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曲情報
「Mantra」(マントラ)はJENNIE(ジェニー)の曲。この曲は、2024年10月11日にオッドアトリエとコロンビアレコードを通じてリリースされ、彼女の次のデビュースタジオアルバムからのリードシングルとしてリリースされた。これはジェニーの自身のレーベルからの初のリリースであり、 2023年にソロアーティストとしてYGエンターテインメントとインタースコープレコードを離れて以来の初のソロシングルである。この曲は、ジェニー、クラウディア・ヴァレンティーナ、イザベル・カールソンを含むさまざまな寄稿者によって作詞作曲され、ジャンパ、エル・ギンチョ、セルバン・カザンによってプロデュースされた。ディスコのベースラインを取り入れたダンスポップと評され、歌詞はガールパワーを称賛している。
パリ・ファッション・ウィークのシャネル2025年春コレクションのショーで、ジェニーはヴォーグ誌にこの曲について「楽しくて明るいアンセムで、女性の力を讃え、すべての女性が自信を持って自分らしく輝くよう刺激を与えてくれる曲」だと語った。ステレオガム誌は、この曲をディスコ風のベースラインのポップソングと評し、一方ヒッツ誌は「ダンスポップの逸品」と呼んだ。
歌詞の意味
この曲は、美しさを外見だけでなく生き方そのものとして掲げ、仲間と共に自由に遊び、何にも乱されず楽しむ心を肯定するムードが満ちている。着飾ることも騒ぐことも、やりたい時にやるだけで、誰かに判断される筋合いはなく、自分たちが決めた機嫌と流れで一日が動くような軽やかさが響く。
冒頭から、街へ降り立つだけで空気を変えるような存在感が描かれ、仲間同士で互いを守り合う強い絆が軸になっている。無用な揉め事には関わらず、必要な時だけ適度に距離を置き、場の空気さえコントロールしてしまう余裕が漂う。
最初のパートでは、日常を楽しむ姿が細かい描写で浮かび、昼と夜で雰囲気を切り替えるテンポの良さや、予定より遅れても気にしない奔放さが魅力として提示される。深刻にならず、ただ女友達と遊ぶ時間を大切にする姿勢が、軽く弾むようなリズムとともに広がる。
後半では、外部の雑音や不快な存在をするりとかわし、仲間との時間と自分たちの光を守り抜くスタンスが強調される。誰にも曇らされない自信と、誰も真似できない輝きをルールのように掲げ、日々を楽しむための合言葉としての“マントラ”が曲全体を貫く。
結果として、可愛さや強さを好きなように混ぜ合わせ、友情も自由も気分も全部そのまま肯定するような、晴れやかで自分らしさ全開のアンセムになっている。
タイトル「Mantra(マントラ)」の意味は?
「マントラ」とは、もともとヒンドゥー教や仏教で使われる「真言」を指す言葉で、特定の言葉や音を繰り返し唱えることで、精神的な効果や集中を得ることができるとされている。現代の英語では、特に自己肯定やメンタル強化のために繰り返し心に留めておく「信条」や「座右の銘」といった意味で使われることがある。
ディフェンダーとは?
「Defender」は、Land Rover Defenderという名前の車種を指している可能性が高い。Land Rover Defenderは、イギリスのランドローバー社が製造している高性能SUVで、特に頑丈でオフロード走行に適していることから、アウトドアや冒険的なイメージを持っている。
その直後に「defend her」(彼女を守る)というフレーズが来ているため、この部分は韻を踏む目的で挿入されているだけで深く意味を考える必要はないかもしれない。
catch no strayとは?
「catch no stray」の「stray」は「stray bullet(流れ弾)」の略で、つまり「catch no stray」で「流れ弾に当たらない」「無関係な被害を受けない」といった意味になる。
stunnaとは?
「stunna(stunner)」はスラングで「非常に魅力的な人」を意味し、ここでは「驚くほど美しい」や「圧倒的に魅力的な女性」というニュアンスがある。
Mix meの意味は?
mix meはスラングで「かかってこい」「さあ、やろうぜ」という喧嘩を始めるためのフレーズとして使われることがある。
Check you like commasとは?
主語「I」が省略された形で、直訳すると「私はあなたをコンマのようにチェックする」となる。コンマは金額がでかくなっていくごとに付けられるもので、比喩的にお金を表すことがある。文章のコンマのことだとするとコンマのように注意深くチェックしているという意味になる。このフレーズは前のフレーズ「Mix me with the drama(私をドラマに巻き込まないで)」の後に続いて、警戒しているという意味に取れるため、「常に注意深く相手を品定めしてるわ」という訳にした。
▼お金の意味で使われるcommasが歌詞に含まれている曲
私はパジャマ??
この部分は比喩的で何を言っているのかわからなかったため直訳した。
In-N-Outとは?
In-N-Outとはイン・アンド・アウト・バーガーのこと。アメリカのファストフードのチェーン店で、主にカリフォルニア州と、オレゴン州からテキサス州までの南西部に店舗を構えている。この曲の冒頭に「L.A.に到着してすぐに」という歌詞があるが、イン・アンド・アウト・バーガーに言及することで、舞台がロサンゼルスであることを強調している。
Throw it backの意味は?
Throw it backは「お尻を振る」や「腰を動かす」という動作を指す。「all that ass」というフレーズもスラングで、主に大きなお尻や豊満な体型を称賛する表現。特に、ダンスの場面やセクシーな魅力を強調する文脈でよく使われる。したがって、全体として「Throw it back, all that ass」は「お尻を振って、そのセクシーさを見せつける」という意味で解釈できる。
▼aespaの「Armageddon」にもThrow it backという歌詞が出てくる。
ボニーたちって誰?
1930年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗や殺人を繰り返した犯罪者「ボニーとクライド」のことだと思われる。この2人は男女のカップルでロマンティックな関係を持っていた。
bihとは?
「bitch」(ビッチ)のスラング的な略語。ビッチは日本語の外来語としては女性に対する罵り言葉として知られているが、実際はとても広範な意味を持っている。ここでは愛情を込めた親友への呼びかけとして使われている。ラップなどの歌詞の中で使われる際は、自信を持っている女性が自分自身を「bitch」と呼ぶことで、強さや自己肯定感を表現していることが多い。
▼IVE – All Night(Feat. Saweetie)でもSaweetieが自分自身を指してbitchと呼んでいる。
ちなみにここでの「like」はフィラーであり、ただの意味のないつなぎ言葉なので、「っていうか」「みたいな」などのように適当に訳せる。ちなみにカリフォルニアでは、このフィラーとしての「like」を会話の中で頻繁に使う人が多い。
トラウマ?ドラマ?aespa?
ここでの「ドラマ」は予期せぬ出来事や状況のこと。
▼ちなみにaespaの「Drama」という曲のコーラスにも「ドラマ」と「トラウマ」という言葉がセットで使われているが、それはこの2つの単語が英語ではかなり似た発音で韻を踏むためである。







