【曲解説】Radiohead – No Surprises

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曲情報

「ノー・サプライゼズ」は1997年にリリースされたイギリスのロックバンド、レディオヘッドの3枚目のスタジオアルバム『OK Computer』に収録された曲。

トムは、これは自殺に関する曲ではなく、ザ・ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』のような雰囲気を狙っていたと主張している。

インタビュー情報

ノー・サプライゼズ
対照的に、このアルバムの中で最もシンプルで最もスタジアム向きの曲。宝石箱のチャイムを中心に構築されている。素敵だ。

コリン:人を怖がらせてからほっと和ませる。それがレディオヘッドのやり方なんだ。

エド:奇妙なことだけど、この曲はアルバムのために最初に作った曲なんだ。この曲がアルバム全体の曲調を決定付けるものではなかったけどね。もしこれが最初のシングルだったなら、このアルバムの代表曲としてアルバムの真の姿を伝えることはできなかっただろうね。ルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』みたいな感じかな。

コリン:いつかはシングルにしたいと思っているけど、約束はしていない。結局のところ、僕らはロックの新労働党なんだ。

印象的な歌詞:埋め立て地のようにいっぱいになった心…

トム:今日の流行は明日にはゴミになる。僕は感情のゴミ捨て場だ。

メロディーメーカー、1997年5月31日

歌詞の意味

「一酸化炭素とも握手して」という一節があるせいで、海外ではこの曲を自殺ソングだと解釈する人が多い。

しかし、トム・ヨーク本人がこの曲は自殺ソングではないと否定しており、レディオヘッドの公式サイトでトム・ヨークが頻繁にイギリスの環境政策への不満を漏らしていることから、この歌詞にある一酸化炭素は環境問題のことについて言っていると推測できる。ちなみに日本版CDの中に入っている薄っぺらい紙にもそのことについては言及されているので、日本人で勘違いしてる人は少ないと思われる。

これは毒されている、破片や廃棄物でいっぱいになっていることについての曲。『ワンダフル・ワールド』やマーヴィン・ゲイみたいなサウンドを目指したんだ。自殺の匂いはまったくないよ。新しく取り付けた二重窓のような音。すべてが希望に満ちていて、清潔で安全な感じだ。

Vox、1997年7月、トム・ヨークによる『OKコンピューター』の曲ごとのガイドより

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