【和訳】Radiohead – Blow Out

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歌詞&和訳

In my mind
頭の中で
And nailed into my heels

かかとを釘で打ちつけて
All the time

いつだって
Killing what I feel

感情を殺してる

And everything I touch
そして俺が触れるとみんな
(all wrapped up in cotton wool)

(すべては脱脂綿に包まれている)
(all wrapped up in sugar-coated pills)

(すべては砂糖でコーティングされた錠剤に包まれている)
Turns to stone

石に変わってしまう
And everything I touch

そして俺が触れるものすべて
(all wrapped up in cotton wool)

(すべては脱脂綿に包まれている)
(all wrapped up in sugar-coated pills)

(すべては砂糖でコーティングされた錠剤に包まれている)
Turns to stone

石に変わってしまう

I am fused
俺は結合している
Just in case I blow out

万が一の爆発に備えて
I am glued

俺はがっちり固めている
Just in case I crack out

万が一、心が壊れた場合に備えて

And everything I touch
そして俺が触れるとみんな
Turns to stone

石に変わってしまう
Everything I touch

俺が触れるものすべて
(All wrapped up in cotton wool)

(すべては脱脂綿に包まれている)
(All wrapped up and sugar-coated)

(すべては砂糖でコーティングされた錠剤に包まれている)
Turns to stone

石に変わってしまう

和訳リスト

曲情報

 「ブローアウト」は1993年に発売されたレディオヘッドのデビュースタジオ・アルバム『パブロ・ハニー』に収録された曲。そしてジョニー・グリーンウッドが『パブロ・ハニー』で一番好きな曲で、シングルカットしたがっていたが結局実現しなかった。

解釈

In my mind
頭の中で
And nailed into my heels

かかとを釘で打ちつけて

 かかとを釘で打ち付けているのは思いのままに行動できない自身の消極性に対しての比喩。

(All wrapped up in cotton wool)
(All wrapped up and sugar-coated)

 ”wrap someone (up) in cotton wool“は直訳すると「コットンウール(綿花・脱脂綿)で誰かを包む」、意味は「誰かを慎重に保護する」。
 ”sugar-coated pills“は薬を飲みやすくするために砂糖でコーティングされた錠剤のこと。

 主人公は内向的で、消極的で、自分を守るために危険を冒さず、自分の心を堅く守っている。

And everything I touch
そして俺が触れるとみんな
Turns to stone

石に変わってしまう

 この部分は、初めに聞いた時はコミュニケーション能力の低い語り手が喋ると場の空気が凍りつくことを言っているのだと解釈していたが、普段自分を守るために感情を殺して生きている語り手が、その過剰な消極性のために全てを価値のない石ころに変えてしまっていると解釈した方が文脈的に自然である。

 いつだって感情を殺していると言うことは、笑いもしないし、喜んだりもしないということで、そんな状態の主人公が[楽しい / 嬉しい][環境 / 状況 / 人物]に遭遇しても[楽しくない / 嬉しくない]ものに変わってしまうということ。

その他の動画

 トムは1996年3月22日にカナダのバンクーバーのCBCラジオでこの曲のアコースティック・バージョンを演奏し、ザ・ポウジーズのジョン・アウアーがドラムを、ケン・ストリングフェローがギターを演奏した。

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