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曲情報
「クライミング・アップ・ザ・ウォールズ」は1997年にリリースされたイギリスのロックバンド、レディオヘッドの3枚目のスタジオアルバム『OKコンピューター』に収録された曲。
『OKコンピューター』のレコーディング中にRadiohead.comに掲載された文章の中には次のような文言があった。
半狂乱になっている*マネージャーもレコード会社も、スピーカーからこんな不快な音が出ることに神経質になっている。これは良い兆候だ。
インタビュー情報
カーテンを開けたまま眠れなくなる人たちがいる。彼らは毎晩頭の中で想像する目が窓を突き抜けて自分を見つめているのを恐れてるんだ。寝室にパニックボタンを設置して、不穏な侵入者がやって来れば手を伸ばして警報を鳴らせるようにしている人も多い。この曲は食器棚の怪物についての歌だ。
Vox、1997年7月、トム・ヨークによる『OKコンピューター』の曲ごとのガイドより
トム:これは言葉では言い表せないほどのことについて歌っている。それこそ頭蓋骨を砕くような感覚のことだよ。「ケア・イン・ザ・コミュニティ」が始まった頃、精神病院で働いていたんだけど、そこでみんな、これから何が起こるかわかっていたんだ。この国で起きた中で最も恐ろしい出来事のひとつだと思う。なぜなら、その中には無害とは言えない人もたくさんいたから。僕らがこれをレコーディングしたとき、激しい雹が降っていた。それが曲のムードにさらに影響を与えた気がする。
2017年、『OK Computer』20周年を記念してローリングストーン誌に掲載されたレディオヘッドのインタビューより
※「ケア・イン・ザ・コミュニティ」(Care in the Community)とは、身体的・精神的な障害者を施設ではなく自宅で治療およびケアする英国の脱施設化政策のこと。地域社会によるケア。
歌詞の意味
It’s always best with the covers up 「覆った状態」って何?
ガラスに反射する姿が怖いので、窓はカーテンを締めて、食器棚のガラスにもカバーをかけるということ。
「Climbing up the walls」の意味は?
「Climbing up the walls」とは壁をよじ登ろうとする程、怒りや不安で狂ってることを表す慣用表現。
明かりが消えているときが一番いいのはなぜ?
ガラスに反射しないから。



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