【和訳】Elliott Smith – Clementine

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歌詞&和訳

[Verse 1]
They’re waking you up to close the bar

バーを閉めるために彼らが君を起こそうとしている
The street’s wet, you can tell by the sound of the cars

通りが濡れているのが車の音でわかる
The bartender’s singing “Clementine”

バーテンダーは「クレメンタイン」を歌っている
While he’s turning around the open sign

「OPEN」の掛け看板をひっくり返す間

[Chorus]
“Dreadful sorry, Clementine”

「本当にすまない、クレメンタイン」

[Bridge]
Though you’re still her man

君はまだ彼女の男だけど
It seems a long time gone

もう随分と時が経ったように感じる
Maybe the whole thing’s wrong

もしかしたら全てが間違っていたのかもしれない
What if she thinks so but just didn’t say so?

彼女がそう思っているのに、言い出せてないだけだったら?

[Verse 2]
You drank yourself into slow-mo

君は朦朧とするまで飲み
Made an angel in the snow

「エンジェル・イン・ザ・スノー」を生み出した
Anything to pass the time

時間を潰せるなら何だっていい
And keep that song out of your mind

そしてあの曲が頭から離れない

[Chorus]
“(Oh) Oh my darling
(Oh) Oh my darling
Oh my darling, Clementine

「ああ、私の愛しい、愛しいクレメンタイン
Dreadful sorry, Clementine”

本当にすまない、クレメンタイン」

和訳リンク

曲情報

 1995年にリリースされたアメリカのシンガー・ソングライター、エリオット・スミスの2枚目のスタジオアルバム『エリオット・スミス』に収録された曲。

解釈

クレメンタインって誰?

 タイトルにもなっている「クレメンタイン」は、アメリカの古い民謡である「いとしのクレメンタイン」のこと。西部開拓時代のゴールドラッシュに乗った鉱夫が、娘のクレメンタインを水没事故で亡くすという内容の曲で、“Dreadful sorry, Clementine”「本当にすまない、クレメンタイン」は歌詞の一節であり、溺れる娘を目にしながら、泳げない鉱夫が助けられなかった後悔を歌っている曲である。

「エンジェル・イン・ザ・スノー」って?

 「エンジェル・イン・ザ・スノー」(Angel in the Snow)は生前のエリオット・スミスの未発表曲の1つで、死後にリリースされたアルバム『New Moon』のDisc1の1曲目となった曲名でもある。この曲の歌詞では「エンジェル・イン・ザ・スノー」がドラッグであることを匂わせる内容となっている。