【和訳】Radiohead – Let Down

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歌詞&和訳

[Verse 1]
Transport, motorways and tramlines

輸送、高速道路、線路
Starting and then stopping

出発、その後停車
Taking off and landing

離陸、着陸
The emptiest of feelings

空虚な気持ち
Disappointed people

失意の人々は
Clinging on to bottles

ボトルにしがみつき
And when it comes it’s so, so disappointing

そして、それが実現すると、とてもがっかりする

[Chorus]
Let down and hanging around

落ち込んで無為に過ごしている
Crushed like a bug in the ground

土の中の虫のように潰されて
Let down and hanging around

落ち込んで無為に過ごしている

[Verse 2]
Shell smashed, juices flowing

殻が砕け、体液が流れ
Wings twitch, legs are going

羽がピクピク、足がバタバタ
Don’t get sentimental

感傷的になるな
It always ends up drivel

いつだって戯言に終わるんだから

[Pre-Chorus]
One day I am gonna grow wings

いつの日か羽が生えてくる
A chemical reaction

化学反応が起きて
Hysterical and useless

ヒステリカルで無益
Hysterical and

ヒステリカルで

[Chorus]
Let down and hanging around

落ち込んで無為に過ごしている
Crushed like a bug in the ground

土の中の虫のように潰されて
Let down and hanging around

落ち込んで無為に過ごしている

[Bridge]
Let down again

またがっかりする
Let down again

またがっかりする
Let down again

またがっかりする

[Verse 3]
You know, you know where you are with

君はわかってる、君は自分がどこまで来てるかわかってる
You know where you are with

君は自分がどこまで来てるかわかってる
Floor collapsing

床がバラバラになって
Floating, bouncing back

弾け飛んでいる

[Pre-Chorus]
And one day

そしていつの日か
One day I am gonna grow wings

いつの日か羽が生えてくる
A chemical reaction

化学反応が起きて
(You know where you are)

(君は自分がどこにいるのかわかっている)
Hysterical and useless

ヒステリカルで無益
(You know where you are)

(君は自分がどこにいるのかわかっている)
Hysterical and

ヒステリカルで
(You know where you are)

(君は自分がどこにいるのかわかっている)

[Chorus]
Let down and hanging around

落ち込んで無為に過ごしている
Crushed like a bug in the ground

土の中の虫のように潰されて
Let down and hanging around

落ち込んで無為に過ごしている

和訳リンク

曲情報

 「レット・ダウン」は1997年にリリースされたイギリスのロックバンド、レディオヘッドの3枚目のスタジオアルバム『OK Computer』に収録された曲。

 この曲はライブで再現するのが難しい曲であるため、レディオヘッドがステージで演奏することはほぼなかった。

 バンドはこの曲をシングルとして企画し、まずアメリカで、次にイギリスでリリースする予定だった。彼らはアメリカのラジオ向けにプロモを発表したが、お金を払って制作してもらったビデオを見てそれが嫌になり、自分たちのポケットマネーから10万ポンドを出して廃案にすることを決めた。この曲はシングルとしてリリースされることはなく、「Lucky」に取って代わられた。

インタビュー情報

ジョニー・グリーンウッド:崇高で幻想的で、鳴り響くギターがいっぱい。「輸送、移動、匿名性のテーマが音楽と調和している。」
Unknown

トム:クラブで腹が立ったとき、長年考えてきた中で最も面白い考えが突然ひらめいたんだ。もし飲んでいる人全員がボトルにぶら下がっていたらどうなるだろうって…ボトルが紐で天井から吊るされていたとしたら。床が陥没して、みんなにとって足場がボトルだけだったら?これは閉じ込められることへの大きな恐怖についても描いているんだ。
Unknown

Q:『OK Computer』の「Let Down」では、「感傷的になるな。結局はいつも戯言に終わる」とありますが、それは自分自身を戒めているんですか?

トム:完全にね。感傷的とは、感傷的になるというそれ自体の目的のために感情的でいるということだ。僕らは感傷的になって苦しめられ、感情を吐き出すんだ。それが「レットダウン」だ。すべての感情が偽物だと感じること。というか、車の広告だろうとポップソングだろうと、すべての感情は同じ平面上にあるんだ。
Qマガジン、1997年10月(アトランタとワシントンの間の休日)

トム:例えば「Let Down」、あの曲はレコーディングしたとき……すでに飽きかけていたんだ。で、なんとか飽きる前のバージョンを作ってみたんだけど、完全にはバージョンダウンさせることはできなかった。それから、個人的には、この曲のボーカルを担当したことで、完全に悪夢を見たよ。
だって、僕はもう飽き飽きしてたし、曲を理解することもできなかった。そして今にして思う……完成してからもう1年になるのかな、とにかく……今はちょっと気に入っているよ。

1998年2月19日、オーストラリア

エド:僕らは多様性を意識しているんだ。「ノー・サプライゼズ」のギター・サウンドは(ビーチ・ボーイズの)『ペット・サウンズ』を思い起こさせるはずだったし、「レット・ダウン」はフィル・スペクターへのオマージュだったし、「イグジット・ミュージック」は作曲家エンニオ・モリコーネの雰囲気だ。「エアバッグ」は DJシャドウのようなことをしようとした試みだったけど、僕たちはそういう音楽を演奏するために必要な対価を支払ってこなかったから、望んでいたものを得ることができなかった。でも、そのような道を進むことで、自分たち独自のものを見つけることができたよ。
ギターワールド、1998年4月

ジョニー・グリーンウッド:アンディ・ウォーホルはかつて、自分自身の退屈を楽しむことができると言った。「レット・ダウン」はそのことを歌っている。トランジットゾーンの感覚だ。あなたはある空間にいて、あらゆる印象を集めているんだ。でも、すべてがとても空虚に思える。もう地球を制御することはできない。同じようにそこを歩いている何千人もの人々から自分の存在がとても遠くに感じられるんだ。
『Humo』誌1997年7月22日号

気づいたこと

Crushed like a bug in the ground
土の中の虫のように潰されて

 歌詞にワーム(worm)を多用することでおなじみのトム・ヨークの隠れたワーム作品。