【曲解説】Radiohead – Bullet Proof.. I Wish I Was

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オーディオ

日本でのジョニーとトムのアコースティックバージョン。

曲情報

「Bullet Proof.. I Wish I Was」は1995年にリリースされたレディオヘッド2枚目のスタジオアルバム『The Bends』の収録曲。

トム・ヨークはこの曲のタイトルについて、自分がそれほど傷つきやすくなければよかったのに、という意味だということをほのめかしている。

2008年4月のQマガジンによると、ヒューヒューという効果音と幽霊のようなクジラの鳴き声は、ギタリストのジョニー・グリーンウッドとエド・オブライエンによって即興で作られたもの。

エド:コントロールルームから「3分間フーフーという音を立ててください」と大声で言われたときは「くそったれが!」と思ったよ

トム:ロサンゼルスで間違えてヤバイ地域をリムジンで走り回ったら、誰かがそれに怒って真っ黒なスモークガラスに向かって発砲するかもしれない。

Answerphone, 1995年3月下旬から4月頃

歌詞の意味

この曲では、心の中の痛みや自己破壊的な感情がテーマとなっている。歌詞全体を通じて、自分が少しずつ壊れていく過程が描かれており、その感情をどうにかしたいという強い願望が伝わってくる。特に、外的な力や他者の影響によって自分が作り変えられ、支配されていく感覚が強調されている。

「弾丸に耐えられる自分」を望むことで、自分を守り、傷つかないようにしたいという気持ちが表現されているが、その強さが果たして本当に求めているものなのか、自分を失うことにならないのかという疑念も感じられる。傷つきやすさや脆さを抱えながら、それでもどうにか自分を守ろうとする気持ちが描かれ、最終的にはその痛みと共存するしかないのか、というような苦悩を表している。

Stirring up?Tearing up?

tooth by tooth / Tearing up~
俺の中を引き裂いていく

Tearing up」の部分は「Stirring up」(引っ掻き回している)という歌詞がネット上に流布しているが、これは「tooth」の「too」部分だけを歌った後、一度切って、「th」と「tearing」をくっつけて歌っているためそう聞こえているだけである。

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