【和訳】Radiohead – Climbing Up the Walls

動画

歌詞&和訳

I am the key to the lock in your house
僕は君の家の鍵だ
That keeps your toys in the basement

それは君のおもちゃを地下室にしまっておくためのものだ
And if you get too far inside

もし君が中に入りすぎると
You’ll only see my reflection

反射した僕の姿を見ることになるだけだ

It’s always best with the covers up
覆った状態が一番だ
I am the pick in the ice

僕は氷の中のピックだ
Do not cry out or hit the alarm

泣き叫んだり、アラームを鳴らしたりしないで
You know we’re friends till we die

僕らは死ぬまで友達だよ

But either way you turn
でも君がどっちを向いても
I’ll be there

僕はそこにいる
Open up your skull

君の頭蓋骨を開けてごらん
I’ll be there

僕はそこにいる
Climbing up the walls

半狂乱になっている

It’s always best when the light is off
明かりが消えているときが一番いいんだ
It’s always better on the outside

いつだって外の方が良いんだ
Fifteen blows to the back of my head

僕の後頭部に15発の打撃
Fifteen blows to your mind

君の心に15発の打撃
So lock the kids in a safe tonight

だから今夜は子供たちを安全なところに閉じ込めて
Shut the eyes in the cupboard

食器棚の中で目を閉じて
I’ve got the smell of a local man

地元の男の匂いがする
Who’s got the loneliest feeling

そいつは誰よりも孤独を感じている男だ

But either way you turn
でも君がどっちを向いても
I’ll be there

僕はそこにいる
Open up your skull

君の頭蓋骨を開けてごらん
I’ll be there

僕はそこにいる
Climbing up the walls

半狂乱になっている

Climbing up the walls
半狂乱になっている
Climbing up the walls

半狂乱になっている

和訳リンク

初期バージョン 歌詞&和訳

I am the key to the lock in the dress
僕はドレスの鍵なんだ
that keeps your toys in the basement

君のおもちゃを地下室にしまっておくね
and if you get too far inside

そして、君があまりに中に入りすぎると
you’ll only see my reflection

鏡に映った僕の姿を見るだけだ

I am her face when she sleeps tonight
僕は彼女が今夜眠るときの顔だ
I am the smell of a fear

僕は恐怖の匂いだ
do not cry out or make a sound

泣き叫ばず、音を立てず
we are friends till we die

僕たちは死ぬまで友達だ

and either way you turn, I’ll be there
君がどっちを向いても、僕はそこにいる
open up your skull, I’ll be there

君の頭蓋骨を開いてごらん、僕はそこにいる
climbing up the walls

半狂乱になっている

it’s always best when the light is off
明かりが消えているときが一番いいんだ
it’s always better on the outside

外はいつも最高だ
it’s in the crack of your waning smile

それは君の消えゆく笑顔の隙間にある
fifteen blows to your mind

君の心に15発の衝撃が走る

so lock the kids up safe tonight
今夜は子供たちを安全なところに閉じ込めて
and shut the eyes in the cupboard

そして食器棚の中で目を閉じて
I am the smell of a local man
who gets the loneliest feeling

僕は最も孤独を感じている地元の男の匂いだ

and either way you turn, I’ll be there
君がどっちを向いても、僕はそこにいる
open up your skull, I’ll be there

君の頭蓋骨を開いてごらん、僕はそこにいる
climbing up the walls

半狂乱になっている

Climbing up the walls
半狂乱になっている
Climbing up the walls

半狂乱になっている

曲情報

 「クライミング・アップ・ザ・ウォールズ」は1997年にリリースされたイギリスのロックバンド、レディオヘッドの3枚目のスタジオアルバム『OKコンピューター』に収録された曲。

 『OKコンピューター』のレコーディング中にRadiohead.comに掲載された文章の中には次のような文言があった。

climbing up the walls*both managers and record company are nervous about such a nasty sound coming out of the speakers. this is a good sign.

半狂乱になっている*マネージャーもレコード会社も、スピーカーからこんな不快な音が出ることに神経質になっている。これは良い兆候だ。

インタビュー情報

トム:これは言葉では言い表せないほどのことなんだ。それこそ頭蓋骨を砕かれるようなものだ。「Care In The Community」が始まった頃に精神病院で働いていたんだけど、僕らみんな、これから何が起こるかわかっていたんだ。この国で起こる最も恐ろしい出来事のひとつだ。僕らがこれをレコーディングしたとき、激しい雹が降っていた。それがムードを盛り上げているようだった。

毎晩頭の中で想像している目がガラス越しに燃え上がるのを見ると、カーテンを開けたまま眠れなくなる人もいる。 多くの人は寝室に非常ボタンを設置していて、不穏な侵入者がやって来れば手を伸ばして警報を鳴らすことができる。この曲は食器棚の怪物についての曲だ。
Unknown

Care In The Communityとは、精神疾患や精神能力の低下を抱えた人々が、治療と援助を受けながら自宅での生活を続けることが許可され、入院させられないシステム。

解釈

誤った歌詞情報

○ It’s always best with the covers up
✕ It’s always best when the colour is off

○ waning
✕ waiting

 初期バージョンの歌詞がファンの耳コピによって「it’s in the crack of your waiting smile」となったバージョンが流布しており、またライブ映像を見てもトムは「waiting」と言っているように聞こえるが、『OKコンピューター』の歌詞カードには「crack of your waning smile>」となっているためそちらを採用した。意味的にも「徐々に弱まる、薄れる」の方が当てはまる。

訳解説

You’ll only see my reflection「反射」って何?

 トムがインタビューで答えているように、ガラスに反射した人の姿のこと。精神病院に入院している患者が、窓や食器棚のガラスに反射した姿に怯えていることからこの歌詞が生まれた。

It’s always best with the covers up 「覆った状態」って何?

 ガラスに反射する姿が怖いので、窓はカーテンを締めて、食器棚のガラスにもカバーをかけるということ。

I am the pick in the ice「氷の中のピック」って何?

 精神病の人の心の壁を壊すというフレンドリーな意味に捉えることもできるし、恐怖を煽るようなホラー的な雰囲気を演出する歌詞として捉えることもできる。

Do not cry out or hit the alarm「泣き叫んだり、アラームを鳴らしたりしないで」って何?

 トム「多くの人は寝室に非常ボタンを設置していて、不穏な侵入者がやって来れば手を伸ばして警報を鳴らすことができる。」

「君がどっちを向いても、僕はそこにいる」って何?

 病院のベッドで寝ている際にどっちを向いてもいるということ。この曲の主人公は精神病患者が見る幻覚か何か?

「Climbing up the walls」の訳は?

 壁をよじ登ろうとする程、怒りや不安で狂ってることを表すイディオム。

明かりが消えているときが一番いいのはなぜ?

 反射しないから。