ・テイルズ』(1993年)に初めて収録された。スティングとヒュー・パジャムの共同プロデュースによるこの曲は、1993年6月7日にA&Mレコードからシングルとしてリリースされ、全英シングルチャートで16位、米国ビルボードホット100で23位に達した。
スティングは『Lyrics By Sting』の中で、16世紀に建てられたウィルトシャーのマナーハウスからの眺めについてこう語っている。「イギリスでは、我が家は大麦畑に囲まれていて、夏には金色の海の波のように、きらめく表面を風が吹き抜ける様子を見るのが魅力的なんだ。その光景には、風が大麦に愛を注いでいるかのような、本質的にセクシーな、原始的な何かがある。恋人たちはここで誓いを立て、季節の心地よい循環によって絆が強められたに違いない」
歌詞の意味
この曲は大麦畑の情景を背景に、愛の記憶と時の経過を静かに映し出す内容になっている。西風や黄金色の畑といった繰り返される自然の描写が、恋人たちが過ごした夏の日の記憶と結びつき、失われてもなお心に残る親密な時間として語られる。語り手は過去に過ちもあったと認めながら、残された日々には誠実であると誓い、その誓いが畑を歩く行為と重ねられている。年月が過ぎて子どもたちが同じ場所で遊ぶ光景が描かれることで、記憶が個人の体験を超えて風景の一部として受け継がれていく構図が提示される。全体として、この曲は愛の時間が自然の中に永く刻まれるという主題を穏やかに描いている。


