【曲解説】Radiohead – Karma Police

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「カーマ・ポリス」は1997年にリリースされたイギリスのロックバンド、レディオヘッドの3枚目のスタジオアルバム『OK Computer』に収録された曲。

インタビュー情報

「カーマ・ポリス」
ポップミュージック(ボーイ・ジョージ、ジョージ・ハリスンなど)における「カーマ」という言葉のゾッとするような実績を無視して、レディオヘッドはそれを使ってオーウェリアンな未来像を映し出し、素晴らしい曲に仕上げた。

ジョニー:ツアー中しばらくの間、それがバンド内で流行っていたフレーズだったんだ。誰かが特にひどい振舞いをしているときはいつも「カーマ・ポリスが遅かれ早かれ彼を捕まえるだろう」って言うんだ。結局、そういうものに頼るしかないんだよね、たとえそれが仲間内で冗談を言っているだけにすぎなくても。でも、それは復讐のためじゃなく、ただ自分の振舞いに満足した状態でいるためなんだ。

印象的な歌詞:俺たちに手を出したらこうなるんだ…

トム:カーマは重要なアイデアだ。僕は好きだよ。人に優しくなれる。喜びでいっぱいになる。この曲は僕を笑わせてくれる。エドのアイデアなんだ。

メロディーメーカー 1997年5月31日

Q:しかし、恨みを抱くことを理解できますか? その傾向がある場合、それはその人の性格に深く根付いた部分です。

トム:他にも日々対処しなければならないことがたくさんあるから、それをリストに加えることはできないよ。僕はすぐにストレスを感じてしまうし、人にそういう目で見られると(唇を巻いて悪意を示す演技をする、笑)、もう耐えられないんだ。それがこのアルバムの多くのテーマなんだ。それが「カーマ・ポリス」だよ。ジョークでもあるんだけどね。「カーマ・ポリス、この男を逮捕しろ」ってね。まったく本気じゃないんだ。みんなに気づいて欲しいね。

Qマガジン 1997年10月号、アトランタとワシントンを往復する休日のインタビュー

Q:インタビューで、一番曲の真意をよく聞かれるのはどの曲ですか??

エド:国にもよるけど、ドイツでは「カルマ・ポリス」に熱心だね [ドイツ語の発音で]。そうそう、カルマ。70年代は、そう、カルマ。インスタント・カルマ、ジョン・レノン。かっこいいよね。

セレクト・マガジン1997年12月号、10月下旬のフィレンツェでのインタビューより

これは大企業で働かなきゃいけない人のための歌だ。これは上司に対する歌だ。中間管理職なんてクソだ!ははは

Vox、1997年7月、トム・ヨークによる『OKコンピューター』の曲ごとのガイドより

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